- ●マルチディスプレイのサポート
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最大で縦3台×横3台の9台のディスプレイを合わせて、1つのデスクトップとして使用することが可能になります。
例えば、ディスプレイを横に2台並べて置いた場合、最大で、2560*1024ドットという、倍の広さのデスクトップが使用できるということになります。
実際に、物理的に9台を接続できるかどうかは別として、1台のパソコンに複数のビデオカードを挿せば、それぞれがディスプレイに
別々の領域を描画することで、大きな1つの画面として複数のディスプレイを使うことができるようになります。
もちろん、境界が接していれば、大きさの違うディスプレイを並べて使うことも可能です。
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- ●メニュー表示専用フォントを用意
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「Windows95」では、システムがメニュー表示などに使用するフォントは、「MS Pゴシック」でした。
そして、全てのカタカナは、半角文字で表記されていました。
全角のカタカナを使用すると、間延びした感じがしてしまうので、半角が使用されていたのでしょう。
「Windows98」では、表示専用フォントとして、「MS UI Gothic」というフォントが用意されました。
このフォントは、ひらがなとカタカナが、少し縦長にデザインされており、メニューで使用しても、間延びした感じは出ずに、
見栄えが良くなっています。
半角のカタカナは、今後、使用されないようになるでしょう。
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- ●Internet Explorerとの統合
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「Windows98」では、発売時点での最新の「IE(Internet Explorer)」がバンドルされることになります。
β版では、現在公開されている「IE4.01」に、200箇所以上のバグを修正し、2000年問題に対応させたバージョンが付属していますから、
正式版でもそうなるでしょう。このバグ修正版IEは、単独ダウンロードが可能なようです。(未確認)
この統合によって、フォルダの表示も、フォルダウインドウ内に、はじめからHDDの残量などが絵で表示されるようになり、
画像ファイルは、ソフトを使って開くことなく、ウインドウ内で内容を確認したり、サムネイル表示もできるようになります。
この「IE」との統合に関する詳しいことは、このサイト内に設置している別ページ
「IE4.0を使おう!」内の
「シェル統合による新デスクトップ」ページを参照して下さい。
また、この件に関しては、アメリカでの司法省とマイクロソフト社の訴訟問題の結果次第で、変わってくる可能性もありますが、
審理の開始が9月に決定したので、それまでに発売されるパッケージに関しては、IE4.0は統合された状態で出荷されます。
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- ●その他のインターフェイス変更点
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タイトルバーの色指定に、2色のグラデーションが可能になりました。色を2つ指定すると、自動的にグラデーションにして
タイトルバーの色になります。
また、デスクトップテーマなど、「Windows95」では、オプションとして、「Microsoft Plus!」として販売されていた機能が
はじめから加わっています。
※
「Windows98」には、さらに機能を拡張する「Microsoft Plus!98」というパッケージも別売で販売されます。
この「Plus!98」に関しては、解説ページを設置してありますので、そちらをご覧下さい。
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