12時19分13秒 [ハードウェア]
これからパソコンを買いたいと思っている人へ。
最初に買うなら、デスクトップパソコンを買いましょう。ノートパソコンではなく。
どうしても置き場所がないなら仕方がないのですが、そうでないならデスクトップパソコンにした方がよいです。
ノートパソコンを買いたいという初心者の方々の多くは、「持ち運べてどこでも使えるから」という点を理由に挙げられますが、メインPCとして利用することを考えられたでかいノートパソコンは重たいです。持って歩くのは、あまり現実的ではありません。
私もノートパソコンは愛用してます。でも、それはメインPCではありません。移動途中の電車内などでも作業を継続できるようにするための、サブPCです。常に持ち運ぶことを考えているので、軽くて小さいノートパソコン(B5型990g)です。軽くて小さいということは、表示面積や拡張性などが犠牲になっているということです。
以下、デスクトップパソコンとノートパソコンの違いを挙げてみます。
◆コストパフォーマンス
デスクトップパソコンの方がコストパフォーマンスが良いです。大量生産される標準的なパーツばっかり使うので、同じスペック(性能)なら、デスクトップ用パーツの方が安くできあがります。その結果、デスクトップパソコンの方が安くなります。
◆ディスプレイのサイズ
ノートPCのディスプレイサイズには限界があります。でかいものは持ち運びにくいです(=持ち運ばないならノートにする理由が1つなくなります)。後から交換することもできません。
デスクトップなら、でかいディスプレイを選択することもできますし、ディスプレイサイズを後から変えることもできますし、複数台のディスプレイを同時に使うこともできます。
ディスプレイの大きさは、そのまま作業効率に繋がります。TVとは違って、でかければでかいほど、たくさんの情報が表示できますから。
◆拡張性
内蔵・外付けとも、ノートパソコンよりもデスクトップパソコンの方が拡張(あとから機器を追加したり交換したり)できます。ノートパソコンの場合、内部に空間など余っていないので、内側に新たな機能を追加することは不可能です。また、自力で内蔵機器を交換するのも、難しいでしょう。カードスロットがある場合(たいていあります)、そこから外付け機器を接続することは可能です。(でも外付けでいろいろ接続すると持ち運ぶことが現実的ではなくなります。)
デスクトップパソコンの場合、たいていは内部に空間が余っていますから追加したいものを追加できます。内部に追加できれば外見もスマートですし、何より「内蔵用機器」は(同じ機能の)「外付け機器」よりも安いです(独自の電源が不要だから)。また、コネクタも標準的なものはすべて付いているでしょうから、外付けという形でも機器を追加できます。ノートパソコンはスペースがないので、いくつかのコネクタは省略されているでしょう。(もっともUSBさえあれば良い、という話もありますが。)
◆寿命
拡張性が高いということは、いろんなことができるということもありますが、長持ちさせられるということでもあります。まるごと買い換えることなく、古くなったパーツを交換すればいいわけですから。
ですから、拡張性が高ければ高いほど、長持ちさせられます。
まあ、挙げればキリがない気もしますが、この辺で。
ノートパソコンに搭載されているポインティングデバイスが使いづらいという理由で、ノートパソコンにUSBマウスを刺して使っている人を見るたびに、デスクトップにしときゃいいのに…と思います。
まあ、置くスペースがないなら仕方ありませんが。
とにかく、最初の1台目には、デスクトップをお勧めします。
そもそも同スペックなら、デスクトップパソコンの方が価格が安いので、買いやすいでしょうし。
「ノートパソコンは持ち運べるから」と信じている場合は、自分の腕力とノートパソコンの重さをしっかり事前に考えておきましょう。軽いノートパソコンもありますが、表示面積などが犠牲になっているので、メインPCとして利用するのはつらいと思います。
(参考)パソコンを買うときに(@大学教員の日常・非日常)
あ、でもノートPCにはバッテリが搭載されているので、突然停電になったりコンセントが抜けたりしても、いきなり作業が中断されることはない、というメリットはありますね。^^;
(まあ、少なくとも自宅でそのような状況に遭遇したことはありませんが。)
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