12時11分03秒 [日々の生活]
岩元貴久さんのブログに「ワンセグの考察」というおもしろいエントリがありました。
アメリカの著名なビジネスフィロソファーであるジム・ローンが、セミナーの中で参加者にこう問いかけました。
「あなたの家にあるテレビの価格は、いくらでしたか?」
これに対し、参加者は300ドル(約3万6千円)と答えました。
ジムは「そんなことありません。テレビはそんなに安いものじゃないはずです」と言いました。
テレビという機械そのものは、だいたい3~4万円程度で買えます。でも、テレビ番組を視聴している自分自身の時給を考えれば、テレビを見ることは決して無料ではないはずです。自分にとって価値のない番組を見ている時間を考えれば、テレビの価格は決して3~4万円程度では済んでいないでしょうという話。
仮に自分の時給を3,000円だと考えた場合、1時間テレビ番組を視聴すれば、それはつまり、その番組を見るために3,000円払ったのと同じだということですね。
この話題に限ったことではないんだけど、確かロバート・キヨサキも「自分の時給を考えろ」みたいなことを本の中で書いてたような気がするんですが、「自分の時給」を考えると、ずいぶんともったいない時間の使い方をしてると思えることがよくあります。「時は金なり」と言っただけではいまいちピンと来ないんだけど、「時間を使う=自分の時給を消費する」ということなんですよね。
ソフトイーサの社長が以前、日経ソフトウェアか何かのインタビューに答えてたときに、「3日くらい悩んでアルゴリズムを考え出すよりも、解決策が書かれた本を買って読んだ方が、結果的に安く済む。」というような内容のことを喋ってた気がします。これも考え方は同じことで、自分の時給の消費量を考えれば、3,000円くらい出して本を買って読んだ方が安く済むということです。
試行錯誤することも大切だろうとは思うのですけど、レベルが低いうちに疑問に思うことというのは、たいてい多くの人も同じように疑問に思ってきたわけで、どっかに解決策は既にあるのですよね。その低いレベルで悩んで無駄に時間を消費するよりも、さっさと他人が考えた解決策を手に入れて、もっと高いレベルで悩むことに時間をかける方が、より生産的になるんじゃないかと、どっかに書いてあった気がします。どこだっけな。C Magazineのフィンローダさんのコラムだっけ?忘れたけど。^^; 違うかも。まあ、いろんな人が言ってる気がします。
「時は金なり」というのは、その通りなんだけど、表現がオブラートに包まれすぎというか、ぼかしすぎというか、もっとストレートに、「自分の時給を考えろ」と言った方が分かりやすいと思います。少なくとも私にとっては。(^^;)
ええと、このエントリを書くのに20分くらいかかってるんですが(^^;)、このエントリはいくらだ?(^^;)
いろんな人のブログを斜め読みしてるんですが、「ある操作について、あーでもないこーでもない」と試行錯誤してる人が居まして、「それはあの本を読めば書いてあることだなー」とふと思ったので書いてみました。
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