01時37分31秒 [小説]
早川書房から出版されている「新版 スペース・オペラの書き方」という本を読了しました。(野田昌宏・著)
別に、スペースオペラを書こうとしているわけではありませんが。(笑)
某所で、この本の中で述べられている「執筆環境」についての記述が話題になってたことがあって、ずっと気になったので先日Amazonで買ってみたんです。それがようやく読み終わりました。
初版は1994年の本。届いたのは1997年の2刷のもの。それでも9年も前なので、いくら新品での購入とはいえ、かなり紙は変色してますね。^^;;;(新版が1994年で、オリジナルはもっと昔の出版。)
私が注文したときは、Amazonに在庫が2冊だけあったので、届くのは早かったんですが。
400ページ超あるので、読破するのに結構時間かかりました。読みたいのは執筆環境に関する記述のとこだけなので、そこだけ読んでもよかったんですが(^^;)、まあせっかくなので全部読みました。なかなか面白い本でした。小説の書き方を語った本だけあって、文章のテンポがいいですね。読みやすいです。ただ、昭和一桁生まれの方なためか(^^;)表現がちょっと古風なとこがありますけど。^^; (もしかしたらわざとかも知れないけど。^^;)
著者は、野田昌宏という人。私は全然知らなかったんですが(^^;)スペース・オペラの分野では有名な人らしい。
で、本編中で何度も登場する名前に、高千穂遙という名前があります。こっちは私も知ってます。「ダーティーペア」シリーズは昔よく読みました。今月末にも早川書房から1冊出るらしいですが!(これは買わねば...)
で、この著者の野田昌宏氏と高千穂遙氏の関係がとっても気になる本です…。^^;;; 本の主題とは何も関係ないんですけど。^^; いろんな作家の名前が本編中に登場しますけど、高千穂遙氏のときだけ、なんか表現がボロクソというか何というか。(笑)
ダーティペアが星雲賞を受賞した時の事だ。
受賞式で、何も知らぬ私はたまたま客席の最前列に座っていたところが、賞を受けた高千穂遙の奴がとつぜん舞台の中央にやおら進み出て、マイクをつかむなり「野田さん!羨ましいでしょう!」と大音声で呼びかけてきやがったのである。
みじめな心のうちをズバリ読まれたショックのあまり、私はそのまま失神しかけたが、なんとか萎えていく力を絞り出し「死ね!死ね!いますぐブッ殺してやるぞ!」と絶叫を返した時、...
(p.103-104)
…のような感じで。(笑)
こんな表現が結構出てきたような。(笑)
なんか、私自身はこの本を特に「スペース・オペラを書きたい」と思って読んだわけではなかったためか(^^;)、余計にその高千穂遙氏との関係が印象に残りましたよ。(笑)
そういえば、この本、ずいぶんテンポ良く脱線するので、読んでて飽きないというか、おもしろいですね。だからこそ、特別「スペースオペラを書きたい」と思ってない私でも最初から最後まで読めたのかも知れませんが。^^;;;
このテンポの良さは、見習いたいですね。別に他人をおもしろく罵倒したいわけじゃありませんが。(笑)
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