15時07分47秒 [日々の生活]
「ご苦労さま」・「お疲れさま」という言葉があります。どちらも苦労をねぎらう表現ですが、立場によって使える表現が異なります。
「ご苦労さま」は、目上の人間が目下の人間に対して使う言葉。なので、目下の人間が目上の人間に対して「ご苦労さま」と言ってはならんのです。
逆に、「お疲れさま」は、目下の人間が目上の人間に対して使う言葉。したがって、目下の人間が目上の人間に対して使うことができます。
上司→部下: ご苦労さま
部下→上司: お疲れさま
慣れれば別に問題なく使い分けられるでしょうが、実際のところ、別に慣れる必要も理解する必要もなく、ただ次のようにすればいいんです。
これならとっても簡単。
「ご苦労さま」と言ってはならない人に言ってしまうことは問題ですが、「お疲れさま」と言わなくても構わない人に言ってしまっても問題にはなりません。だから、誰に対しても「お疲れさま」と言えばいいのです。なら、問題は起こりません。
上司→部下: お疲れさま (「ご苦労さま」と言っても問題はないが)
部下→上司: お疲れさま
というわけで、「ご苦労さま」と「お疲れさま」は、区別の方法を覚えるのではなく、「ご苦労さま」という言葉を頭の辞書から消し去って、誰に対しても「お疲れさま」と言えば良いのです。
◆お疲れ様・ご苦労様(@Okumura's Blog)
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