18時03分05秒 [ソフト開発]
プログラムを書いてると、自分の望む処理を実現するスマートな方法がなかなか発見できずに、「力業(ちからわざ)」でコードを書いちゃうことがあります。後日、スマートな方法が見つかれば書き直すこともありますが、たいていそのままです。^^;;;
「力業」というのはもう「根性で書く」ってことですね。同じところでずっと煮詰まっているよりは、あまりスマートではないコーディングであっても先へ進む方が、モチベーションを低下させずに済んだりしていいこともあります。が、いつもいつも「力業」ばっかりでコーディングしていては、全然プログラミング能力が向上しませんよね。
◆アンチ根性と車輪の再発明(@たつをの ChangeLog)
上記のエントリには、次のように書かれてます。
前々から、「根性」よりも「工夫」「勉強」「情報収集」が重要だと強く思っています。
これらの事前準備をしっかり行ったならば、あとはなるがまま、根性で突っ走っても良いと思うのですが、事前準備不足なまま無駄な根性で事を強引になしとげて、それを誇る人がいます。ちと苦手なタイプです。
根性でガーっとコーディングしちゃうんじゃなくて、どうすればスマートに解決できるのか、という点を考えるのがプログラミングには必須だと思います。だから、「根性」よりも「工夫」「勉強」「情報収集」が重要というのは、まったくその通りですね。
以前、うちの研究室で「○×ゲーム」だったか「オセロゲーム」だったか忘れましたけど、そのゲームをC言語でプログラミングする課題を出したことがあったんです。人とコンピュータが対戦できるように、相手の置き場所に応じて自分の置き場所を考えるプログラムを書く必要があります。
で、そのとき、とある学生は(^^;)、ひたすら if文を2,000行くらい並べて処理を書いたらしいです。私は直接そのソースコードは目撃してないのですけど。^^;;;
if文ばっかりを2,000行も並べて書く根性はすごいとは思わないでもないのですけど、やはりプログラミングの課題なんだから、そこは、「どうすればもっとスマートに短く書けるのか?」を考えて欲しかったと思います。^^;;;
いろいろ調べてもどうしてもいい方法が思いつかなかったんならまあ仕方ないんですが(締切もあるし)、でもたぶん、○×ゲームやオセロゲームくらいなら、ちょっと調べればいくつかアルゴリズムは出てくると思うんですよね。if文をずらずら並べないといけない…ということにはならんと思います。^^;;;
…ということを、ふと思い出しました。^^;
まあ、私もそんなに他人のソースに文句は言えませんけど…。
上記のエントリにもありますが、「車輪の再発明をするな」とよく言われますよね。でも、勉強のためであれば、車輪を再発明することも必要です。では、どんなときは、既存の車輪技術を活用し、どんなときには再発明するのか。…というところで、ちょっと迷ったりします。
目の前のライブラリを使えば、簡単にできそうだ、ということはなんとなく分かってるんですけど、それを使って楽に次のステップに進むべきなのか、ここは車輪を再発明して自分でコーディングしてみるべきなのか。
すんごく便利なPerlモジュールを発見するたびに思ったり…。^^;;;
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