12時10分28秒 [大学]
「博士」というのは英語で「Doctor(ドクター)」といいます。
大学のような特殊な環境でない限り、日本人は「ドクター」と言われると「医者」だと思うかも知れませんが、たぶん、「医者であるドクター」よりも、「医者でないドクター」の方が圧倒的に人数は多いでしょう。
「ザ・ホワイトハウス」の中で、バートレット大統領が「ドクターなんたら」と名乗ってる女性に対して、「お医者さんですか?」と質問する場面があるんですが、そこのセリフ(英語)で、「MD?」って尋ねてたんですよね。それに対して女性は、「Ph.D」と答えてました。
単に「博士(ドクター)」と言った場合、医者なのかその他の博士なのか分かんないわけです。それを区別するために、「MD(Medical Doctor?)」なのか「Ph.D(Philosophiae Doctor)」なのかを質問したんですね。
Ph.Dというのは、博士号のこと。
英語圏では、医者としてのドクターとその他のドクターを分ける言い方として、「MD」、「Ph.D」という用語は一般的に使われるんだろうか?
それとも、大統領の周囲には高学歴な人々が多いと考えられるので、みな「博士(Doctor)」の意味を知ってるだろうから、専門用語はそのまま使っても問題ないと考えたんだろうか?
うーん、どうなんだろう?
何かについて詳しい人のことを「××博士」とか気軽に言ったりするかも知れませんし、もしくは自分で「××博士だ!」と名乗る人も(^^;)居るかも知れません。辞書によれば「博士(はかせ)」というのは、何かに詳しい人という意味らしいので別に間違った用法ではありません。
が、大学関係者が「博士」といえばたいてい、「博士号を持ってる人」のことを指します。だから、大学内や大学関係者に対して、「自分は博士」というような意味のことを言っちゃうと、それはすなわち「博士号を取得した」という意味に取られるかも知れません。(笑)
というか、普通、そう取るような気がします。
「お天気博士なんです」とかいうよーな言い方をすれば、話は別でしょうが。(笑)
(追記)
イギリスに住んでたてっどさんの話によると、MDやPh.Dというのは、やっぱり英語圏では一般人でも使うらしい。
で、アメリカだとMD(医者)は特別扱いで、自動車に対して特別なナンバープレートが与えられて、駐車禁止の一部免除とかがされるらしい。
すげえ。^^;
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