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Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2022/03/25. 10:39:59.

DVDレコーダー、HDD搭載タイプのメリットと非搭載のデメリット

「DVDレコーダー」には大きく分けて2種類あります。「HDD搭載タイプ」と「HDD非搭載タイプ」です。つまり、「HDD・DVDレコーダー」と「DVDだけレコーダー」があるわけです。
※あと、「HDD(だけ)レコーダー」もありますけど、それは「DVDレコーダー」とは表現しません。(^_^;) 2台目以降としてはお勧めですが。

で、「DVDレコーダー」を買おうと思っているんなら、「HDD搭載タイプ」を買わなくちゃダメです。「DVDだけレコーダー(=HDD非搭載)」だと、ずーいぶん損です。ほとんどビデオデッキと変わりません。

HDDがあるのとないのとでは、次のような大きな差があります。

HDD搭載DVDレコーダーHDDなしDVDレコーダービデオデッキ
録画DVDを入れてなくても録画可能DVDの挿入を忘れていると録画できないテープを入れていなければ録画できない
録画可能時間DVDの記録残量を気にする必要なし現在のDVDにあと何時間記録できるか気にする必要があるテープの残量を気にする必要があるし、具体的な残量がすぐには分からない場合もある
視聴DVDを入れ替える必要がない見たい番組のあるDVDを入れる必要がある見たい番組のあるテープを入れ、頭出しをする必要がある
長時間録画特に気にせず可能(HDD残量が切迫していない限り)DVD1枚に録画するためには画質を下げないといけない可能性もある(一般的な120分テープだと)3倍モードで6時間まで
録画しつつ視聴HDDに録画しつつDVDを視聴したり、HDDに録画しつつHDDを再生したり可能無理(?)無理

他にも挙げればいろいろありそうですけど、ぱっと思いつくだけでもこれだけ。HDD非搭載なDVDレコーダーを(少なくとも1台目として)購入するメリットはほとんどないでしょう。

HDD搭載タイプを使い出すと、とにかく「録画スタイル」が変わります。
メディアの残量を気にする必要がないので、「とりあえず録画しておく」という番組が増えます。ちょっと見て気に入らなければ、過去の回も含めてばっさり全部消せばいいわけで。

「興味は少しあるけど、録画しておくほどではないかな…」と思っていた番組が実はとても面白かった!という場合、HDD搭載タイプを使っていれば気軽に(消せるから)録画しておけるけど、HDD非搭載タイプだと、メディアの残量が気になるために録画せず、結局見れない…ということになります。

もちろん、ビデオテープと比較するとDVDの方が消しやすいので、DVDレコーダーでも(ビデオデッキと比較すれば)メリットはあるんですが。でも、1枚に録画できる時間がそんなに長くないことを考えれば、やはり「残量が気になって」録画をためらってしまうことはあるでしょう。

普段の録画・視聴は、HDDへ記録。
長期間保存したい場合は、DVDへ記録。
…というのが、便利な使い方です。長期間保存したいと思うようなものがなければ、DVDメディアを買う必要ありませんし。

DVDメディアだって、書き換え可能なDVD-RWより、1回だけ書けるDVD-Rの方が安いですし。長期間保存する目的だけにDVDを使えばいいなら、安いDVD-Rだけを買えばいいわけで、(メディア入れ替えの手間だけでなく)メディア代も少なくて済みます。

というわけで、DVDレコーダーを買うなら、HDD搭載タイプですよ!(^^;)

私がチョーお勧めしてる東芝製RDシリーズなら、フリーソフトの「Virtual RD」と組み合わせて、LAN経由でPCに録画内容をダビングできるので、保存したい番組があってもDVD不要です。^^;
私の場合、DVDは、レンタルや市販のDVDの視聴目的がほとんどです。^^;
普段の録画再生は、HDDのみ。今まで、DVDに直接録画したことはないような気がします。(HDDがあるのにDVDに録画する理由なんてないしねえ。^^;)

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著者紹介


にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

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