21時54分40秒 [小説]
ジェームズ・ホーガンの「星を継ぐもの」を読了。
すげえ!これ…。
最初からかなりわくわくしながら読み進められたんですけど、クライマックスであらゆる謎が説明されたときにはもう、全身に鳥肌が立ちましたよ。驚きました。
いやあ、こんな鳥肌立ちまくりSFを読んだのは久しぶりな気がする。他にもいろいろ面白い小説はたくさんあるけど、これは確かに評価されてるだけのことはありますね。
この話が1977年に書かれたというのも驚きです……。(一部、冒頭らへんに1970年代に書かれたことを思わせる、コンピュータに関する古い記述もあったりしましたけど。まあそれらは些細なことです。あと、ソビエト連邦が登場してました。^^; まさかソ連が崩壊するとは思えなかったでしょうね。^^; )
謎が提示されては解決され、それによって新たな謎が発生しては、それも解決され…少しずつ真実に迫っていく…というストーリーの展開そのものも面白かったし、何よりも、最後の最後には綺麗さっぱりすっきりすべての謎が解明されるというのが、とても良いです。
秘書を除いて、登場人物はおじさんばっかりなのにおもしろいです。(笑)
先の展開が気になって仕方がなくて、どんどん読み進められます。というか、やめられません。^^;
昔々、まだ「萌え」という言葉がたぶんなかったんじゃないかと思われる頃に製作された「ガルフォース」という、萌え少女が宇宙で戦争するアニメがありましたけど、なんかそのラストを思い出しました。(詳しく語ると大きなネタバレになるので避けますが。^^;)
いやあ、これはお勧めです。「星を継ぐもの」(ジェイムズ・P・ホーガン/創元SF文庫刊)
最後の最後で提示される答えには、「そうだったのかっ!」と激しく衝撃を受けました。
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