19時00分00秒 [小説]
電撃文庫から出てる小説「狼と香辛料」読了。2回前の電撃小説大賞で銀賞だった話。既に続編も含めて4冊出てるんですが、第1巻を読了。
おもしろい!です。
ファンタジー小説で、貨幣経済の仕組みとか信用取引についてとか、そんな題材が出てくるとは思いませんでした。(^_^;) 小説の内容からして作者は経済学部出身だろうか……と思ったら、理学部出身らしい。物理をやっているとカバー折り返しの著者紹介に書いてありました。
剣と魔法っぽい世界観なのに、話のメインがそこにないところがとても新鮮です。剣も魔法っぽいことも出てくるんだけど(ホロの存在自体がそう)、この小説は、貨幣経済でのマネーゲームを楽しむところがメインですね。たぶん。とはいえ難しい話ではなく、楽しく読める話です。終盤はハラハラもします。^^;
ホロ(狼の化身)がかなり個性的で魅力的なキャラですね。この話し方は珍しいなあーー。過去に読んだラノベでは遭遇したことないです。江戸時代にあった吉原の遊女の話し方だっけ?
これで銀賞なのかっ。個人的にはもっと高い評価でも良かったんじゃないかと思いました。(まあそれは、改稿後の出版物を読んだからかも知れないけど。) このときの大賞は何だったんだ!?……と思ったら、「お留守バンシー」だった。なるほど…。
この「狼と香辛料」は、積ん読棚にある1冊だったわけで、これで積ん読棚から1冊減ったわけですけど……、今日、第2巻を買って帰ろうかな…。(^_^;;;
ぜひ、続編も読みたい小説です。
◆第12回電撃小説大賞 銀賞「狼と香辛料」 選評
◆狼と香辛料(電撃文庫)
---(追記)---
というわけで、第2巻を買って帰ってきましたー。(右上写真参照)
早く読みたい。(^_^)
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