23時47分36秒 [小説]
目が覚めたら自分の身体が巨大な虫になっていた……!という有名な小説「変身」(カフカ)を読了。(新潮文庫版)
1912年だから、約100年前に書かれた小説。
コナン・ドイルが「シャーロック・ホームズ」を書いたのとほとんど同じ時代なんだなあ。
著者のカフカは、オーストリア人らしい。
130ページくらいしかない薄い本。価格も安くて324円…。小説文庫本でこの価格って滅多にないんじゃないかなあ…。(^_^;)
本編は93ページ。
短編というには長いけど、長編というには短い、中編小説?
この「変身」という小説の存在を知ったのはずいぶん昔で、たぶん小学生時代。(^_^;) 「あさりちゃん」というコミックの中で、朝に突然あさりが虫に変身している……というネタのマンガがありました。足が6本あるんだけど、一生懸命6本の足に靴下をはかせようとしてる、ずいぶんカワイい虫でしたが。(笑)
で、元ネタ小説の存在は知っていたものの読んだことはずっとなかったんだけど、最近ふと思い出して読んでみたくなったので購入。
一気に読んでしまいました。
………。
ええと、救いはないのだな。(^_^;;;
いや、むしろ主人公を除けば救いはあったというべきか。
時間が経って、自分も忙しくなってくると、人間の気持ちはどんどん変わっていくのですね……。(-_-;)
最初は、虫になってしまった兄を見てもかいがいしく世話しようとする妹にちょっと萌えたのに。(笑)
◆変身(カフカ)@新潮文庫
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