23時45分27秒 [学習・資格]
今年の2月にNHKで放送された「プロの流儀」第40回を一昨日に視聴。
石井裕という、MIT(マサチューセッツ工科大学)の日本人研究者の話。
かなり良かった。おすすめ。
石井裕さんは、「タンジブル」(=触れる)というユーザインターフェイスの提唱者で研究者。MITのメディアラボでも優秀な人らしい。
この石井裕さんの、すんごい努力の姿勢がすごかった。
すごい研究成果を挙げてるんだけど、本人は「自分は天才ではなく凡人だ」と言うんですね。だからこそ「人の3倍努力しないといけない」。オリジナリティこそが命で、今まで誰も考えてこなかった全く新しくて、かつ普遍性のあるものを考えるからこそ価値があると。考えて考えて考えまくれと言ってたような気がします。
他の誰も出せない「オリジナル」こそが命で、
それを生み出すためには、「自分が凡人だ」と思うなら「人の2倍も3倍も努力」しなくちゃならない、という話。
初っぱなから終わりまで、納得しまくりの50分でした。
これはなかなか良い放送でした。2月に録画したまま、一昨日までHDDレコーダーの中で眠ってたんだけど。^^;
幸い、8月末に再放送があるらしいので、ぜひどうぞ。
◆NHKプロの流儀: 石井裕「出すぎた杭は誰にも打てない」
第40回~コンピューター研究者・石井裕~
8月28(火)午前1:05(27水深夜25:05)(総合)再放送
◆コンピューター研究者・石井裕(2007年2月8日放送)
↑放送内容の概要
研究の内容とかはこっちにも:
◆39歳でMIT教授!タンジブル・ビッツを生んだ石井裕(@Tech総研)
・MITでは、「それまでと同じ研究は続けるな」という発想で
・「重力に抗する」。メインの考えや流れのまったく逆を行け
あと、どうでもいいけど、この人、大学院に居た某教育メディア系の教授に似てる気がする。顔が。(^_^;;;
(追記:2008/03/06)
このNHKの番組「プロフェッショナル仕事の流儀」は、書籍化もされてます。
「コンピューター研究者・石井裕」の回は、「プロフェッショナル仕事の流儀 (13)」に収録されているようです。
この日記へのコメントはお気軽に! コメント数:4件
読売新聞、見てみました。情報どうもありがとう。
なんと、石井さん副所長ですか。優秀な研究者だとは思っていましたが、出世されたんですね……。^^;
投稿者 にしし : 2008年05月02日 15:39
今日(2008.6.8)の読売新聞「サイエンス・学び」に石井さんの特集が載っています。
投稿者 総情生 : 2008年06月08日 17:56
情報ありがとう。早速読んでみました。
いいこと書いてありますね。
「目先の利益を求めるのではなく、ビジョンに対するエネルギーを持続したい。」
投稿者 にしし : 2008年06月09日 04:37
コメント数: 4件
今日(2008.4.30)の読売新聞「日本の知力」に石井さんのコメントが載っています。肩書は、MITメディアラボ副所長、でした。ただものではない、と思ってましたが、まさか副所長だったとは(汗
氏曰く「大学は知を生み出すエンジンであり、新しい知の体系を創造するために存在している。大学だからこそ、目先の利益を求めるのでなく、新しいビジョンを創造し続けるため、エネルギーを持続したい」。
日本の大学人にこれほど長期的視野に立った人なんているのかなぁ。そうでない人はテニュア制度導入で大学を去ってほしいけど、たとえ導入されてもすでに教授になってる人には適用されない気が……。
投稿者 総情生 : 2008年04月30日 17:46