フリーで公開されているCGIをダウンロードして自分のサーバに設置してみたものの動かない……という場合、製作者に問い合わせたくなることもあるでしょう。
その際、単に「動きません」と書いたメールを送っても、解決のしようがありません。
最低限、何をどうした結果どうなったのかという情報を一緒に送りましょう。
例えば、以下のような3行だけのメールだと、返事のしようがありません。
CGIをダウンロードしました。
サーバにアップロードしましたが動作しません。
原因は分かりますか?
これで原因が特定可能だとしたら、それはつまり「どんな環境でも動かないんです」って場合だけです。(^_^;;;
もう少し自分がやってみた内容についての情報を加えないと、返事のしようがないです。
書いた方がいい事柄としては、例えば次のような情報が挙げられます。
●どこにアップロードしたのか?
サーバのOSやウェブサーバのバージョン・PerlやPHPのバージョンが分かる場合はそれらも書くと良いです。FreeBSD上のApache1.3でPerlは5.8とか。
そこまで分からなくても、BIGLOBEとかniftyとかプロバイダスペースにアップロードしたとか、ジオシティとかFC2とかのフリースペースにアップロードしたとか、何らかの情報は書けるでしょう。
アップロードしたURLを書いてくれるのが望ましいです。
●どんな設定をしたのか?
CGIは、たいてい何らかの設定が必要です。ダウンロードしたCGIファイルをそのままアップロードしても使えないものが多いです。具体的にどんな設定をしたのかを書きましょう。何も設定を変更していない場合は「設定は変更していない」旨を書きましょう。何も書いてないと、どの時点で躓いてるのかが判断できません。
CGIの設定部分をそのまま本文にコピー&ペーストしても良いでしょう。
●どんな結果になるのか?
「動かない」と言っても、いろんな状況が考えられます。「Internal Server Error」と出てしまうのか、CGIが独自に生成するエラーメッセージが出るのか、それとも真っ白けで何も表示されないのか。この情報はとても重要です。CGIそのものの実行に失敗しているのか、CGIは動いているけど何か設定に問題があるのか、ここから判断できる場合があります。何も書いていないと、あらゆる可能性が考えられるため回答のしようがありません。
●基本的な事柄を確認する
問い合わせを受けた側は、あなたのスキルがどれくらいなのかがさっぱり分かりません。ですから、「CGIが使えないサーバにUPしたんじゃ?」とか、「実はUPできてないんじゃ?」とか、そういう基本的な可能性も疑います。
なので、そういう基本的な事柄も含めて、自分で確認したことはすべて書いておきましょう。
例えば、他のCGIは問題なく動作しているとか、パーミッションが755になっていることは確認済みだとかです。
そうしないと、回答する際にわざわざ「パーミッションの設定が755になっていることを確認して下さい」とか、必要のない基本的なことまで含めて返事しなくてはならなくなり、非常に面倒です。
問い合わせメールに含める情報は、多ければ多いほど望ましいです。
少なすぎると、考えられる可能性が多すぎて回答しにくくなります。時間的に余裕があれば、それでも「もし××なら○○が原因なので△△してみて下さい」とかいろいろ書きますけども、余裕がなければ回答できません。(^_^;)
というわけで、問い合わせメールにはできるだけたくさん情報を書きましょう、というお話でした。
これは私に問い合わせる場合だけでなく、どこに問い合わせる場合でも同じだと考えて良いと思います。
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