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Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2022/03/25. 10:37:41.

クレジットカードの限度額とは

クレジットカードの限度額は、1ヶ月間に使える金額のことではない。
限度額は、「クレジットカード会社が貸してくれる金額の限度」と解釈すると分かりやすい。
先月の使用分をまだ支払っていない場合は、「限度額」からその「未払い額」を引いた残額が、今使える額だ。

仮にクレジットカードの限度額が50万円だとする。
今、先月使った30万円の請求書が手元にあるとする。
銀行口座から自動引き落としされるのが毎月15日だとし今日が7日だとすると、今使える額は、50万円-30万円で「20万円」だということになる。

15日になって、銀行口座から30万円が引き落とされると、その30万円は既に返済した金額となるので、カードで使える金額も30万円分ほど回復する。

だから、限度額が50万円のカードでは、何分割にしようとも60万円の商品は買えない。
60万円の商品を2回払いで買えば1ヶ月に払う額は30万円となるため、一見「限度額50万円のカード」で買えそうに感じるが、無理である。支払いを何分割にしようが、60万円の商品を買おうとすれば借金額は60万円になるからだ。

「クレジットカード会社が貸してくれる金額の限界」が限度額なのだから、24回払いとかにしても限度額の額面を超える商品は買えない。
学生のうちにカードを作ると、限度額は低めに設定される。10万円とか20万円とかだ。限度額が20万円のカードでは、どうやっても25万円のパソコンは買えないのである。

ちなみに、異なる会社が発行しているクレジットカードを複数枚持っている場合は、それらを組み合わせることで限度額の合計額までの買い物はできる。
例えば、A社発行の「限度額が20万円のカード」と、B社発行の「限度額が30万円のカード」を持っているなら、その2枚を同時に使って50万円の商品を買うことは可能である。(販売店が複数枚のカードを組み合わせて利用させてくれるかどうかは知らない。ネット上の決済ではたぶん無理だろう。カード情報は1枚分しか入力できないから。)

とはいえ、複数のカードを駆使しないと買えないような買い物はしない方が身のためだろう。

ただし、発行しているクレジットカード会社が同じ会社の場合はこの方法は使えない。同じクレジットカード会社が発行しているカードは、何枚持っていても限度額は「最も限度額の高いカード」の限度額になる。(同じA社が発行する「限度額30万円のカード」と「限度額50万円のカード」を持っていても、2枚合わせて使える限度額は50万円である。80万円にはならない。)

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にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

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