mixi日記から転載
例の原稿が忙しすぎて(結局全ボツにしてこの1ヶ月で考え直すことになりました)某A社の原稿が予定より遅れてしまいました……。(2日に書くつもりが、もう10日だ!)
で、携帯端末向けのウェブサイトを作る話の要望が多かったので、第一弾を書きました。
とりあえず携帯端末で表示確認できなくちゃ作りにくいだろうということで、まずは携帯キャリア各社が出してる携帯エミュレータの紹介。……だけ。ちょっと分量的に少ないな……。
各ソフトの使い方も解説しようかと思ったんですけど、1本の記事で3つのソフトウェアの解説を書くと分量が多くなりすぎるので、とりあえず紹介だけにしておきました。
■実機を使わずに携帯電話からの見え方を確認(@All About ホームページ作成)
国内の3大ケータイキャリアは、それぞれ自社ケータイ用ブラウザをエミュレートできるWindows用ソフトウェアを公開しています。それを使えば、本物の携帯電話を使わなくても、PC上で携帯端末向けウェブサイトの表示チェックができます。(本物の携帯電話の画面と完全に同じ表示にはなりませんが。)
■DoCoMo:
DoCoMoは、「iモードHTMLシミュレータII」というソフトウェアをリリースしていて、これを使うとだいたい実機と似たような表示が試せるみたいです。
ただ、このソフトはローカルのHTMLを読むのは問題ないんですが、ネット上のURLを指定してアクセスしようとしても失敗することが多いのが気になります……。ドメイン名じゃなくてサーバのIPアドレスを打てばアクセスできることもあるんですが。(IPアドレスを打ってもダメな場合もあります。それに、バーチャルドメインで「IPアドレスだけではアクセスできないウェブ」の場合、どうやっても無理な気がします。)何が原因なんだろう?
■Softbank:
Softbankは、「ウェブコンテンツヴューア」というソフトウェアをリリースしていまして、これは表示チェックだけでなく、絵文字入力機能とかHTML編集機能まである統合開発環境みたいな感じのツールです。表示確認として設定できる機種も豊富で、3キャリアの中では一番機能は高いですね。
本物の携帯電話の画面表示とはそこそこ差があるらしいのですが。(私自身はSoftbankのケータイを持っていないので直接その差を確認したことはありませんが。)
でも、一番見栄えが良いので、記事中にキャプチャ画像を使ってみました。
あと、「iモードHTMLシミュレータII」でアクセスできないサイトにもアクセスできました。これが一番いいのかなあ……?
■au:
auは、「Openwave Modile SDK」というソフトウェアで試せます。……が、これ、開発元であるOpenwaveのサイト上で、なぜか一時的に公開が停止されてます。なんでだ?
具体的にいつ頃から公開が停止されているのかちょっとよく分かんないんだけど、ググってみると半年くらいは続いてるっぽいです。
ではダウンロードできないのか……というとそんなことはなく、Internet Archiveサイトに過去のバージョンがキャッシュされてて、最新で2007年2月時点のソフトウェアは入手可能です。
まあ、Internet Archiveから入手するのが良いのかどうかよく分かりませんが。(ああいう再配布ってのは法的に問題ないんですかね? Internet Archiveサイト自体はものすごく便利ですが。)
しかし、Internet Archiveって、HTMLや画像以外のファイルもキャッシュしてるんですね。
■いずれにしても:
携帯端末のブラウザをエミュレートするとはいえ、実際のアクセスはPCで使ってる普通のネットワークから行うわけなので、UserAgent以外の情報も使って携帯機種を判断しているようなサイトは閲覧できません。
例えば、アクセス元のホスト名を見てるとか、携帯端末が通知するユーザIDを要求してるとか、そういうサイトは閲覧できません。なので、あくまでも、「自分が作成した携帯端末用サイトの表示確認を行う」というのがメインの用途ですね。
というわけでよろしくです……。1ページしかない記事だけど。
■実機を使わずに携帯電話からの見え方を確認(@All About ホームページ作成)
そういえば、ウィルコムはエミュレータを出してないのかな?
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