2010年8月16日(月) 23時59分41秒 [ソフトウェア ]
私が愛用しているサーバインストール型のRSSリーダである「Fresh Reader 」が開発中止になってしまったようです。(^_^;;;
自分のウェブサーバに置いて、cronを使って勝手に巡回させることで、自宅からでも出先からでも手軽にウェブチェックができて重宝していたんですが……。
まあ、Google Reader みたいに、ウェブ上で無料で利用できる多機能なRSSリーダも今ではたくさんありますからね……。無料のツールにそこまで会社のリソースを割く意味がなくなったのかも知れません。(^_^;;;
で、Fresh Readerの最新版(=最終版 Ver 2.1.10071400)がリリース されていたのでダウンロードしました。期限が撤廃されていて、このバージョンをずっと利用可能なようです。
2,000ファイルのダウンロードは途中で止まる……!
で、新バージョンをアップロードする前に、とりあえず現在のデータをバックアップしておくことにしました。
Fresh Readerのデータは、dbフォルダの中に格納されています。
これらをまるごとダウンロードしておけばOKです。
がー、FTPソフトでダウンロードを始めたんですが、なんせ2,000ファイル以上あるためか、途中で「425 Unable to build data connection: Operation timed out」というエラーを吐いてFTPソフトが止まってしまいます。
サーバが空いてる時間帯なら大丈夫だったかも知れませんが。(^_^;)
どちらにせよ、2,000ファイルもある場合、1ファイルの容量が極小でも、1ファイルにつき1秒くらいの転送時間がかかってしまいます。すると合計30分くらい必要です。
全体では十数MBくらいしかないので、30分かけるのは無駄すぎです。
tar+gzipで圧縮してアーカイブ化してからダウンロードすることに
こりゃダメだということで、サーバ上でディレクトリごと(圧縮して)アーカイブに入れて、単一のファイルにしてからダウンロードすることにしました。
tarコマンドを使うと、指定したディレクトリ内の全ファイルを圧縮した上で、1つのでっかいファイル(=アーカイブ)に収録してくれます。Windows上でZIP形式に圧縮するのと同じような感じです。
これなら(元が2,000ファイルであっても)ダウンロードするのはアーカイブファイル1つで良いので、ダウンロードに失敗する可能性は大きく減るでしょう。
というわけで、TeraTermを使ってウェブサーバに接続。
tarコマンドを使って、freshreaderディレクトリをまるごと圧縮+アーカイブ化しました。
使ったコマンドは以下の通り。
%tar -czf freshreader_backup.tgz freshreader/
tarコマンドのパラメータ(オプション)は、
c:新規アーカイブを作成
z:gzipで圧縮
f:アーカイブファイル名を指定
です。
ここでは、「freshreader_backup.tgz」というファイル名でアーカイブを作成しています。
対象は、カレントディレクトリにある「freshreader」ディレクトリの中身。(ディレクトリまるごと)
ダウンロードするのはdbディレクトリの中身だけで十分なんですが、面倒なのでFresh Readerのシステムごと全部をアーカイブに含めました。(^_^;)
この結果、15MBのアーカイブファイルができあがりました。
これをFTPソフトでダウンロードしてバックアップ完了。
1ファイルだけのダウンロードなので、あっという間でした。(うちの回線だと4分くらい)
Fresh Readerのバージョンアップ
バージョンアップ方法は、Fresh Readerサイトにも書いてあります が、基本的には全ファイルを上書きアップロードするだけです。
データが保存されているdbディレクトリへは何も展開されないので、データが消える心配はありません。
自分のPC上で全ファイルを展開した上でFTPソフトでアップロードしてもいいんですが、アーカイブをそのままアップロードしてサーバ上で展開させる方が楽で良さそうな気がします。
まあ、Fresh Readerのファイル自体は200ファイル程度なので、ローカルで展開してからアップロードしても大して時間はかからないでしょうが。
というわけで、もうしばらくはFresh Readerを使えそうです。
まあ、開発が終わってしまった以上、最終的にはどっか別のRSSリーダに乗り換えるかも知れませんが……。^^;