11時44分11秒 [ソフトウェア]
フォルダのツリー構造をテキストで表現したい場合がよくあります。ソフトウェアやCGIなどの構成ファイルを説明する際とかに。
フォルダ構造をツリー表示できるソフトウェア(エクスプローラなど)を使って該当部分を表示させ、画像化する手もありますが、テキストでツリー構造が欲しい場合もあります。
そんなときに便利なのが、コマンドプロンプトから使えるtreeコマンド。
これ、チョー便利です。
久しく存在を忘れていたんですが、長いツリー構造を説明用にテキストで用意する必要が出て、「何か楽な方法はないかな……」と考えていたところ唐突に思い出したのでした。
treeコマンドは、カレントディレクトリ以下のサブフォルダを、テキストを使ってツリー構造で表示してくれるコマンドです。
Windowsのコマンドプロンプト上で動作します。
上図の左は、Cドライブのルートフォルダからtreeコマンドを実行した例。
右は、「スタートメニュー」フォルダからtreeコマンドを実行した例。
treeコマンドの使い方は簡単で、ツリー構造を表示させたいフォルダをカレントディレクトリにした上で、treeと打てばいいだけ。
カレントディレクトリにしなくても、パラメータに直接パスを記述すれば、指定したパスをルートにしたツリー構造が表示されます。
tree /?
ドライブやパスのフォルダ構造を図式表示します。
TREE [ドライブ:][パス] [/F] [/A]
/F 各フォルダのファイル名を表示します。
/A 拡張文字ではなく、ASCII 文字で表示します。
例えば、ルートにしたいフォルダをカレントディレクトリにした上で
などのように打てば、ツリー構造をテキスト化して dirtree.txt ファイルに格納できます。
これで簡単にツリー構造をテキスト化できるので、かなーり便利。
ツリーを表現する文字には、デフォルトで2バイト文字の罫線「└」とか「├」とかを使ってくれます。
オプションに「/f」を加えると、ツリー構造の中にファイル名も含めて出力してくれます。なので、フォルダごとのファイル名一覧をテキストで得たい場合にも便利。
▲「/f」を加えて、ファイル名も一緒にツリーで表示させた例
オプションに「/a」を加えると、ツリーを表現する記号に2バイト文字を使わず、アスキー文字だけで表現されます。
▲「/a」を加えて、アスキー文字だけでツリーを表現した例
この場合、半角の「|」記号や「+」記号などでツリー構造が表現されます。
がー、日本語環境下だと、本来バックスラッシュ記号で表現されるはずの箇所に「円マーク」が使われてしまいます。
これだとツリー構造がよく分かりません。(^_^;;;
まあ、欧文フォントを使って表示させたり、後から加工することを考えれば、このオプションの方が便利なこともあるかも知れません。^^;
というわけで、なかなか便利なtreeコマンドです!
ちなみに本体は、C:\WINDOWS\system32内にある tree.com のようです。(Windows XPの場合は)
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