00時38分16秒 [ソフトウェア]
Web上の入力フォームでは、[Enter]キーを押すと即送信されたり、[ESC]キーを押すと即削除されたりする場合があります。
しかも、ブラウザ側のデフォルト機能としてそういう仕様になっています。
Webに限らず、アプリケーションでも、[Enter]キーで即実行されたり、[ESC]キーで即キャンセルされたりするものがあります。
なんでそんな誤操作を招きやすい仕様にしているんだろうかと長年疑問だったんですが、ふと気付きました。
英語圏ではその仕様でも問題ないんですね!
我々がなぜ、『[Enter]キーや[ESC]キーを押しただけで何らかの操作が実行される』仕様を不便に思うかというと、日本語入力の過程で[Enter]キーと[ESC]キーを使うからですよね。
キーボードから日本語を入力した場合、漢字変換結果を確定するために[Enter]キーを押します。
入力をミスって、変換そのものを取りやめたいときには[ESC]キーを押します。
この操作があるために、つい勢い余って[Enter]キーを余分に押してしまったり、[ESC]キーを余分に押してしまったりしたときに、意図せず送信や削除などをしてしまう可能性が高いわけです。
だから、[Enter]キーや[ESC]キーをたった1回押しただけで何らかの処理が実行されてしまう仕様を不便に感じるんですよね。
でも、そもそも「漢字変換」という操作が不要な英語圏であれば、こんな誤操作は起こり得ないんですね。
英語圏の人々は、文章を入力する過程では[Enter]キーも[ESC]キーも使わないわけですよ!(^_^;)
なるほど、それなら[Enter]キーで即送信、[ESC]キーで即削除という実装も納得です。
彼らにとっては、押し間違えることがないんですからね……!
困るわけがないし、他言語圏で困る可能性があることにすら気付かないでしょう。
アプリケーションの製作がアメリカ主導である限り、改善などされるわけがないですね。^^;;;
ううーむ。
これは、日本語入力環境(MS-IMEとかATOKとか)のキーアサインにも問題があったのかも知れません。
例えば、変換結果の確定は[Ins]キー、入力の中止は[Del]キー、とかだったら、送信が[Enter]で削除が[ESC]でも誤操作は起きないわけで。^^;;;
例えばATOKであれば、漢字変換の確定は[↓]キーでも可能です。正確には、文節単位で変換結果を確定したい場合に[↓]キーを使うんですが。
入力内容のキャンセルは、[半角/全角]キーを押してATOKの日本語入力モードを切ることでも可能です。(※デフォルトの設定では、[半角/全角]キーを押しても入力はキャンセルされず、確定されてしまうだけですが。設定するとキャンセルされるようにもできます。)
その入力方法に身体を慣らしてしまえば、[Enter]キーや[ESC]キーでの誤操作を防げるかも……?
まあ、もう[Enter]で確定、[ESC]で中止に慣れちゃってるので、私の場合、今更修正するのは難しいでしょうが。^^;;;
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