02時22分21秒 [ネット生活]
URLを書かずに「検索語」だけを書いている広告がよくあります。
JRの車内広告に、「ジェイアール西日本コミュニケーションズ」という広告会社の広告がありまして、そこには検索語「Jコミ」で検索してくれと書いてありました。
で、実際に「Jコミ」という検索語でググってみると、漫画家・赤松健先生が設立された絶版コミック閲覧サイトの「Jコミ」関連サイトばかりしかヒットしませんでした。(笑)
http://www.j-comi.jp/ ← 絶版コミック閲覧サイトの「Jコミ」
http://www.jcomm.co.jp/ ← ジェイアール西日本コミュニケーションズ
私が調べたときは、検索語「Jコミ」の検索結果では、4ページ目(44位)になってようやく「ジェイアール西日本コミュニケーションズ」のウェブサイトがヒットしていました。そこに至るまでの大半が、絶版コミック閲覧サイトの方の「Jコミ」の関連ページ(ニュース記事とか)ばかりだったように思います。(たまに違うものも混じっていたかも知れませんが。)
おそらく、「ジェイアール西日本コミュニケーションズ」が広告を製作したときは、「Jコミ」で検索するとその会社が上位にヒットしていたのでしょうけども。
検索結果の1ページ目(1~10位)に表示されていればまだ良いですが、4ページ目まで追いやられてしまえば、誰も気付かないに等しいでしょうね……。
URLを併記していればともかく、検索語だけしか書かない広告だと、せっかくのお客さんを逃してしまう可能性があるという、教科書のような例に。(^_^;;;
まあ、JRというでかい会社の関連会社でもあり、「ジェイアール西日本コミュニケーションズ」という社名は別に覚えにくいわけではないので、検索語「Jコミ」で検索できなくとも、たいした問題ではないのかも知れませんが。(^_^;;;
※Yahoo!側でも検索結果は同じですが、スポンサードサーチ(=Yahoo!の検索結果ページに表示されるテキスト広告)に広告を出稿しているようで、広告スペース側のTOPには、ジェイアール西日本コミュニケーションズサイトへのリンクが表示されていました。おそらく、AdWords(=Googleの検索結果ページに表示されるテキスト広告)にも広告は出稿していたのでしょうね。クリック数が多くなったか何かで予算を消費しきってしまって今は表示されないのかも知れません。
この手の「検索キーワードでの広告」は、たいてい「スポンサードサーチ」や「AdWords」などのサービスを利用して、検索結果ページの広告スペースに自社サイトへのリンクが表示されるようにします。
では、広告スペースを利用してさえいればURLの記載を省略して良いか?……というと、そうとは言えません。なぜなら、
やはりどんな場合でも、広告にURLは併記しておくべきでしょう。
でなければ、どれが正しいリンクなのか(後からでも)確認しようがないという問題もあります。
悪意を持った詐欺サイトが上位にランクしていたり、もしくは広告を出稿している可能性もあります。その場合、そちらに誘導されたとしてもURLが分からなければ確認しようがありませんし。
あと、シェアは少ないですが、「スポンサードサーチ」も「AdWords」も表示されないマイナーな検索サイトもありますから、ある程度は、通常の検索結果でも上位に来るように対策しておく必要もあるでしょうね。(その対策があれば、広告スペースをスルーされても、通常の検索結果側からアクセスしてもらえる可能性も出ますし。)
「Jコミ」の場合、今から『絶版コミック閲覧サイトの方の「Jコミ」』を追い抜くのは困難でしょうけども……。(^_^;;;
■「○○で検索」ではアクセス者を逃すかも?(@All About)
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