02時45分11秒 [ニュース]
木を薄くスライスしても、針と糸で縫えるようにはなりません。たぶん想像しただけでも分かると思いますが、簡単に割れて(裂けて)しまいます。ところが、この薄くスライスした木に、特殊な樹脂を染み込ませると、針を刺して糸で縫っても割れない「縫える木」が出来上がります。
もう10年も前にこの「縫える木」の技術を大学との共同研究で開発し、「天然木自在シート」の名称で特許を取得した上で、バッグや財布のような『天然木雑貨』として加工・販売している大阪のベンチャー企業があります。私自身も、もう10年以上のお付き合いになる会社です。
昨日、その「縫える木」の技術や製品が、NHKの朝番組で紹介されました。ニュース番組で紹介されるのはこれで数回目で、過去にはWBS(ワールド・ビジネス・サテライト)でも紹介されました。
今回は、放送直前に割引キャンペーンをウェブ上で展開していたこともあってか、NHK放送後の注文数はとても多く、完売品も出てきたのだとか。「縫える木」という分かりやすい表現を使い始めたのがわりと最近であって、これまでは正式名称である「天然木自在シート」という方を使っていました。昨日のNHKでは「縫える木」という表現を全面に押し出して報道されていたので、より技術のイメージが伝わりやすかったのかも知れません。
そんな縫える木は、こちら。
■天然木自在シートのゼロワンプロダクツ株式会社(縫える木:テナージュ)
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