02時29分48秒 [ソフトウェア]
先日購入したDSP版Windows7 Professionalを使って、Virtual PC上にWindows7の実験用環境を構築してみました。
Virtual PC上で動かす場合でも、DSP版Windowsを使って構わないようです。
ただし、Virtual PC上では32bit OSしか動作しない点に注意が必要です。64bit版OSは動きません。(※ホスト側のOSが64bitでも32bitでも、ゲストOSは32bitしか動きません。)
また、「Windows7 Home Premium版」など「Home」版OSはVirtual PC上では使えませんから、Professional版以上のエディションを用意する必要があります。
Home版は、ホストOS(=Virtual PCそのものを起動させる側のOS)にはなれるんですが、ゲストOS(=Virtual PC上で起動する側のOS)にはなれないんですね。
逆なら分かりやすいんですが、なんでゲストになれないんでしょうか。^^;
仮想環境で稼働させるのはビジネス用途に限るってことでしょうかね?(^_^;)
Virtual PC上でホストOSになれる種類・ゲストOSになれる種類に関しては、MicrosoftサイトのVirtual PCページ内に書かれています。(概要の項目)
なんとなく、ゲストOSよりも高いスペックを持ったOSがホストOSに必要な気もしますが、Windows7(32bit版)で稼働するVirtual PC上で、別ライセンスのWindows7(32bit版)を動かすこともできます。(^_^;)
私のメインPCは、32bit版のWindows7 Professional(OEM版)でして、そこで稼働するVirtual PC上で同じく32bit版のWindows7 Professionalをインストールしました。
ホストOS側には4GBのメモリを搭載していますが、32bit版Windows7なので実際に使えるユーザメモリ量は3.5GB程度です。
Virtual PC上のWindows7には、とりあえず1024MBのメモリを割り当ててみました。(Windows7なので2GBは割り当てたいところではありますが、ホストOS側のメモリをそこまで減らすのも危なそうなので……。)
とりあえず、実験環境として動かす分には、特に問題はありませんでした。
ちゃんとインストールも完了しますし、動作もします。
Virtual PC上で動作するOSや各種データはすべて仮想HDDファイル(.vhd)に書き込まれます。……が、この仮想HDDファイルに変更を一切加えずに状態を保持したまま、変更点だけを仮想アンドゥドライブ(.vud)に書き込ませる「復元ディスク」という機能があります。
この機能を使えば、実験用OSにアプリケーションをインストールしたり設定を変更したりしても、いつでもオリジナルの仮想HDDファイルが保持している状態に戻せます。これ、実験環境としてはかなり便利です。
実験用Windows7 Professionalのセットアップが終わった段階で一旦(ゲスト側の)Windows7をシャットダウンして、「復元ディスク」機能を有効にすれば、以後は仮想HDD(.vhd)ではなく仮想アンドゥドライブ(.vud)に書かれるようになります。
なお、Virtual PCでの仮想PC構築に関しては、「ひと目でわかるWindows 7 - XP Mode & 仮想マシン活用テクニック」という書籍が非常に役立ちました。解説が詳しくて分かりやすいです。
仮想HDDへの差分を仮想アンドゥドライブに書き込む仕組みとか、この本を読むまで知らなかったVirtual PCの機能が結構ありました。
関連日記:
◆DSP版のWindows7 Professionalを買った(2011年10月19日)
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