16時24分19秒 [ソフトウェア]
昨夜から今朝にかけて、「Adobeが古いソフトウェアを無料公開した」という話題でTwitter上がかなり盛り上がっていました。ラインナップには、PhotoshopとかAcrobatとかDreamweaverとかの旧バージョンが結構たくさんありました。
これを聞いて(見て)、
旧バージョンとは言え、Adobeも思い切ったサービスをするなあ……
……と思っていたんですが、今日の昼頃に、「無料配布したわけではない」という発表が出ていました。(^_^;;;
◆『AdobeがCreative Suite 2など12タイトルの無料ダウンロードを可能に』(@GIGAZINE)
◆『「無償でライセンス提供していない」アドビ、CS2ダウンロード騒動に正式コメント』(@CNET Japan)
既存ユーザ向けのアクティベーション用サーバが運用できなくなったために、既存ユーザ向けに「無料ダウンロード」と「専用(共通)シリアルナンバー」を公開した、ということのようです。
誰でもダウンロード可能な状態にはなっていますが、正規のライセンスを持っていない人がダウンロードして利用すると、ライセンス違反になるとのこと。
これ、誤解の元は「Adobe IDさえ持っていれば、正規のユーザであるかないかに関係なく、誰でもダウンロードして利用できる」という状態で公開されたことですよね。
当該製品のユーザ登録をしている人々にだけダウンロードできる仕組みであれば、こんな話題にはならなかったわけで。
さすがにAdobeほどの企業が、「そうできたのにしなかった」ということはないと思うので、「そうできなかった」ということなんですかね……?
アクティベーション用のサーバを落としたというのは、ユーザ登録情報も参照できなくなった……ということなんでしょうか。
ユーザ登録済みソフトウェアのリストというのは、別途Adobe ID(とか何かユーザに与えられるID)とは紐付いてないんですかね……?
(シリアルナンバーの正否がチェックできなくなったというだけなら、正規の(ユーザ登録済み)購入者にだけ「無料ダウンロード」と「専用(共通)シリアルナンバー」を提供すれば良いわけで……。)
過去にそのユーザがどのソフトウェアを購入したか、という情報すら参照できなくなったということだとしたら、今後のバージョンアップ版の購入権のチェックとかができなさそうな気が。……って、そういえば、古すぎるソフトからのバージョンアップは元々できなかったんでしたっけ。^^;
ここまで書いてふと思ったんですが、ダウンロードページに「正規のユーザ以外はダウンロードしちゃダメよ」といった注釈が最初から書いてあれば、ここまで大きなニュースとして誤解が広まったりはしなかったんではなかろうか……。(^_^;;;
今は、ダウンロードページにちゃんと注釈が付加されているようです。^^;
◆『アドビ、PhotoshopなどのCS2製品群を無償で公開するも一騒動に ―既存ユーザー向けの救済措置』(@ガジェット速報)
お騒がせなAdobeさんでありました。^^;
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おお
投稿者 Anonymous : 2013年01月12日 08:53