23時48分25秒 [ソフトウェア]
電子書籍の作り方に関する原稿を書くに当たって、PC上で無料で利用できるEPUB表示ソフトはないかな……と探してみたところ、Adobeが「Adobe Digital Editions」というソフトを配布しているのを発見。
Windows用とMac用が公開されていて、無料でダウンロードして利用できます。EPUB形式で作られた電子書籍の中身を確認する目的では、これで十分な感じです。
Windows 7上でインストールして起動した直後は以下のような画面。ここに、読み込んだEPUBファイルが一覧で出てくるようです。(下図では、他にバージョンダイアログも出していますが。)
サンプルとして私が適当に作った電子書籍を表示させたところが、以下のような画面です。デフォルトでは目次が出てきませんでしたが、メニューから選ぶと目次も出せました。(下図は目次を左側に出しているところ。)
ページの内容やウインドウの横幅によっては、複数ページを一気に表示してくれるっぽいです。あんまり深くは使っていませんが、わりと気が利いている感じがします。
ページの現在位置と移動手段を同時に提供している(ウインドウ下部の)スライダーは、ページ移動を繰り返すと微妙に位置がおかしくなる気がしましたが……。まあ、些細な問題です。(^_^;)
ソフトウェア自体はちゃんと日本語化もされていて、日本語EPUBファイルが読めるのはもちろん、インターフェイスも日本語で表示されています。
……にもかかわらず、ソフトウェアの紹介ページやダウンロードページは英語でしか書かれていないんですが……。(Adobeの日本語サイトからアクセスして、URLに「jp」の文字列があるページでも、やっぱり中身は英語しか出てきませんでした。^^;)
Windows版だと、わずか5.61MBという軽さ。
動作も軽くて良い感じです。
ちなみに、PC上でEPUBデータを表示する方法としては、ブラウザのアドオンという形でのEPUBリーダーもいくつか配布されています。
FirefoxのアドオンとしてはEPUBReaderがありますし、ChromeのアドオンでもReadiumがあります。Readiumの方が本家っぽいですが。^^;
EPUBの中身はほとんどHTMLですから、ブラウザとの親和性はものすごく高いんですよね。将来的には、ブラウザのデフォルト機能としてEPUBの表示機能が加わっても全然おかしくない気がします。
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