11時18分56秒 [ソフトウェア]
ZIP形式で圧縮されたファイルの中に、JavaScriptで記述されたファイル(拡張子「.js」のファイル)が存在するとき、そのZIPファイルをWindows上で展開しようとすると、「Windowsセキュリティの警告」ダイアログが表示されて、JavaScriptファイルの展開が阻止(アクセスがブロック)されてしまうことがあります。
例えば、右図のように、「圧縮(ZIP形式)フォルダーの展開」ダイアログの進行途中で、「Windowsセキュリティの警告」という警告ダイアログが出て、
問題を引き起こす可能性のあるファイルが見つかりました。コンピューターを保護するため、このファイルへのアクセスがブロックされています。
……と表示されます。
選択肢は提示されず、ユーザーは「OK」ボタンを押して「ZIPファイルの展開を中断」することを容認する以外にありません。
これは、そのZIPファイルを、メールを経由して受け取ったり、ウェブサイト上からダウンロードした場合など、「ネット上から落としてきた」扱いになる場合に起こります。
ウェブサイトを構成するファイルをメール等でやりとりする場合、JavaScriptファイルが単独で含まれることはよくあります。
なので、問題がないことが分かっているZIPファイルの展開時にこのセキュリティ警告が出てくるのは結構面倒です。
Windowsは、JavaScriptファイルをユーザが手に入れて活用することをまったく考慮していないようですね。^^;;;
まあ、JavaScriptファイルはWindows上で単独でも実行できるので、(ネット経由で入手したファイルは)セキュリティ面から問答無用でブロックしておく方が安全だという考えなのでしょうけども。
このセキュリティ警告は、以下の手順で解除が可能です。
まず、ZIPファイルを右クリックして、(下図1枚目のように)コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。すると、(下図2枚目のように)プロパティウインドウが開きます。)
この「全般」タブの下部を見ると、「セキュリティ」という項目があり、次のように書かれています。
このファイルは他のコンピューターから取得したものです。このコンピューターを保護するため、このファイルへのアクセスはブロックされる可能性があります。
そして、右隣に「ブロックの解除」というボタンがあり、押せる状態になっているはずです。
この「セキュリティ」区画自体が表示されている状態だと、ZIPファイルの展開途中でJavaScriptファイルが見つかった時点で、展開作業はブロック(中断)されます。
ここで、下図のように「ブロック解除」ボタンをクリックして、セキュリティ区画をグレイアウトさせれば、ZIPファイルの展開途中でもセキュリティ警告は表示されなくなり、結果、ZIPファイルの展開も中断されずに完了できるようになります。
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