09時33分08秒 [ニュース]
MicrosoftがフィンランドのNOKIA(ノキア)から携帯電話事業を約7,140億円で買収というニュースが入ってきて驚きました。Microsoftは、とうとう携帯電話端末の開発・販売も自社でするのかと。あと、NOKIA側がよく携帯端末事業を売却したな……という点でも驚きましたけども。(後に何が残るんだろう?^^;)
Windows Phoneの市場シェアって、IDCのデータによると、わずか3.7%ですからね……。スマートフォン市場シェアの推移グラフを見ると、Androidは伸びていますが、Windows Phoneは底の方で微増しているに過ぎません。
ここから追い上げるには、何か「Windows Phoneでしかできない」というような相当に大きなアドバンテージが必須だと思うんですが……。(それを創り出すためにも、ハードウェアを含めた自社設計が必要だと考えたということですかね?)
先のIDCのデータによると、市場のWindows Phone端末は、その81.6%がNOKIA製なんですね。^^;(次点は11.5%でSamsung製)
そんな、ほぼNOKIAの寡占状態と言ってもよい状況なら、Microsoftとしてはもう、ここを直接買い取って、すべての設計と販売を自分たちでやろうってことなんでしょうか。
NOKIAって、元々携帯電話の市場シェアでは世界一だった会社ですよね。
でも、(私は知らなかったんですが)スマートフォン事業では赤字だったんですね……。ウォール・ストリート・ジャーナルの記事に書いてあって知りました。(OSの選択を間違えたから……?^^;;;)
ソフトウェアの設計と同時に、それを搭載するハードウェアの設計も自分たちでコントロールできるってのは、Appleの強みでしたからねえ。Microsoftもそうしたいと考えるのは分かります。タブレット「Surface」を出した理由もそこなんでしょうし。
ただ、MicrosoftのPC用OSがここまで広がったのは、ハードウェアに関係なく他社や個人に販売してきたから、というのも大きいと思いますけども。
とはいえ、携帯端末の場合、既に無料で広く利用されているAndroid OSがありますからね。他社が使うとしたら(費用面で)そっちになるでしょうから、それならもうWindows Phoneは自前でハードウェアも用意しちゃって「完成度(魅力?)を高める」方向で勝負しようということでしょうか。
Windows Phone OS じゃなくて、せめて Windows RT がスマートフォンOSとして動作するんなら、まだ普及する可能性もなくはないと思うんですけども。それなら、Windows 8(のMetro部分)と同じアプリがスマートフォンでも動くわけで、そこそこのアドバンテージになりそうな気も。
やっぱり、OSが要求するハードウェアスペックが違いすぎるのかな……。
■マイクロソフト、ノキアのデバイス・サービス部門を買収(TechCrunch Japan)
■マイクロソフトに事業売却したノキア、今後の戦略は(ウォール・ストリート・ジャーナル)
■びっくり! マイクロソフトがノキアの携帯電話事業を買収!(GIZMODO)
■Microsoft、Nokiaの携帯端末事業を買収(ITMedia)
■米Microsoft、Nokiaの端末事業を買収(Internet Watch)
……ところで、TwitterのTLでも話題になっていましたけど、NOKIAって、携帯電話事業を売却したら、あとは何が残るんでしょうか?(^_^;;;
なんとなく、携帯電話端末専門の会社のような感じに思っていたんですが、元々は製紙パルプ会社だったんですね。そこから電気通信機器の製造にも手を出したと。
Wikipediaを見ると、「事業内容」項目には、『携帯電話の施設、端末の販売』としか書かれていないんですが。(^_^;) 実際にノキアのウェブサイトを見てみても、携帯端末しか前面に出ていませんし。
この端末事業を売却したら、本当に何が残るんだろう?(^_^;;;
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