10時50分21秒 [小説]
先日に星海社から刊行された「ジハード1 猛き十字のアッカ」(星海社文庫版)を読了しました。
おもしろい……。
すごく濃厚な話でした。
360ページくらいあるので、だいたい2時間半くらいで読めるかな……と当初は思っていたんですが、物語の密度がずいぶんと高くて、読了までに結構時間がかかっちゃいました。(たぶん倍くらい)
なんだか720ページくらい読んだ気分です。^^; 楽しみました。
(読了した後で気付きました。ああ、これ、ライトじゃないノベルなんだな、と。:笑)
この1巻に2話が収録されているんですが、これは元々は別々の巻だったものなのですね。たぶん。
この「ジハード1」は、最初は1993年に集英社で刊行されて、2003年に改稿版が集英社文庫から出て、今回さらに改稿されて星海社文庫から出たたらしいです。
んで、最初の版では、11巻+外伝の計12巻構成だったのが、以後の文庫版では全6巻になったようなので、つまり今巻には2冊分の話が収録されていたってことなんですね。
最初の1話は、だいたい200ページ強くらいだったと思うんですが、わずか200ページでここまで話を濃厚に詰め込んで展開できるんだな……と驚きました。
星海社文庫版は、隔月刊行で全6巻とのこと。次は3月だそうな。(3月10日頃?)
楽しみです。
星海社から刊行された本は過去に何度か買っていますが、「星海社文庫」はこれが初めてだと思います。
なんと、挿絵がカラー……!
ライトノベルだと、たいていは先頭にカラー口絵がありますけども、そういう形態ではなく、本文中の挿絵として突然フルカラーの絵が現れたので驚きました。^^;
こういう文庫は珍しいですね。私はたぶん、過去に見たことはない気がします。
その代わり、挿絵の枚数は3枚(だったと思う)でしたけども。
(ライトノベルだと、たいてい10枚くらいはあります。)
他にも、物語の範囲を示す地図ページとかもカラーでした。
カラーページに使われている紙と、本文に使われている紙は、たぶん同じなんですよね?
ああ、こういう紙にも普通にカラー印刷できるのか……と、ちょっと意外に思いました。
(まあ、普通のプリンタでもコピー用紙に綺麗にカラー印刷できるので、よく考えれば印刷可能なのは当たり前ですが。^^;)
あと、「SEIKAISHA」とロゴの入った紐の栞が文庫にひっついていました。
そういえば、星海社の”文庫ではない本”にも、同じ栞が付いていた気がします。
でも、星海社新書には栞はなかったと思いますが。
わりと平べったい紐なので使いやすいです。
著者の定金伸治先生のウェブサイトに、昔々「える姫じゃ~~っ」という外伝が掲載されていたらしいです。Wikipediaのジハード項目に書いてありました。そういえば過去に目撃したことがあったようななかったような……。「える姫」とは、エルシードのことだったんですね。^^;
定金伸治先生のウェブサイトは、以前のものは既に閉鎖されていて、今はブログ化されています。→イソギンチャクの日記
とすると、この短編はもう読めないのかな? ……と一瞬思ったんですが、そういえばアーカイブされていないかな? と思いついて、Internet ArchiveサイトのWayback Machineを使って探してみたところ――、
無事にありました。(^_^)
→ Wayback to www.sadakane-ss.net/download/el-hime.html (2008-05-17)
ありがとう、Wayback Machine!(^_^;)
※先頭にあるLZH形式の圧縮ファイルはアーカイブされていませんが、テキストファイルで提供されている各話のファイルはアーカイブされています。よかった、圧縮されていないバージョンも用意されていて。(^_^;;;
外伝ということで、いつのタイミングで読めばいいのかが分かりませんが。(^_^;)
日常の話だというので、まあ第1巻の読了後であれば、いつ読んでもいいのかな……? どうかな……?^^;
というわけで、「ジハード1 猛き十字のアッカ」(星海社文庫版)を読了したという話でした。おもしろかったです。
ところで、刊行が2011年から止まっている「四方世界の王」(講談社BOX)の第7巻はいつかな……?(^_^;;;;
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