14時06分41秒 [ソフトウェア]
Windows環境下で文字列をコピーする際には、たいてい「範囲選択」→「コピー操作」という2段階の手順を踏むことが多いですよね。
なので、「範囲選択ができなければ文字列をコピーできない」と考えがちです。
しかし、実際には、範囲選択ができなくてもコピーできる文字列もそこそこあります。
例えば、
なども、範囲選択はできないものの、[Ctrl]+[C]キーを押せばテキストデータとしてコピーできます。
タスクマネージャのパフォーマンス画面は、主にCPUやディスクなどの使用率をグラフで確認することが目的ですが、いくつか細かな仕様も表示されています。
例えば、CPUやGPUの種類だとか、ディスクのメーカーだとか、ネット接続環境のIPアドレスだとか。
そういった情報をテキストでコピーしたい場面も、ごくごくごくごく稀にはあります。(^_^;)
範囲選択ができないとなれば、どうしてもテキストで得たいならその画面とテキストエディタを並列に表示させて、目で見た内容を写し取る……というようなことをよくやりますし、単に後から参照できれば充分だというだけなら [Alt]+[PrintScreen]キーとかで画面キャプチャして画像として保存しておくなどの操作をします。
しかし、タスクマネージャのパフォーマンス画面など一部の画面では、そのような必要はありません。
範囲選択はできなくても、コピー方法はとても簡単で、
[Ctrl]+[C]キーを押すだけ
です。
範囲選択することなく、単にそのウインドウが表示されている(=アクティブになっている)状態で、[Ctrl]+[C]キーを押すだけです。
これで、クリップボードに仕様がテキストでコピーされます。
例えば以下のような感じで。
上記の画面にフォーカスがある状態で、キーボードから[Ctrl]+[C]キーを押すと、クリップボードに以下のようなテキストが格納(コピー)されます。
CPU
Intel(R) Core(TM) i5-5200U CPU @ 2.20GHz
基本速度: 2.20 GHz
ソケット: 1
コア: 2
論理プロセッサ数: 4
仮想化: 有効
L1 キャッシュ: 128 KB
L2 キャッシュ: 512 KB
L3 キャッシュ: 3.0 MB
使用率 4%
速度 0.79 GHz
稼働時間 1:08:55:08
プロセス数 195
スレッド数 2008
ハンドル数 67175
まあ、CPU使用率をコピーしてもあまり意味はないかもしれませんが。
Wi-Fiやイーサネット項目で、現在のIPアドレスをコピーしたい場合には便利そうな気がします。
特に、IPv6アドレスは長いので、目視の手動でコピーするのは面倒ですからね。(^_^;)
※なお、上記はWindows10のタスクマネージャです。Windows7のタスクマネージャだと、この方法は使えませんが、その代わり表示されている数値部分は範囲選択が可能になっていますので、範囲選択した上で[Ctrl]+[C]キーを押せばコピーできます。
例えば、「OK」ボタンだけがある確認ウインドウや、「YES/NO」とか「OK/キャンセル」で選択するダイアログとかも、範囲選択はできないものの [Ctrl]+[C]キーを押せばコピーできるものが多々あります。
たぶん、アプリケーションが独自に描画して作っているダイアログだとコピーできない場合もありますが、OSが描画しているダイアログだとコピーできるような気がします。
上記のダイアログが表示されているときに、[Ctrl]+[C]キーを押すと、以下のようなテキストがコピーされました。
[Window Title]
ショートカット
[Content]
ここにショートカットを作成することはできません。
デスクトップ上に作成しますか?
[はい(Y)] [いいえ(N)]
というわけで、「今表示されている文字列をテキストデータとして得たい」と思った場合には、範囲選択ができないだけで諦めるのではなく、とりあえずダメ元で [Ctrl]+[C]キーを押してみるのがお勧めです。
もしかしたら、コピーできるかもしれません。(^_^;)
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