13時22分25秒 [ネット生活]
SIMロックフリーのスマートフォン端末やタブレット端末に挿して使うためのSIMは、たいていは月額課金の契約制です。しかし、規定の上限容量まで使い切ったらそこで契約終了という買い切り(使い捨て)なプリペイドSIM製品もわりとたくさん販売されていたのですね。
プリペイドというのは「先にお金を払っている」という意味ですから、要するに事前の手続きは不要で、ただ購入したSIMを挿すだけで料金分(一定期間・一定容量)だけネット接続ができて、その後は自動解約というSIMです。
この手のSIMは主に外国人旅行客向けの製品で、主に空港などに設置されている自動販売機等で販売されているっぽいことは知っていたのですが、ネット通販でも買えるなら国内在住の人が一時的な通信手段として利用する用途もありそうです。
例えば、
……とか。
普段は自宅Wi-Fi専用で使っているタブレットを、ごく稀に出張で外出先に持っていきたい場合で、フリーWi-Fiに頼れるかどうかが分からない場合などには良いかも知れません。
主には外国人旅行者が短期間だけ使う目的で発売されているSIMでしょうけども、もちろん日本在住の日本人が買って使っても問題はないわけで。単位データ量当たりの通信料金は割高でしょうけども、ほんの一時にしか使わないなら、わざわざ通信会社とSIMを契約するよりも安くて済みますし、手間も掛けずに済みそうです。SIMの発行手数料とか、カード情報の登録とかが不要なわけですから。
私自身は契約SIMをモバイルルータに挿して普段から持ち歩いて使っていますし、通信容量が足りなくなるケースがまずないのでプリペイドなSIMは概ね不要なのですけども。
ただ、この手の質問を過去数回くらい受けたこともあり、ちょいと今後のための回答用に今どんなプリペイドSIMが実際に販売されているのかを調べてみましたから、ついでにここにメモしておきます。
軽く調べてみたところ、プリペイドSIMの利用制限形態は、だいたい以下の3種類があるっぽいです。
私が調べた範囲では、最も安く済むのは「3」でした。
例えば10GBとか6GBとか、通信量の上限に到達するまで使えるSIMです。無期限というわけではなく期限はあるのですが「最大180日」のような感じで結構な遠くに設定されています。これはたぶん、出荷直後のタイミングで購入できたら最大日数まで使用可能なのでしょうね。もし出荷後100日が経過している時点で購入したのなら「80日間だけ有効」ということなのでしょう。
さすがに、残り1週間を切っているような期限間近の製品が届いたら困りそうですけども、たぶん商品説明に「2020年9月30日まで有効」のような感じの期限日が書かれているでしょうから、それを参考にして買えば良さそうです。
10GBを使い切るか、有効期限が来るまで使えるプリペイドSIMです。1日の制限容量は(説明文を読む限りでは)ないっぽい気がしました。
有効期限は「最大で」180日なので本当に180日あるわけでない点には注意が必要ですね。商品説明には「よほど期限間近なSIMが届いてしまった場合には交換する」という内容が書かれていました。なので、使用日がギリギリに迫った時に買うのは避けて、交換手配の余裕があるくらい前に購入しておく方が良いかもしれません。
プリペイドSIMとしては、もしかするとこれが一番ありふれている形態なのでしょうかね?「7日間で10GBまで」のように、短期間の日数上限と、通信量の上限の両方が決まっているプリペイドSIMです。
例えば「7日間で10GBまで」なら、
この場合は、SIMを挿して最初に通信した時点から日数のカウントダウンが始まるのでしょう。なので、「ちょっと試しに使ってみようかな」と思って試すのは避けた方が良さそうです。(^_^;)
いざ使いたい日の前日になって試してみて「繋がらない……!」ということになったら困りますから、過去に使ったことのある製品でないと不安はありそうな気がします。
1日あたりの制限容量を超えると超低速な接続になるものの、通信量自体の上限はなく、設定日数までならいくらでも使えるタイプのプリペイドSIMです。
例えば、
……というような感じです。高速通信できる容量は少ない代わりに、低速接続なら容量無制限です。
旅行先などでは、「たとえ低速であっても繋がる」という点は安心な気がします。
特に、メールやメッセンジャー系アプリさえ使えれば良い、というケースなら通信量を気にせず使えて便利でしょう。(ただ、この回線を使用している最中に、OSやアプリのアップデートのためのダウンロードが始まってしまわないように、自動更新設定はOFFにしておく必要がありそうですが。)
こちらも短い日数の期限があるので、使いたい日の前日あたりに試してみて「繋がらない……!」ということになったら困りますから、過去に使ったことのある製品でないと不安はありそうな気がします。
しかし、「出張は2日間だけ。その間だけ通信が出来れば良い」みたいな場合は、そもそも10GBもの通信容量は要らない場合も多々あるでしょう。そういった際には、この形態のプリペイドSIMの方が安く済んで良さそうな気はします。
高速通信は1日あたり500MBだけという制限があるものの、低速通信(256kbps)なら上限なしで6日間使えるプリペイドSIMです。
使用期間が短いので「試しに接続してみる」とすると旅行(出張)前日くらいにしないといけない不安はあるものの、880円という安さは魅力的な気がします。速度制限された後の256kbpsは相当に低速ですが、メールのやりとりやメッセンジャーアプリのやりとり程度なら問題はないでしょう。
紹介しておきながらこう言うのもどうかとは思いますが(^_^;)、上記に例として掲載したプリペイドSIM製品は、単に商品検索で見つけただけであって、私自身は使っていないので、接続速度や電波状況は分かりません。
お勧めする目的で掲載しているわけではありませんので注意して下さい。(^_^;)
単に「こういう製品も発売されていたのだなと知った」というだけの話です。
私が検索したときには、「元々は空港カウンタで販売していた製品だが、コロナ移動自粛の影響で売れ残った期限間近SIM」というのが安めに販売されていました。
私は、ノートPCやAndroidタブレットやiPod touchなどのモバイル機器を使っていますが、どれにもSIMは刺さっていません。(そもそもSIMスロットがないので物理的に挿せませんし。)
その代わり、モバイルルータにSIMが1枚刺さっていて、手持ちのモバイル機器はすべてそのモバイルルータにWi-Fiで接続してインターネットと繋がっています。
(モバイルルータには、今のところはプリペイドではない月額課金のBIGLOBE SIMを挿しています。長く使い続ける前提ですので。)
このようにモバイルルータ1台にSIMを1枚挿しておけば、それで手持ちのモバイル機器を10台程度は一括接続できるので、モバイル端末1つ1つにSIMを挿す必要はありません。この形態なら、通信料金を抑えられます。(モバイルルータが使えなければ全機器でネット接続できなくなる問題はありますが。^^;)
モバイル端末が複数台あるならモバイルルータがお勧めです。
関連日記:
◆各端末にSIMを挿すよりモバイルルータを使う方が月々の通信費(固定費)は安く済む(2019年09月21日)
◆BIGLOBE SIMをモバイルルータで使用し始めて1ヶ月。使用感は良好(2016年03月29日)
◆NEC製モバイルルータ「Aterm MR04LN」を買った(2016年01月26日)
◆Windows10で外出モバイル通信時にUpdateのダウンロードが自動実行されるのを防ぐ「従量制課金ネットワーク」の設定方法(2016年03月27日)
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