21時09分14秒 [ソフトウェア]
あるソフトウェアを一時的に管理者権限で起動したい場合には、スタートメニュー項目(やショートカット)を右クリックして「その他」→「管理者として実行」を選択すれば良いのですが、『そのソフトウェアは常に管理者権限で起動したい』という場合にはいちいちメニューをたどるのが面倒です。
そんなときには、スタートメニュー内の項目をただ左クリックするだけ(ショートカットの場合はただダブルクリックするだけ)で、管理者権限で実行されるように設定しておくと便利です。
方法はとても簡単で、スタートメニュー項目の実体ショートカットファイルを見つけてから、そのショートカットファイルのプロパティを表示させて、管理者で起動するよう設定するだけです。
以下に手順の詳細を紹介しておきます。(スタートメニュー項目を対象に設定する場合は下記の1~4を、デスクトップ等に存在するショートカットファイルを対象に設定する場合は下記の2~4の手順で操作します。)
スタートメニュー内の項目1つ1つの実体は、スタートメニュー用フォルダの中に存在しているショートカットファイルです。
まずは、このショートカットファイルを見つける必要があります。
方法はとても簡単で、➊スタートメニュー内の目的の項目を右クリックして、➋「その他」→➌「ファイルの場所を開く」を選択するだけです。
すると、そのスタートメニュー項目の実体であるショートカットファイルの存在するフォルダがエクスプローラで開かれます。
なお、何らかの理由でこの方法でアクセスできない場合は、スタートメニューを作っている実体フォルダを開いてから自力でショートカットファイルの存在を探す手もあります。Windows10でのスタートメニューの実体フォルダの場所については、別途記事「Windows10のスタートメニューの実体がある場所と追加方法」をご参照下さい。
同一フォルダの中に複数のショートカットファイルがある場合には、目的の名称のファイルを探して下さい。ファイル名はスタートメニューの項目名と同一なのですぐに分かるでしょう。
目的のショートカットファイルが見つかったら、そのファイルを右クリックして表示されるコンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。(コンテキストメニューに表示される内容は環境によって様々ですが、「プロパティ」項目は、下図のように(たぶん)コンテキストメニューの最下部にあります。)
すると、下図のようなプロパティウインドウが開きますので「詳細設定」ボタンを押します。
すると、下図のような詳細設定ウインドウが開きます。
ここで「管理者として実行」にチェックを入れてから、OKボタンを押してすべてのウインドウを閉じます。
こうすると、それ以降はそのショートカットファイルが対応しているスタートメニュー項目は、左クリックするだけで管理者権限付きで起動されます。つまり、どんな場合でも管理者権限付きで起動できることになります。
いちいち右クリックして、「管理者として実行」を選ぶ必要がないので楽です。
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