にしし ふぁくとりー:西村文宏 個人サイト

Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2024/07/19. 18:09:14.

Sakura Scope (2024年05月)

ちょっと倒錯気味な、ただの日記です。(^^;)
これはやばいと思われた場合は、お早めに閲覧を中止されることをお勧め致します。

新ScanSnap iX1300を旧機種用ScanSnap Organizerで使えるようにセットアップした話

旧ScanSnapのローラーが故障したので、新しいScanSnapを調達

これまで日々頻繁に活用してきた「ScanSnap S1300」がとうとう壊れてしまいました。(とはいえ、購入から14年も経っているので、かなり保った方だと思いますが。)
具体的な壊れ方は後述しますが、段階的に壊れていって、どうしようもなくなったので、新機種に買い換えました。
新たに調達したScanSnapは、iX1300 です。
旧機種と比較するとちょっと大きいですが(下記写真参照)、ScanSnapのラインナップからすると小型な方です。

新旧ScanSnap

今のScanSnapは「ScanSnap Home」という新しいソフトウェアを使う仕様になっているのですが、旧環境と比較するとUIが凄まじく変化しています。
調べてみると、旧機種用の「ScanSnap Manager」+「ScanSnap Organizer」を新機種で使い続けることも(まだ)できるようになっていましたので、私はその方法を採用して、極力以前と同じ環境で新機種を使えるようにセットアップしてみました。

以下はその話です。

故障の詳細:旧ScanSnapのローラーのゴムが劣化して溶けたり、紙を取り込まなくなったりした

機種は別ですが、ほぼ同じような時期からScanSnapを使っていた友人から、「ローラーが溶けたので買い換えた」という話を数年前に聞いていました。「ローラーが溶けるってどういうこっちゃい!?」とそのときは思っていたのですが、実際に体験してよく分かりました。^^;

詳しい現象は分かりませんが、紙送りに重要な部品であるローラーのゴムが劣化して徐々に溶けていって、粘性が高くなってしまうみたいですね。その結果、送るはずの紙がローラーにへばりついてしまって、(レシートのような薄い紙をスキャンする場合だと特に)ローラーのゴムにひっついてしまって、破れてローラーに巻き込まれてしまう問題が起きました。

破れた紙がローラーに巻き付いて剥がれなくなってしまうと、ローラーの「紙送り性能」が失われてしまいます。
しかし、紙送りに使われるローラーは1個だけではないので、その状態でも(紙がズレないように手でサポートすれば)問題なくスキャンはできていたので、私はそこから1年くらい使い続けていた気がします。(期間はうろ覚えですが。)

※ローラーの1つが溶けたとはいえ、その溶けたローラーに「破れたレシート」がうまい具合に絡んでくれたので、それ以後の紙は引っかからなくなったので、使用上の問題はあまりなくなったのです。ローラーの1つが機能しないと(横幅の狭い紙だと)紙送りが真っ直ぐにならない場合はありますけども、斜めになりすぎないように手で調整してやれば問題ありませんでしたから。

しかし、最終的には「紙を取り込む際に使われる方のローラー」も壊れてしまったようで(これはゴムが溶けるような問題ではなくローラーが回転しなくなったのかな、という気がしているのですが)、セットした紙がScanSnap本体に取り込まれなくなってしまいました。この原因はハッキリとは分かりませんが、ローラーを回転させる仕組み部分が劣化して回らなくなったとかなんかそんな感じでしょうかね。甲高く、引っかかるような音が出て、全然紙を取り込まなくなってしまったのでした。

……とはいえ、3回試すと1回くらいはちゃんと取り込んでくれるような頻度では動作していましたので、「完全に壊れた」とは言えない感じが続いていました。
昨年末あたりから調子が悪くなり始めて、そんな感じで騙し騙し使っていたのですけども、とうとう本当に紙を一切まったく微塵も取り込まなくなってしまったので、さすがにこれはどうしようもないよな……、ということで新製品と交換することにしました。

この旧機種(ScanSnap S1300)はいつ買ったのだったかな……と思って自分のブログを検索してみたところ、2010年5月27日でした。約14年間も使えていたのですね。なかなか長く保ったものです。というか、予想以上に長く保ってくれました。

※後になってから「もしかして修理に出すという選択肢もあったのか……?」と気付いたんですが、14年も前の製品だとたぶん修理受付はもうしていないでしょうね。^^;

新機種として ScanSnap iX1300 を調達

で、新しく調達したのが「ScanSnap iX1300」です。
常設して使うタイプ(=持ち運びが前提ではないタイプ)の中では最もコンパクトサイズな機種です。

ScanSnap iX1300箱

実はこれを買ったのは昨年末なんですよね。
当初は(昨年末に購入した時点で)早々に取り替えるつもりだったのですけども、新機種を購入した途端に(それなりには)動くようになったので、交換するのも面倒ですからしばらく旧機種を使い続けていました。
新機種の存在を見せつけたことで、頑張り出したんですかね……。^^;

しかし、それでも保ったのは3ヶ月くらいでしたけども。
まあ、壊れない機械は存在しませんからね。

というわけで、購入から4ヶ月ちょっとを経て、ようやく交換しました。

箱を開けてから知ったんですが、『購入から3ヶ月以内にユーザ登録すると、保証期間が3ヶ月延長される』という特典があったんですねえ。┌(:3」└)┐
購入直後に、せめて箱を開けて中身をしっかり確認しておけば……。^^;

メーカー保証期間を3ヶ月延長する特典

▼製造会社は変わっていないが、親会社は富士通からリコーに変化

ScanSnapを製造販売しているのはPFUという会社です。HHKB(Happy Hacking Keyboard)を製造販売している会社でもあります。

このPFUは、私が最初にScanSnapを買った当時は富士通の子会社だったんですが、今は(2年前から)リコーの子会社になっています。当時、CNET Japanに記事が出ていました。
➡『リコー、ScanSnapなどで知られるPFUを子会社化--富士通とアライアンス関係構築へ

当時のPFUのウェブサイトは www.pfu.fujitsu.com ドメインでしたが、今は www.pfu.ricoh.com になっています。
しかし、私が購入した製品に含まれていた説明書には、fujitsu.com ドメインが印字されていました。(アクセスすればちゃんと ricoh.com 配下の方へリダイレクトされますが。)

新ScanSnapでも、旧機種用のPDF管理ソフト「ScanSnap Organizer」で使えるようにするセットアップ方法

さて、ここからが本題です。

ScanSnapというハードウェアはとてもとても素晴らしい製品なのですけども、新しい「ScanSnap Home」というソフトウェアは(少なくとも友人間では)評判がよろしくありません。最初からこれを使っている現在のユーザさんには問題ないのだろうと思いますが、やはり従来の「ScanSnap Organizer」からするとUIが変わりすぎていますからね……。

で、いろいろ調べたところ、

  • 前提:「ScanSnap Organizer」がインストールされている環境であれば、
  • 条件:「ScanSnap Manager」さえ最新版にアップデートすれば、
  • ➡ 新ScanSnap機種でも、PDFの管理ソフトとしては「ScanSnap Organizer」を引き続き使用可能

……ということが分かりました。
なので、その方法を採用して、『新しいScanSnapハードウェア』+『読取ソフト:ScanSnap Manager+管理ソフト:ScanSnap Organizer』という組み合わせで使えるようにセットアップしました。

▼ポイント:既存のScanSnap Managerは先に手動でアンインストールしておく

ScanSnap公式サイトのセットアップ案内には、ScanSnap Homeを使う標準の解説以外に、「ScanSnap を ScanSnap Manager で使えるようにセットアップ」する方法も用意されています。大まかにはここに書かれているとおりに操作すれば良いと思います。

ただ、私の環境では、既存の「ScanSnap Manager」を手動でアンインストールしておく必要がありました。
そうしないと、

ScanSnap Managerのインストールに失敗しました。お使いのコンピュータには、本アップデートパックはインストールできません。

……という下図のようなエラーダイアログが出て、そもそもインストール処理が続行できませんでしたので。

ScanSnap Managerのインストールに失敗しました。お使いのコンピュータには、本アップデートパックはインストールできません。

既存のScanSnap Managerをアンインストールするには、コントロールパネルの「プログラムと機能」から探します。
「ScanSnap Manager」という項目を見つけて、右クリックして「アンインストール」を選択するだけです。(下図の緑色矢印の先)

コントロールパネルからScanSnap Managerをアンインストール

なお、ScanSnap Organizerを消す必要はありません。というか、ScanSnap Organizerの方は消してはいけません。(既に配布が終了しているので、消してしまうと再インストールできませんから。)
ScanSnap Managerだけをアンインストールするようご注意下さい。

※詳しくは後述しますが、ここで古いScanSnap Managerをアンインストールしても、新しいScanSnap Managerをインストールした時点で、ScanSnap Managerの旧設定はすべて復元されていました。(要するにアンインストールしても、設定は消えない仕様なんですね。)

▼ScanSnap Organizerを使い続ける場合のセットアップ手順

マニュアルでは、総合的なセットアップをまとめて実行してくれる(=必要なツールのダウンロードからインストールまで一括して実行してくれる)セットアッププログラムを実行するよう指示されています。

ScanSnap総合インストーラ

ただ、私は最初にこの方法を使って575MBものデータをダウンロードした後になってから、『お使いのコンピュータには、本アップデートパックはインストールできません』という先の画像が表示されてインストールに失敗してしまったので(^_^;)、さすがに同じことを繰り返すのは通信と時間の無駄なので、各ツールやマニュアルを個別に1つ1つダウンロードしてインストールすることにしました。

直接的な理由は上記の通りですけども、
結果的に、その方が『インストールプログラム自体をローカルに保存しておけるので、PFU側が公開を停止しても再インストールに使える』というメリットがあることに気付きました。

※マニュアルで案内されている総合的なインストーラは、あくまでも「ダウンロードしてくるためのプログラム」でしかないので、それを保存していても公開が終了したソフトウェアをインストールすることはできませんから。

ScanSnap Managerの公開は今年中に終了するようなアナウンスが出ていましたので、(今後に再セットアップしなければならなくなったときに備えて)今のうちにローカルに保存しておく方が良さそうな気がします。

※ScanSnap Organizerの方はPFUサイトでの配布は既に終了しています。しかし、旧ScanSnap製品のインストール用DVD-ROMを保管しているなら、そこに含まれています。(※いま私が使っているOSはWindows10で、新PCのプレインストールOSです。なので、ここにはScanSnap ManagerもScanSnap Organizerも、このDVD-ROMからインストールしました。つまり、少なくともWindows10には普通に新規インストール可能です。「ScanSnap Organizer」はそれがそのまま使えますので、新機種用として新しいバージョンの「ScanSnap Manager」さえ今ダウンロードして保管しておけば、この先も(=PFU公式が配布を終了しても)継続して使えそうな気がしています。たぶん。)

従来の設定はそのまま引き継いだ状態で、新ScanSnap機種+「ScanSnap Manager+Organizer」で使える環境が完成

というわけで、新ScanSnapハードウェアを、従来の設定はそのまま引き継いだ状態で「ScanSnap Manager+Organizer」で使える環境が完成しました。
使い方は従来と同じです。

  1. ScanSnap側で紙の挿入口を起こすなり、スキャン対象物を挿入するなどすると、PC側でそれを認識してスキャン待機状態になります。
  2. スキャンボタンを押してスキャンすると、その結果がPC側のScanSnap Managerに出てきます。完全に従来通りです。
    ScanSnap Manager:イメージ読み取り
  3. 読み取り終了ボタンを押せば、スキャンしたデータをどうしたいか尋ねてきます。
    その選択肢に、従来通りScanSnap Organizerがあるので、ScanSnap Organizerに渡せます。
    ScanSnap Manager:送り先の選択画面
  4. すると、完全に従来通りに、ScanSnap Organizerが起動してスキャンPDFを管理できます。
    いつものScanSnap Organizer

ScanSnap Managerは、手動でアンインストールしてから最新版をインストールしたわけですけども、従来の設定はちゃんと引き継いでくれていました。
PDFの保存先とか、スキャンの設定とか。
プログラムは消えても、設定は残っていたんですね。
なので、何も設定し直す必要はありませんでした。

ScanSnap Managerの設定

理想的なScanSnap環境

というわけで、

  • 新しいScanSnap機種を
  • 従来通りの管理ツール ScanSnap Organizer で使う

……という理想的な新環境が出来上がりました。

スキャンがめちゃくちゃ速いですね!
旧機種と同様に上から紙を次々に取り込んでいくモードだけでなくて、折り曲げるのが困難な厚紙や冊子でも、手前から差し込むことで折り曲げずにスキャンできる新機能がとても便利で、ちょっと感動しました。
楽ですねえ……。

なお、公式PDFマニュアルにも(ScanSnap Home使用版の他に)ScanSnap Manager使用版もあって、ちゃんと詳しいです。数百ページあります。

ScanSnap カタログ/マニュアル/他
(ここから、各機種のマニュアル(取扱説明書)をPDFでダウンロードできます。)

新機種は無線LANにも接続できるんですけども、それも ScanSnap Home を使わずに、ScanSnap Manager からでも無線設定ができるようになっていました。(まだ設定してはいないんですけども。説明を読む限りでは設定できるようでした。)
公式サイトの説明を読むと、とにかく「ScanSnap Home」がプッシュされているので不安になったんですけども、ちゃんと、ScanSnap Manager+ScanSnap Organizerでも新機種を使える仕様になっていました。マニュアルも、ScanSnap Managerを使う専用のがちゃんと用意されていますし。
過去との互換性を保ってくれる方針はとても望ましいです。
もっとも、ScanSnap Managerの公開は今年で終了してしまうようですけども。(ScanSnap Homeでも、ScanSnap Organizerと同じUIで使えるような設定ができれば一番良いのですけどもね。)

とりあえず、従来の使用感を何一つ変えることなく新機種が使えるようにできて、とても満足しています。

リコーPFU ScanSnap(@Amazon.co.jp)

てがろぐに「簡易適用スキン」の設定が勝手に切り替わるバグがあった話

こんなバグがあるとは

拙作のフリーCGI「てがろぐ」で、久々になかなか予想しないバグが発見されて驚きました。
どへぇ。どへぇ。どへぇ。┌(:3」└)┐

現在のてがろぐ(Ver 4.3.0)には、ある条件を満たすと『簡易適用スキンの設定が勝手に切り替わってしまう』という下記に解説するバグ(表示上の問題)があります。おそらく、予約投稿機能を実装したときから存在したバグだと思いますから、Ver 4.0.0~4.3.0の間に存在するバグだと思います。(※β版も含めると、Ver 3.9.3β以降)

(★追記:2024/05/29)
過去に1度も予約投稿をしたことがない場合には、このバグは問題を起こさないことが新たに分かりました。(つまり、発生条件は2条件ではなく3条件です。下記の話を更新しました。)

(★追記:2024/05/31)
➡ このバグは、Ver 4.3.1βで解消しました。最新版をご使用頂けば、問題はなくなります。

▼このバグの影響が元々ないのは……

  • 過去に1度も予約投稿をしたことがない場合には、何も影響はありません。
    (※予約投稿をしたことがあっても、予約日時の到来後にその投稿を消すか再編集するかなどして「予約(掲載済)」フラグの付いた投稿が存在しなくなっている場合にも影響はありません。)
  • 今、予約投稿機能OFFに設定している場合には、何も影響はありません。
    (※過去に予約投稿をしていても、今の設定がOFFなら影響はありません。)
  • 過去に予約投稿をしたことがあり、今も予約投稿機能がONの状態でも、複数のスキンを併用していない場合には、何も影響はありません。
    (※とはいえ、たとえ通常モードで使うスキンが1種類だけでも、ギャラリーモードやサイトマップページモードを併用しているなら、それ用のスキンが存在するハズですので影響がある点にご注意下さい。)
  • あくまでも「表示上の問題」なので、そのバグによって何らかの危険があるわけではありません。
    とはいえ、簡易適用スキンの設定が勝手に切り替わってしまうと困るでしょうから(特にアクロバットにたくさんのスキンを役割別に併用している場合など)、下記で紹介する発生条件に該当していないかどうかの確認はお勧め致します。

今後のバージョンで解消はしますが、とりあえず応急的に、現時点での解決策は3点あります。
そのどれかの対処をお勧め致します。

話を早く済ませたい場合(簡単な対処方法)

※過去に1度も予約投稿をしていない場合には、そもそも何も問題ありません。(何も対処は要りません。)

てがろぐで予約投稿機能を使っていないか、使う頻度が低い場合は、とりあえず予約投稿機能をOFFに設定しておくことをお勧め致します(※初期状態でOFFです)。予約投稿機能が無効なら、本件のバグは特に問題を起こしません。

※予約投稿機能をOFFにするには、管理画面の[設定]→[投稿欄の表示]→【日時ボタンの表示設定】→[▼未来の日時で投稿された場合の動作]で、下図の水色矢印の先のように、『予約投稿として扱う』ではなく『そのまま表示する』の方を選択して保存します。(既に『そのまま表示する』が選択されている場合は、予約投稿機能はOFFになっています。)

予約投稿機能をOFFに設定する画面位置

※予約投稿機能は、デフォルトでOFFです。(なので、自ら設定をONに変更していない限り、本件のバグの影響はありません。)

バグの内容(詳細)

特定の発生条件(後述)を満たすと、簡易適用スキンの設定が勝手に切り替わってしまうバグです。
単に「簡易適用スキン」が切り替わるのではなく、「簡易適用スキンの設定」自体が切り替わってしまいます。(そのため、全閲覧者に一斉に影響します。)

※簡易適用スキンの設定のほか、「1ページに表示される投稿数」の設定も、そのスキンに合わせて設定値自体が変化します。

▼バグの主な発生条件

以下の3条件すべてを同時に満たしている場合にだけ、上記の問題が発生します。

  • 【条件①】未来の日時を『予約投稿として扱う』よう設定されている。(=予約投稿機能をONに設定している)
  • 【条件②】メインで使うスキン以外のスキンに、新着投稿リストを表示するための記法 [[LATESTLIST]] が記述されている。(=メインで使うスキン以外のスキンで生成されるページ上に、新着投稿リストが表示されている)
  • 【条件③】過去に1度でも予約投稿をしたことがあり、その投稿を(掲載日以降に)再編集または削除していない。

この3条件を同時に満たしているときに、『そのスキンを表示すると、簡易適用スキンの設定が勝手に切り替わってしまう』という問題が発生するバグがあることが分かりました。

▼バグの回避方法

次のバージョンで、このバグは解消します。(作者のローカルにあるソースは既に修正しました。)
現状のバージョンでこのバグを回避するには、下記のA・B・Cのどれかの方法をご使用下さい。

  • 【暫定解決策A】予約投稿機能をOFFにする。(=未来の日時を『そのまま表示する』に設定する)
  • 【暫定解決策B】メインで使うスキン以外のスキンには [[LATESTLIST]] を書かない。(=メインで使うスキン以外では新着投稿リストを表示しない)
  • 【暫定解決策C】過去に予約投稿機能を使って投稿した投稿(※管理画面の記事一覧で $ps=scheduled で検索すると見つかります)をすべて再編集する。(中身は変化させなくて良いので、てがろぐ上で再編集画面を出して保存するだけでOKです。要は「予約投稿だった」というフラグをなくせば良いので。)

もしかしたら他にも回避方法があるかもしれませんが。今のところ上記の3つの方法があります。(どれか1つだけで充分です。)

※解決策Aの場合:予約投稿に設定している投稿がない状況でも、設定で「予約投稿機能がON」の状態ならバグの影響を受けますのでご注意下さい。「使わなければ良い」のではなく「無効に設定する」必要があります。

▼バグの動作例

例えば、

  • 一度でもギャラリーモードで表示すると、それ以後は、通常モードに戻っても、ギャラリー用スキンが簡易適用されて表示される。(※管理画面の「スキンの切替」で、ギャラリーモード用スキンが簡易適用されている旨が表示される。)
  • 一度でもサイトマップページモード表示すると、それ以後は、通常モードに戻っても、サイトマップページ用スキンが簡易適用されて表示される。(※管理画面の「スキンの切替」で、サイトマップページ用スキンが簡易適用されている旨が表示される。)
  • 一度でもskinパラメータを使う方法で何らかのスキンを表示に使うと、それ以後はずっとそのスキンが簡易適用されて表示される。(※管理画面の「スキンの切替」でも、そのスキンが簡易適用されている旨が表示される。)

……などのパターンがあります。

要するに、本来は「メインで使うスキン」で表示されるはずの通常モードでも、「直前に適用されていたスキン」で表示され続けてしまうバグです。
しかも、「簡易適用スキンの設定」自体が変化するので、閲覧者1人だけの問題ではなく、『誰かがギャラリーモードを表示すると、それ以後は全閲覧者に対して(通常モードでも)ギャラリーモード用スキンで表示されてしまう』というような影響があります。

▼既にこのバグの影響を受けている場合の解決操作方法

既にこのバグの影響を受けて、意図しないスキンが常時表示されてしまっている場合は、次の2操作を行って下さい。

  1. 管理画面の[設定]→[投稿欄の表示]→【日時ボタンの表示設定】→[▼未来の日時で投稿された場合の動作]で、『予約投稿として扱う』ではなく『そのまま表示する』に変更して保存します。
  2. 管理画面の[スキンの切り替え]画面を表示し、普段の状況に戻します。
    • もし、tegalog.cgiと同じディレクトリにあるスキンを使っていたなら、『デフォルトスキンの適用に戻す』ボタンを押して、スキン状態を元に戻します。
    • もし、何らかの別のスキンを簡易適用して使っていたなら、一覧からそのスキンを探して「本番適用(簡易)」ボタンを押して、望みのスキンに切り替えます。

上記のように操作すると、表示は元通りになり、それ以後はこのバグによる表示上の問題は発生しないはずです。

予約投稿を使わないなら、設定でOFFを推奨

普段に予約投稿機能を使っていない場合でも、「もしかしたら使うかも」と思って予約投稿機能をONに設定している方々もいらっしゃるかもしれません。

しかし、

  • 予約投稿機能を有効にしている状態で、
  • 過去に1度でも予約機能で投稿を掲載したことがある場合(※かつ、その投稿を予約日時の到来後に再編集していない場合)

……は、てがろぐにアクセスされるたびに(毎回)設定ファイル(標準では tegalog.ini)の書き換えが発生する仕様ですので、無駄な処理が増えます。(将来的には改善したいと思っていますが。)

したがって、予約投稿機能を使わないなら、そもそも(今回のバグの影響があるかどうかに関係なく)予約投稿機能は無効に設定しておくことをお勧め致します。

※時々は使うという場合でも、その頻度が低いのであれば、「使うときにだけONにする」という運用形態にする方が、無駄な処理は抑えられます。

自力では間違いなく気付けなかったな……という話

なかなか予想しない驚きのバグでした。
そもそも、

  • 私が個人的には予約投稿機能を使っていない
  • 標準添付のスキンでは(ギャラリーモード用スキンでもサイトマップページモード用スキンでも)サイドコンテンツは少なめで、新着投稿リストは含んでいない

……ので、ユーザさんから動作不具合をお知らせ頂いて調査してみなければ、ほぼ100%発覚しないバグだったと思います。

ご報告頂けてとてもありがたいです。
バグ報告を下さった方に感謝致します。

まだバグの解消はしていないのですが、解消方法は概ね分かりましたので、次のβ版で修正します。 ➡Ver 4.3.1βで解消しました。

▼補足:バグの稀な発生条件

発生頻度はかなり低そうな気がしているのですが、以下の条件でも同様の問題が発生するかもしれません。

  • 前提:メインで使うスキン以外のスキン内に、日付限定プルダウンメニューまたは日付リンクリストを掲載している。
  • 条件:日付リンクリストや日付限定プルダウンメニューのキャッシュデータを更新する(=再生成する)タイミングで、メインで使うスキン以外が表示されていた場合。

ただ、このような条件が成立することがあるかどうかハッキリとはしないのですけども。
(もしこの問題がある場合で、これを回避する必要がある場合には、(今のところは)スキンの中に日付リンクリストや日付限定プルダウンメニューを含まないようにするくらいしかありません。)

まあ何にしても、次のバージョンで修正します。 ➡Ver 4.3.1βで解消しました。

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