- ●インストール関係
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- 質問にYes/Noで答えていくだけで、アップグレード可能な、簡単インストール。
- 起動ディスクにCD-ROMドライバを追加。フロッピーから起動しても、CD-ROMが利用可能になる。
(パッケージに、CD-ROMドライバの入った起動ディスクが用意されているので、Windows98の新規インストールを行う場合は、それを利用できる。)
- 接続ハードウェアの検出を、OS本体のインストール後に行うよう変更。これにより、検出中に障害が発生しても、
OSのセットアップが失敗することはなくなる。
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- ●ハードディスク関係
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- 「FAT32」のサポート。フォーマットせずに「FAT16」から移行できるコンバータが付属するので簡単に移行できる。
FAT32によって、ディスクの無駄をより少なく抑えることが可能になり、データ量は同じでも空き容量が増える。
- レジストリの内部構造が見直され、よりコンパクトになる。
また、レジストリチェックツールを標準搭載し、無駄な部分を自動削除可能になるため、動作の安定度が増す。
- スキャンディスクが高速化される。
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- ●アプリケーション関係
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- ソフトウェアの使用頻度をチェックし、頻繁に使用するソフトのファイルを高速にアクセスできるように再配置する。
これにより、アプリケーション起動時間の短縮が可能になる。(デフラグの機能)
- エクスプローラでは、画像ファイルをクリックするだけで、特別なビューアを起動することなく、ウインドウ左端にプレビューさせることができ、
また、同じフォルダ内の画像ファイルをサムネイル表示(一覧表示)させることも可能になる。
WAVEファイルをクリックすれば、ウインドウ左端に、再生用のボタンが現れ、特別なアプリを自分で起動させなくても
聴けるようになるなどの機能拡張がなされている。
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- ●新しいスクリプトの搭載
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- Windows95では、操作の自動処理を行わせることは不可能だったが(できても、MS-DOSのバッチファイルを利用する程度)
「WSH(Windows Scripting Host)」という仕組みにより、VB Scriptや、JavaScriptを用いて、Windows98の操作の自動処理を行うことが可能となる。
- この機能によって、様々なことが可能となるが、例えば、ネットワークへ接続させて何らかの処理を行い切断するという一連の操作を自動化すると言ったことが可能となる。
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- ●システムメンテナンス関係
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- スタートメニューの「WindowsUPDATE」で、インターネットから、最新ドライバをダウンロード可能。
- レジストリチェッカーを搭載。レジストリ内の矛盾などを摘出。
- トラブルシューティングツールを搭載。システムのどこに問題があるかをチェック。
- 「ワトソン博士」の機能強化版を搭載。
- バックアップツールは、従来のテープドライブ以外のデバイスにも対応する。
- ハードディスク内の無駄なファイルを削除する「ディスククリーンアップ」の搭載。
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- ●起動・終了関係、システム関係
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- 「MapCache」という新しいメモリ管理機構により、Windows95よりも高速に動作できる。
- 周辺機器のドライバが、WindowsNT5.0と共通になる。
- システム起動時間の短縮。(スタンバイ状態から、5〜10秒で復帰。)
- Windows終了時のドライバ終了のプロセスを見直し、終了時間を短縮。
- より洗練されたPlag&Play機能の搭載。
これにより、不明なデバイスを認識できないと起動が中断されるといった事態を回避できる。また、デバイスの検出方法を変え、検出時間が短縮される。
- データ転送におけるCPU使用率の軽減。
- Wake On Ring/Wake On LAN などの実現。
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- ●インターフェイス関係
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- 「Internet Explorer」との統合インターフェイス。
- 最大9台までのディスプレイを同時に使用可能な、マルチモニタ機能。
- システムフォルダがマスクされ、ユーザの誤操作によるシステム破壊を防ぐ。(マスクは簡単に解除可能)
- ヘルプが、HTMLで記述される。
- デスクトップの壁紙やアイコンを一括変更する「デスクトップテーマ」を標準搭載。
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- ●日本語表示関係
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- 「Microsoft IME98」の標準搭載。変換精度の向上。
- メニュー表示用に、「MS UI Gothic」フォントを採用。メニュー表示の、カタカナ・ひらがなが、より見やすくなる。
- JIS補助漢字フォント 5801文字を用意。
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- ●ネットワーク機能の強化
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- ダイアルアップサーバ機能搭載。
これにより電話回線を用いて遠隔地からの操作が可能となる。
- 複数アナログ回線のサポート。
これにより、複数の回線を同時使用することで、通信速度を向上させることができる。
アメリカでは、市内通話は月額固定料金という電話会社が多いため、複数の回線を同時使用するということが、
個人でも一般的にされています。ですから、このような機能があるのでしょう。しかし、日本ではそうはなっていませんから、
この機能が活用できるかどうかは謎ですね。
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- ●その他
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- USB対応。様々な機器
(マウス・キーボードをはじめ、プリンタやモデムなども)
をデイジーチェーンで、最大127台まで接続可能。
- AGP、IEEE1394、DirectX5などのサポート。
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