にしし ふぁくとりー:西村文宏 個人サイト

Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2022/12/01. 01:22:18.

Sakura Scope (2019年08月)

ちょっと倒錯気味な、ただの日記です。(^^;)
これはやばいと思われた場合は、お早めに閲覧を中止されることをお勧め致します。

てがろぐCGIが出力した最新の1件を任意の場所にSSIで埋め込む方法

短いコメント枠を、てがろぐCGIで生成

うちのサイトのHOMEページには「今日のひとこと」という呟き枠があります(下図)。
これまで長年ずっとHTML手打ちによる手動更新だったんですが、この区画を拙作のフリーCGI「てがろぐ」による生成に切り替えてみました。

にししふぁくとりーHOME

ウェブページ自体はHTMLソースをテキストエディタで編集して書いている、いわゆる「手打ち」のままですが、上図の「今日のひとこと」という部分だけは、SSI(Server Side Include)機能を使って「てがろぐCGIが生成した最新1件の内容」を呼び出す方法で埋め込むように作り替えました。

せっかく呟き連投に適したCGI「てがろぐ」を自作したのだから、ということで。
この枠を、てがろぐCGIによる生成に切り替えたいなと以前から思っていたのでした。

▼投稿が手軽になるのはもちろん、過去ログの蓄積も楽になるメリットがある

この「今日のひとこと」枠をてがろぐ化したのは、更新を楽にするためというよりも、過去ログを残しやすくするためです。

さほど頻繁に更新するわけでもなかったため、HTML手打ちでの更新作業自体は特に問題なかったんですが、過去ログを蓄積できない点をちょっと残念に思っていました。いや、残そうと思えばいくらでも残せるんですが、更新の度にログも書き換えるのはちょっと面倒だったので。
てがろぐ化することで、何もしなくても新規投稿するだけで過去ログが残るようになって楽になりました。
ちょっと嬉しいです。^^;

てがろぐCGIに過去ログが蓄積していく

このように、「てがろぐCGIによる最新の1件だけの出力を、特定のウェブページ内部に埋め込む方法」として、ウェブサーバ側のSSI機能を使って実現する手順の一例を以下にご紹介しておきます。

目次:

  1. 過去ログ表示用のデフォルトスキンと、最新1件の埋め込み専用スキンを作成
  2. てがろぐCGIで最新の1件だけを簡潔に表示するスキンを作る
  3. SSIを使って、てがろぐCGIが出力する最新の1件だけを埋め込む
  4. 埋め込む部分にも挿入されるPowered-by表記を削除(非表示に)したい場合


過去ログ表示用のデフォルトスキンと、最新1件の埋め込み専用スキンを作成

この方法では、てがろぐ用のスキンを2種類使います。

てがろぐでは、パラメータなしでアクセスすれば設定したスキンで表示されますが、パラメータに「?skin=スキン名」を加えるとそのスキンを使って表示されます。
この仕様を利用することで、複数のスキンを同時に使い分けられるわけです。

過去ログ表示用のスキンは何でも自由に作れば良いだけですから、以下では「埋め込み表示用のスキン」をどう作るのかと、そのスキンを適用した表示結果をどうやって既存のHTMLに埋め込むのかを解説します。

てがろぐCGIで最新の1件だけを簡潔に表示するスキンを作る

てがろぐのスキンには、「外側スキン」(skin-cover.html)と「内側スキン」(skin-onelog.html)の2種類があり、スキンとして成立させるにはその両方が同時に必要です。

通常は、1ページ内に何件の投稿を表示させるのかは「てがろぐ」の管理画面で設定しますが、スキン側に直接件数を埋め込んで指定することもできます。その場合は、スキン側に書かれた件数の方が優先される仕様になっています。なので、「最新の1件だけを表示するスキン」というのが作れます。

私の場合は、以下のようにスキンのソースを書きました。

▼外側スキン (skin-cover.html)

以下の5行だけです。
<p class="hitokoto-body">
   [[TEGALOG:1]]
   <span class="hitokoto-poweredby">[[VERSION]]</span>
</p>
<p class="hitokoto-log"><a href="/path/to/tegalog.cgi">過去ログ&raquo;</a></p>
  • [[TEGALOG:1]] の部分に、最新の投稿1件だけが入ります。(2件にしたい場合は「1」の部分を「2」に書き換えれば良いです。)
  • [[VERSION]] の部分には「Powered-by表記」が入ります。この記述がないと、意図しないHTMLでPowered-by表記が強制挿入されてしまいますので注意して下さい。(後述)
  • ※「過去ログ」部分のリンク先は、tegalog.cgiへパラメータなしでアクセスするURLです。

スキン内に最低限必要な記述は、上記の前2点だけです。あとは好きなように書けます。

▼内側スキン (skin-onelog.html)

以下の2行だけです。日付と本文だけしか表示しないため、たった2行で済みます。
<span class="date">[[DATE:Y/M/D]]</span>
<span class="body">[[COMMENT]]</span>
  • [[DATE:Y/M/D]] の部分には2019/08/29の形式で日付が入ります。「Y/M/D」の部分は指定の書式で書き換えることで、曜日や時刻など様々な情報を挿入できますので、詳しくはマニュアルの日付形式の書き方部分をご参照下さい。
  • [[COMMENT]] の部分には本文がそのまま入ります。オプションを指定すると、最大文字数を指定したり、プレーンテキスト化したりいろいろできますので、詳しくはマニュアルをご参照下さい。

とてもシンプルに埋め込むだけなので、スキンは上記だけです。

▼埋め込み用スキンの読み出し方

上記で作成したスキンを、てがろぐCGIの存在するディレクトリに、例えば umekomi というディレクトリ名でアップロードしたなら、このスキンを使って表示するには以下のようなURLを指定します。
tegalog.cgi?skin=umekomi

埋め込み用のスキンですから、単独で表示させても意味がありませんが、単独で表示させると上記のリンク先のようになります。

※てがろぐには、スキンに名称を付ける機能はありません。スキンを格納したディレクトリ名がそのまま事実上のスキン名になります。

あとは、この「埋め込み用スキンを適用して表示した結果」を、任意のHTML内に埋め込めば良いだけです。

SSIを使って、てがろぐCGIが出力する最新の1件だけを埋め込む

SSI(Server Side Include)機能を使って、「最新1件の埋め込み専用スキン」の出力結果を埋め込めば良いだけです。
SSIの書き方はサーバによって微妙にことなるかもしれませんが、例えばさくらインターネットでは以下のように書けば埋め込めます。

<!--#include virtual="/path/to/tegalog.cgi?skin=umekomi" -->

SSIが有効になっているか、またはHTMLファイルの拡張子が.shtmlになっていれば、上記の記述で(このソースの記述位置に) /path/to/tegalog.cgi?skin=umekomi の表示内容がそのまま埋め込まれます。

このとき、CGIの位置は(URLではなく)ウェブサーバのルートディレクトリから書く必要がありますので注意して下さい。
サーバによっては相対パスで書いても良いかもしれませんが、さくらインターネットでは絶対パスで書く必要があります。
(その点については、別途記事「さくらインターネットでSSIを使う際、include virtualは絶対パスでの記述が必須」をご覧下さい。)

▼リンクや画像を含める場合の注意

埋め込む内容がテキストデータだけなら何も気にしなくて良いのですが、リンクや画像を含めた本文を表示する場合には、ちょっと注意が必要な場合があります。
例えば、埋め込む本文に以下のような内容を表示させたい場合です。

  • てがろぐ動作に関連するリンク
  • てがろぐ上で直接投稿した画像

下記の設定をしておかないと、リンクや画像が(SSIでの呼び出し元の位置を基準にした)相対パスで出力されてしまうため、リンクが切れたり、画像が表示できなかったりする問題があります。

➊フルパス固定設定

まず、管理画面の「設定」→「システム設定」ページ内にある『フルパス設定』枠で、下図のように「固定」を選択してから、絶対URIを固定しておく必要があります。

てがろぐ設定→システム設定→フルパス設定

このとき、絶対URIのテキスト入力欄(上図)には、tegalog.cgiを指し示す正しいフルパスを記述して下さい。
デフォルトで入力されているパスで正しければラジオボタンを切り替えるだけで済みますが、必ずしもデフォルトの入力内容が正しいとは限りませんので、念のために確認して下さい。

➋フルパス出力&スキン維持解除の設定

次に、管理画面の「設定」→「ページ設定」ページ内では、下図のように3カ所設定する必要があります。(※青色矢印部分の1カ所+黄色矢印部分の2カ所)

てがろぐ設定→ページの表示

  • 上図の青色矢印部分『画像パスに絶対URI(フルパス)を使う』項目にチェックを入れると画像は絶対URIで出力されるようになるため、画像が表示されなかったり、画像リンクが正しく出力されなくなる問題を避けられます。
  • 上図の黄色矢印部分では『本文中のテキストリンクを絶対URI(フルパス)で出力する』にチェックを入れると、テキストリンクのリンク先が正しくなくなるのを防げます。
  • また、『一時適用中のスキンを維持できるリンクを出力する』のチェックを外すと、適用中のスキンを維持しないリンクが出力されるため、「埋め込み用のスキンが適用されるリンク」が出力されてしまうのを避けられます。

上記の通り設定して下さい。

※ここではSSIで埋め込む場合の話をしていますが、PHPのfile_get_contentsなどで埋め込む場合でも同様です。

複数のスキンを併用しているなど、スキンを維持できるリンクも必要な場合 (2021/05/19追記)

なお、複数のスキンを並行して利用しているなど、「適用中のスキン名を維持したリンクを出力する必要がある場合もある」なら、上記で案内したように『一時適用中のスキンを維持できるリンクを出力する』項目のチェックを外す方法だと困ります。

その際は、(埋め込んでいるページに対して)JavaScriptを使って動的にURLを書き換える方法を使うと良いでしょう。要はリンク先URLの中からスキンを指定している記述(例では skin=umekomi )を削除できれば良いのですから、HTMLソースの中で『SSIで埋め込んだ部分』よりも後(重要)に以下のようなJavaScriptソースを書いておくと良いです。

<script>
var targets = document.querySelectorAll("a");
targets.forEach(function(oneTarget) {
   var oldHref = oneTarget.getAttribute('href');
   var newHref = oldHref.replace('skin=umekomi', '');
   oneTarget.setAttribute('href', newHref);
});
</script>

このJavaScriptが実行されると、ページ内のすべてのa要素にあるhref属性値の中からskin=umekomiの文字列が削除されます。その結果、スキン指定を無視してデフォルトスキンで表示されるリンクになります。スキン名の部分(赤色文字)は実際の名称に合わせて適宜書き換えて下さい。

ページ内に含まれるすべてのa要素を対象にするのはちょっと無駄な処理が多いのではないか? と思われる場合には、例えば「SSIで埋め込んでいる領域」を <div class="tegalogArea">~</div>で囲んでいるなら、この範囲に含まれるa要素だけを対象にするよう、先のソースの2行目を以下のように書く方法もあります。

var targets = document.querySelectorAll(".tegalogArea a");

これなら、 <div class="tegalogArea">~</div> の範囲内に含まれるa要素だけを対象にして処理されるので、無駄が省けるでしょう。

埋め込む部分にも挿入されるPowered-by表記を削除(非表示に)したい場合

私の場合は、CGIの宣伝も兼ねて「Powered by てがろぐ」の表記をそのまま埋め込んであります。
しかし、たいていの場合、このような狭い空間に埋め込む用途では、Powered-by表記は省略したいでしょう。
その場合は、Powered-by表記を削除して使えるライセンスをご取得頂く選択肢があります。(^_^)
すると、狭い空間に埋め込む場合に、Powered-by表記が邪魔になることもありません。

※ライセンスの取得方法は、OPENにはアナウンスしていませんが、ご興味がおありならお気軽にメールでお問い合わせ下さい。
案内をお送り致します。

ライセンスをご取得頂いた場合は、その他のページでもどこでも、すべてのPowered-by表記が一括して非表示になります。(同時に、管理画面HOMEの右端に見える「このCGIについて」枠も縮小したり非表示にしたりできますので、ビジネス用途にもご活用頂きやすくなっています!)
※注:管理画面などに見える著作権表記は消えません(消せません)のでご注意下さい。

なお、ライセンスを取得せずに、「埋め込んだ部分」だけでPowered-by表記を出さずに済ませたい場合は、下記のRSSフィードを使う方法があります。(個人用途の方には、ライセンスを取得するよりも、この方法をお勧めします。)

▼SSIを使わずに似たようなことをする方法

てがろぐCGIはRSSフィードを出力できるので、RSSの情報を読んでウェブ上に表示する類いのJavaScriptやPHPなどを併用することで、最新の投稿を埋め込むこともできます。
Ver 2.3.0以降では、RSSフィード用のスキンを使うことで、自由な構成のRSSフィードを出力できる仕様になっていますから、例えば、

  1. 最新の1件だけを収録するRSSフィードを出力するスキンを用意する
  2. そのRSSフィードを読み込んでHTMLに埋め込むJavaScriptなりPHPなりを用意する

……という方法で最新の投稿を埋め込むことができます。この方法なら、埋め込み部分にPowered-by表記は挿入されずに済みます。(2022/12/01追記)

というわけで、てがろぐCGIを既存のHTMLソース内に埋め込んで表示させる方法の解説でした。

実印を作るべく市役所の市民課窓口で印鑑登録申請書を提出してきた

実印という制度はまだ使われているんですね

銀行でも印鑑が不要になるケースが増えてきているようで、徐々に印鑑制度は消滅に向かうよう進化しているのかな……と思っていたんですが、あんまりそうでもないんですね。
1人につき1個だけ持てる「実印」という制度は、今もまだまだ現役で存在しているようで。

▼実印の押印と印鑑証明書の提出が求められる機会があるっぽい

認印とか銀行印とかはわりと適当な印鑑で良いようですが、世の中には押印だけでなく「印鑑証明書」の提出を求められる機会というのがあるんですねえ……。
「実印」と呼ばれる印鑑があるということ自体は知っていましたけども、何をどうやって作るのかは認識していなかったんですが、調べたところ要は『既定の条件を満たした印鑑を役所に届け出ることで、特定の印鑑を「実印」として使えるようになる(=役所が「この印鑑はこの人のものですよ」と証明してくれる)制度』なんですね。

銀行では印鑑が不要になりつつありますけども、役所が認定する「実印」制度がまだあるなら、なかなか印鑑制度は消えそうにないですね。(文化としての印鑑は良いと思うんですが、社会制度としての印鑑は(誰でも押せてしまうという点で)望ましくないんじゃないかと思います。)

▼認印・銀行印・実印の違いなど

調べたところ、今、日本で使われる印鑑には概ね以下の3種類があるようです。

  • 認印:最も汎用的な印鑑。単に「確認しましたよ」的な意味しかない。宅急便の受け取り時とかにも使うし、書類に押したりもする。百円ショップでも買える。
  • 銀行印:銀行口座開設時とか、金融機関関連で使う印鑑。全く同じ陰影を他人が使わないように、既製品そのままではなく手仕上げで作られた印鑑を使う方が良いっぽい。印影には絵が含まれていても可。
  • 実印:役所に届け出て登録した印鑑。1人1個しか持てない。印影には本名以外の文字や絵があるとNG。サイズの制約もある。偽造されにくいフォントで作る方が望ましい。

認印や銀行印は印鑑を買えば済みますが、実印は買うだけでは「実印」にはならず市役所での登録手続きが必要です。
ハンコ屋さんでは「実印用」というハンコが作れますが、作ったからといってそれが即「実印」になるわけではなく、役所に登録して初めて「実印」になります。
なかなか面倒な制度ですが、求められるものは仕方がないので、実印を作ってきました。

実印を作った手順

実印の作成は、概ね以下のような手順で進めました。手順と言うほどのこともありませんけども。(^_^;)

  1. 実印として印鑑登録が可能な印鑑の制約条件を調べる。
    →直径8mm~25mmの範囲内に収まり、円形の縁取りが存在し、本名だけで構成されている印鑑。
  2. ハンコ屋さんで上記の条件を満たす印鑑を作成する。
    →偽造が難しい書体を使うのが良さげ。吉相体というのがよくある実印用フォントらしい。
  3. 市役所のどの窓口で印鑑登録ができるのか、何を持っていく必要があるのかを調べる。
    →用紙は記載台にあるので、実印登録する印鑑、普段の認印、身分証の3点が必要。
  4. 印鑑を持って市役所へ出向き、印鑑登録申請書を書いて提出する。(私が手続きした市役所では、手数料は200円でした。)

以下は、この話の詳細です。

1. 実印として印鑑登録が可能な印鑑の制約条件

直径8mmより大きくて、直径25mmより小さくないとダメなようです。
直径が8mmぴったりとか、直径が25mmぴったりの場合にOKなのかNGなのかはハッキリ分かりませんでした。(^_^;)

しかし、直径8mmはめちゃくちゃ小さいですし、直径25mmは大きすぎますから、そんな極端な印鑑を作る人はたぶん滅多に居ないでしょう。
とりあえず、ハンコ屋さんで「実印用」として販売されているサイズの範囲内で作っておくのが無難だと思いました。

▼印鑑の直径サイズの感覚を知るには、紙幣の表裏を見よう

日本には、ハンコのサイズ(印影の大きさ)を目で見て考えるのにちょうど良い物体が身近にあります。
お札です。
財布から一万円札とかを出して、表裏を見てみましょう。朱色で印鑑が印刷されています。

  • お札の表面に印刷されている印鑑(総裁之印)は、直径15mmです。
  • お札の裏面に印刷されている印鑑(発券局長)は、直径13.5mmです。

実印用の印鑑サイズもだいたいこれくらいでちょうど良さげではないでしょうか。

▼ハンコ屋さんは大きなサイズをお勧めしていたけども(^_^;)

ハンコ屋さんではもっと直径の大きなハンコも作れますが、紙幣に印刷されている印影を見る限り、直径15mmでも充分大きい感じがします。

私が実印用の印鑑についてちょっと調べたハンコ屋さんのウェブサイトでは、なぜかおすすめサイズが性別で分かれていて「男性には16.5mm~18mmがおすすめで、女性には15mmがおすすめ」みたいな感じで案内されていましたが、そこまで大きくする必要性はないように思います。(^_^;;;
「大きい方が堂々としていて良いと考える人も居る」みたいな説明もありましたが、印鑑に堂々も何もありません。実印には法的な効力があれば充分で、ハンコはハンコです。それ以上でも以下でもありません。
お札の表面に印刷されている印影が直径15mmなのですし、実印も直径15mmで充分ではないでしょうか。(^_^;)

というわけで、私は直径15mmで作りました。
別に13.5mmでも良かったんですが、製造方法は「指定のフォントを使って漢字を並べて機械彫りした後、人力でちょっと手を加える」という程度なので、面積が狭いと「他人と同じ印影になってしまう」可能性が高まってしまいやすいのかな、とも思いまして。(関係ないかも知れませんが。^^;)

2. ハンコ屋さんで実印登録の条件を満たす印鑑を作る

実印用の印鑑を製造・郵送してくれるハンコ屋さんは、ググればすぐに出てきます。
検索結果の先頭付近にヒットする有名な会社で作れば良いんじゃないでしょうか。(^_^;)
私が利用したところは、大阪にある会社で、ネット上で注文すれば翌営業日に出荷してくれるようなスピード配送でした。

▼実印に彫る文字のフォント、吉相体とか篆書体とか

印鑑を作る際には、彫る文字のフォントが選べます。
実印の場合は、読みやすさよりも偽造のしにくさの方が大切なので、吉相体(きっそうたい)というフォントがよく使われるようです。
ぱっと見た感じあんまり読めなさそうなやつです。

なお、紙幣に印刷されている印鑑もぱっと見て読みにくい書体ですが、これは篆書体(てんしょたい)というフォントだそうです。
吉相体の方が、印影の端まで文字が広げられるので、割れにくそうな気はします。(とはいえ、実印を割れるまで何度も使うことってなさそうですけども。)

※参考:知っておきたい 印鑑の書体の選び方(@ハンコヤドットコム)

▼名前を構成する文字以外を彫ってはダメ

銀行印なんかだとイラスト入りの印鑑とかでもOKなようですが、実印の場合は「名前しか書いちゃダメ」という制約があるそうです。
なので、素直に本名だけを指定して作ります。
フルネームで作らないといけないわけではありませんが、重複や偽造防止の点では文字数は多い方が望ましいでしょうから、フルネームで作りました。

しかし偽造防止を言うなら、本名には限定せず「何でも自由な模様を含めても良い」という規則にした方が望ましいと思うんですけどもね。
外国人で、名前がカタカナ表記で文字数が多い場合はどうするのかな。

▼ついでに印鑑ケースも買った

わざわざ市役所で実印として登録する印鑑なので、欠けたらその後の手続きが面倒です。
滅多に使わないでしょうから、ぴったりサイズの朱肉と一緒になった頑丈な保管ケースがあると良さそうです。
たぶんハンコ屋さんで同時に買うと割高なのだと思いますが(^_^;)、別途探す時間がもったいなかったことと、同時に買えば「印鑑ぴったりサイズ」なケースが手に入るだろうということで、ハンコ屋さんで合わせて買いました。

すると、印鑑とケースは別々ではなく、「ケースの中に印鑑を入れた状態」で配送されてきました。
気が利いています。それが一番、印鑑が傷つかずに配送できるでしょうからね。

3. 市役所のどの窓口に何を持っていけば印鑑登録ができるのか

市役所には窓口がたくさんあります。もちろん市によって異なるでしょうが、私のところでは市民課の「住所変更・印鑑登録」窓口で手続きできました。
申請用紙をあらかじめ市役所のウェブサイトからダウンロードできれば便利だったんですが、なぜか印鑑登録申請書はPDFでの用意がなく(書き方の見本だけはPDFで公開されていましたが)、市役所の記載台に置いてある用紙を使いました。

印鑑登録申請書

というわけで用紙は現地調達なので、事前に用意して持っていく必要があるのは以下の3点です。
下記の(2)が忘れがちなポイントな気がします。

  1. 実印として登録したい印鑑。
  2. 印鑑登録申請書の氏名欄に押す認印。
  3. 身分証。

印鑑は「実印」1つだけで良いわけではなく(^_^;)、一般的な書類を書く際に氏名の横に押すために使っている汎用の印鑑(認印)も必要です。
何か適当な印鑑も持っていきましょう。(^_^;;;

▼顔写真付きの身分証なら即日手続きが完了する

本人が申請する場合で、顔写真付きの身分証を持参した場合には、その場で手続きが完了します。
代理人による申請や、顔写真のない身分証を使う場合は、郵送での本人確認が必要になるので後日の交付になるようでした。

顔写真付きの身分証には、運転免許証や、個人番号カード(マイナンバーカード)があります。

4. 市役所の窓口で印鑑登録申請書を提出

市役所の窓口での手続きは、あっという間に済みました。
待ち時間の方が長いです。

あらかじめ記載台で書いて置いた印鑑登録申請書を渡して、身分証明書を見せます。
すると、印鑑登録用のシールみたいな物体の上に実印として登録したい印鑑を押すようお求められるので、頑張って綺麗に見えるように押印します。
残念ながら私は2回やり直しました。(^_^;;;

これ以上強く押したら滲んじゃうんじゃない? と思うくらい強く押す必要があるっぽいです。^^;

▼「印鑑登録の手続き」と、「印鑑証明書の発行手続き」は別扱い

なお、「印鑑の登録」と「印鑑証明書の発行」は別なので、登録と同時に印鑑証明書も欲しい場合はくれと言わないとダメなようでした。
印鑑登録申請書とは別に、印鑑証明書を発行するための書類も書く必要がありました。
市役所での手続きって、氏名を1回だけ書いて済むことは滅多になくて、だいたい3~4回は書くとこになりますよね。(^_^;;;

▼マイナンバーカードがあれば、コンビニで印鑑証明書が発行できるようになる

マイナンバーカードがあれば、コンビニ店内のマルチプリンタで印鑑証明書も印刷できるようになります。
しかも手数料は200円で済むので、市役所で発行するよりも安くて済みます。

というわけで、私はマイナンバーカードを身分証として持参しました。
……が、特にマイナンバーカードを持参する必要はなく、ただ身分証として使われただけでした。(^_^;)

てっきり「マイナンバーカードに印鑑登録情報を加える」のかと思っていたんですが、そういうわけではないんですね。
マイナンバーカードは窓口で本人確認に使われた後、事務手続き用の暗証番号を求められることもなく、すぐに返還されました。なので、本当に顔写真と印字住所で本人確認をしただけで、ICチップは使っていないということでしょう。(^_^;;;

▼印鑑登録磁気カードも発行された

交付窓口では、番号がエンボス加工された専用の印鑑登録磁気カードが交付されました。
カードの表面には「印鑑証明書」と書かれています。(磁気カードですから、別に印影がカードに登録されるとかではなく、単に市役所が管理している番号が記録されているだけなのだと思いますが。)

担当者さんに確認したところ、

  • 印鑑証明書は、マイナンバーカードでも、専用磁気カードでも、どちらでも発行できる。
  • マイナンバーカードなら、コンビニのプリンタで発行でき、手数料も安くて済むので便利。
  • 専用磁気カードは、市役所窓口や市民センターなど市の施設だけで使える。

という説明でした。

せっかく様々な情報を付加できるICチップ搭載のマイナンバーカードがあるんだから、専用磁気カードの発行を省略できる仕組みの方が望ましいと思うんですけども。(^_^;;;
たぶん、「印鑑証明書」という物体の交付が必要だとか何かそんな感じの法律になっているんでしょうかね?(で、紙の代わりにカードを交付すると。)

▼手数料は合計500円

印鑑登録と同時に、印鑑証明書の発行もしたので、手数料は合計500円でした。

  • 印鑑登録手続きの手数料が200円
  • 窓口での印鑑証明書の発行手数料が300円

です。
印鑑登録だけをして、後からコンビニで印鑑証明書を発行すれば100円ほど節約できますが、「データが反映されるまでに時間がかかるので、登録直後にコンビニで発行することはできない」という説明でしたから、時間の節約を優先しました。

というわけで、実印を作った話でした。

Panasonic製Let's note SX4の内蔵HDDをSSDに換装して2ヶ月

仕事用ノートPC「Panasonic Let's note SX4」の内蔵HDDをSSDに換装するに至った理由

私が仕事用としてほぼ毎日持ち歩いて使っているノートPCは、Panasonic製のLet's note(レッツノート)CF-SX4です。
2015年夏モデルで、ストレージには1TBのHDDが内蔵されています。2015年にもSSDモデルはありましたが、容量が少なすぎたので私はHDDモデルを選択していたのでした。
購入から4年目なので、今年で減価償却が終了します。

明確なHDDトラブルが発生したわけではないのですが、Panasonic製ツールによる警告が2度ほど表示されたこともあり、またノートPCとしての法定耐用年数(4年)が経つこともあり、内蔵ストレージを換装するくらいのことはしておこうかな……と思って、内蔵HDDを新規調達したSSDに交換してみました。
結果的には動作速度が爆速になり、換装から2ヶ月が経過しても問題なく動作してくれているので満足しています。

以下は、そんな内蔵HDDをSSDに換装した話。

目次:

  1. Panasonic製のPC情報通知ツールが「振動や衝撃が連続的に加わりました」と警告を出してきた
  2. 内蔵HDDをSSDと交換する手順
  3. 換装用SSDと、下駄とケーブルを調達
  4. 内蔵HDDから一時的に外付けしたSSDへクローンコピー
  5. 内蔵HDDを取り出して、SSDと交換
  6. Windows10側からもSSDがちゃんと認識されていることを確認

Panasonic製のPC情報通知ツールが「振動や衝撃が連続的に加わりました」と警告を出してきた

Let's note SX4には、Panasonic製のPC情報通知ツールが入っていまして、普段はバッテリの状況などを教えてくれます。
そのツールから、「振動や衝撃が連続的に加わりました」という警告が2回ほど出てきました。机の上に置いて使っている状態で、特に衝撃は与えていないにもかかわらず、です。

外から衝撃を与えていないのに「衝撃がありました」と言われるということは、衝撃をチェックする部分に何か問題があるか、HDDそのものに何か問題があるのかも知れません。購入後からほぼ毎日持ち歩いて使っていて4年になるのですから、たしかにHDDに物理的な問題が蓄積していてもおかしくはありません。

表示された振動警告は以下のようなウインドウです。1回目は2019年5月7日、2回目は5月19日に表示されました。

HDDの使い方のお知らせ:振動や衝撃が連続して加わりました(2019/05/07) HDDの使い方のお知らせ:振動や衝撃が連続して加わりました(2019/05/19)
本機は振動や衝撃による影響が小さくなるように設計されていますが、ハードディスクは精密機器ですので、取り扱いには十分注意してください。 故障するとハードディスクに保存された大切なデータが消失するおそれがあります。

また、初回の警告を見た翌日に、なんとなく、ちょっとだけ、若干、HDDから嫌な音が聞こえたような気もしました。それは気のせいかもしれませんけどもね。(^_^;)

ただ、《初回警告》→《異音(気のせいかも)》→《2度目の警告》と来たので、さすがに無視するのは得策ではない気がしました。
パーティションの丸ごとバックアップを不定期に取っていますし、データ用パーティションはほぼ毎日(自宅の)メインPCと同期させる形でバックアップを取っていますから、突発的に何かが起きても大きく困るわけではありません。とはいえ、故障しないに越したことはありません。
というわけで、内蔵HDDを取り外して、新たに購入するSSDと交換することにしました。

Let's note SX4で、内蔵HDDをSSDと交換する手順

ネット上で情報をいろいろ調べたところ、Let's note SX4では、バッテリを取り外してから奥にあるネジを1本外せば、簡単に内蔵HDDを引き抜けることが分かりました。作業はさほど難しくはなさそうです。
内蔵HDDをSSDに換装するための基本的な作業手順は、簡単に言うと以下の3ステップです。

  1. 交換用のSSDを調達する。(その際、元の内蔵HDDと同じ厚みになるように厚みを調整できる下駄(スペーサー)と、一時的にUSBで接続するケーブルも必要。)
  2. 内蔵HDDの中身を丸ごとSSDへコピーするクローン作成作業。
  3. 内蔵HDDを物理的に取り出して、SSDと交換する作業。

換装用SSDと、下駄(スペーサー)とケーブルを調達

内蔵HDDをSSDに換装するにあたって、必要な物資は3つあります。
SSDそのものが必要なのは当然ですが、2.5インチHDDと厚みを合わせるための下駄(スペーサー)と、一時的にUSB接続するためのケーブルも必要です。
すべて5月下旬頃に調達しました。

▼SSDを調達

SSDは、マイクロン製のCrucialにするか、SunDisk製にするかちょっと迷いましたが、SunDisk製を採用しました。
これをAmazon経由で購入するときにちょっとだけ問題があったんですが、それは別記事「SSDを買ったら中身の密封が9割ほど破れていて交換してもらった話」で書きました。

調達したのは、SanDisk製500GBのSSDです。
SanDisk 内蔵 2.5インチ SSD / SSD Ultra 3D 500GB / SATA3.0 / SDSSDH3-500G-G25 (\7,257)

この日記を書いている時点で換装後2ヶ月が経っていますが、問題なく高速動作してくれています。

Let's note SX4に元々内蔵されていたHDDの容量は1TBですけども、実際には全容量の3分の1程度しか使っていません。
なので、500GBでも充分ですから、1TBではなく500GBのSSDを調達しました。
1TBのSSDだと1.3万円くらいしますが、500GBのSSDだと7千円くらいですからね。(^_^;)

念のために容量を多めに確保しておこうという考えで購入当初は1TBのHDDモデルを選択したわけですが、さすがに4年間使用し続けて3分の1くらいの容量しか使っていないのなら、今後もそんなに容量が爆増することはないと考えて差し支えないでしょう。なので、500GBで充分だと判断しました。あくまでも主に出先で仕事用に使うPCであって、全データの存在するメインPCとは別ですからね。

▼下駄(スペーサー)があった方が良い

内蔵の2.5インチHDDの厚みは9.5mmですが、内蔵2.5インチSSDの厚みは7mmなので、SSDの方が2.5mmほど薄くなっています。

省スペースなノートPCの場合はたいていそうなんだろうと思いますが、Let's note SX4の場合もストレージ機器はノートPC本体に固定されているわけではなく、単にコネクタで接続されているだけです。筐体内が狭いので、特にがっちり固定しなくても揺れずに済むのでしょう。

なので、そのままHDDをSSDに交換してしまうと、筐体の内部でSSDが揺れ動いてしまいます。(2.5mm分ほど)
それを防ぐには、内蔵SSDの厚みをHDDの厚みと同じにするための下駄(スペーサー)が必要です。

スペーサーが最初からSSDパッケージに付いている製品もあるようですが、私が採用したSanDisk製SSDパッケージには付いていなかったので、別途玄人志向ブランドのスペーサーを調達しました。
玄人志向 7mm → 9.5mm厚に変換 2.5インチHDD/SSDスペーサー KRSP-795 (\312)

これは単なるプラスチック製の部品ですから、どこの製品でも良いと思います。大きすぎたりしなければ。(^_^;)
私が購入した上記のスペーサーは、とりあえず大丈夫でした。

※SSDのコネクタ部分にもかかる大きさだったので、スペーサーの端だけは両面テープの剥離紙を残しておくようカッターで調整したりはしましたが。SSDパッケージにSSDの形状と完全に合致したスペーサーが付属している製品の方が微調整が不要で楽といえば楽かもしれません。微々たる差ですが。

▼一時的にSSDをUSB接続するためのケーブルも必要

HDDからSSDへの換装作業では、HDD内の既存システムを丸ごとSSDへ移行させるために、内蔵HDDのデータをSSDにコピーするクローン作成作業が必要です。
デスクトップPCのように内蔵空間やコネクタに余裕があるPCなら、HDDとSSDの両方をSerialATAで接続した上でクローンコピーすれば良いのですが、ノートPCの場合は物理的に1台しか内蔵できないのでその方法は採れません。
そこで、新規調達したSSDを一時的にUSBで接続し、SerialATA接続の内蔵HDDから、USB接続のSSDへクローンコピーする必要があります。

そのため、SSDをUSB接続するためのケーブルが必要です。
クローンコピーする際にだけしか使わないので、このためだけに調達するのはちょっともったいない気もしますが。
でも、ないとどうしようもないので調達しました。
Sabrent USB 3.0 2.5インチSATA/SSD 変換アダプタケー ブル [UASP SATA3対応] (EC-SSHD) (\899)

取り外した内蔵HDDの中身を後からUSB接続とかでサルベージする必要が出た際などにはこのケーブルが使えますから、バックアップ設備の一つと考えれば、無駄というほどでもないでしょう。
内蔵2.5インチHDDを「ポータブルHDD」として使えるようなケース製品(外部メディア化するような製品)もありますが、基本的にはクローンコピーの際1回だけで使えれば充分なので、そこまでしっかりした製品は選択しませんでした。内蔵用SSDを単にそのまま接続するだけのケーブルです。

内蔵HDDから一時的に外付けしたSSDへクローンコピー

SSDには、クローンコピー用のソフトウェアが付属している場合もあるようですけども、私は普段からバックアップ用途に使っているソフトウェア「Acronis True Image」にクローンコピー機能があるので、それを使いました。
そのようなソフトウェアがない場合は、例えば窓の杜からソフトを落としておくと良いかもしれません。

ディスクのクローン作成ウィザード(Acronis True Image)

コピー元が1TBで、コピー先が容量半分の500GBなので、パーティションの調整は自力でする必要があります。
自動だと望ましい分配になりませんから。(特に不可視領域のパーティションサイズは、割合で調整したりせずに、元のHDDのサイズから無変更にしておく方が無難でしょう。)

ちなみに上記の画面イメージからも分かりますが、内蔵1TB HDDの実際の容量は931.5GiBで、今回買った500GB SSDの実際の容量は465.8GiBですね。(^_^;;;

▼1TB HDD→500GB SSDのクローンコピー作業時間は概ね1時間半くらい

SSDは爆速ですが、HDDからSSDへUSBケーブル経由でデータを転送しようとすると、やはりそこそこ時間がかかります。
私が使ったソフトの場合、パーティションを先に作成してからデータをコピーするという方法は採ってくれず、なぜか「コピー先にパーティションを作成しながらデータを全部コピーして、その後に設定したパーティションサイズに修正する」という謎の手順を採る仕様だったので、1時間半くらいかかりました。(^_^;)

まあ、最終的に得られるパーティション構造は意図通りなので、問題はないんですけども。

内蔵HDDを取り出して、SSDと交換

さて、クローンコピー作業が完了したら、いろいよ換装作業です。
Let's note SX4筐体内から物理的に内蔵HDDを抜き出して、代わりにSSDを装着します。

この作業は、写真付きで公開されている以下のページがとても参考になりました。感謝です。
→『ノートパソコンのハードディスクをSSDに交換・換装方法。桁違いに効率アップ【レッツノート】』(2018.03.27)
事前にイメージができるとスムーズに進行できますし。爪楊枝が1本あると望ましいという点も事前に分かって、とても役立ちました。

基本は上記のページをご覧になるのが良いと思いますが、誰かの役に立つかもしれないので、私の場合の写真も以下に掲載しておきます。

▼まず内蔵HDDを取り外すところまで

1. バッテリを取り外して、奥のネジを1本外します。
CF-SX4の内蔵HDDカバーのネジを外す
ネジはすごく小さいです。

2. HDDが格納されている部分にあるカバーを1つ取り外します。
CF-SX4の内蔵HDDカバーを取り外す

3. 内蔵HDDの表面に貼り付いている白いテープが見えるので、慎重に引っ張ってHDDを引き出します。
CF-SX4の内蔵HDDに貼り付けられている白いテープを引っ張る
白色のテープだけが外れてしまわないか心配でしたが、まあ、ゆっくり引けばちゃんとHDDごと出てきてくれました。テープだけが外れてしまわないよう、力の入れ方には注意した方が良いかも知れません。

4. 内蔵HDDが完全に外に出るまで引っ張り出して、
CF-SX4の内蔵HDDを引っ張り出す

5. 最後にSerialATAケーブル(金色のコネクタ)からHDDを外します。
これはちょっと引っ張るだけで簡単に外れました。
あっさりです。

▼HDDを引っ張りだすためのテープは再利用しないか、補強が必要

6. ストレージを取り出すためのテープを、SSD側に付け替える。
ストレージを取り出すためのテープを、SSD側に付け替える

SSDを内蔵させる前に、後からSSDを取り外せるようにテープを付け替えておく必要があります。

これはちょっと失敗でした。
ネット上にある複数の解説で「このテープは再利用可能」という情報を読んでいたのでそれを信じて貼り替えてみたんですが(^_^;)、さすがに製造から4年が経っていると、テープの粘着力は落ちているようです。
SSD側に(一応は)再度貼り付いたのでそのままノートPC筐体内に押し込んだんですが、若干だけ不安な感じはしていました。
で、その不安は的中してしまって、SSDを筐体内に入れる過程でちょっとだけ位置をずらそうとテープを引っ張ったら、テープだけが剥がれてしまいました。(^_^;;;

このテープを再利用する際には、テープ自体を上からもっとセロハンテープで補強するなどしておく必要がありました。

もはや再度引っ張り出すことはできないくらいの位置まで押し込んでしまっていた段階でテープが剥がれてしまったので、SSDを再度引っ張り出すのは諦めて、そのまま押し込むことにしました。
SSDを取り付けるのは、単に奥に押し込めば良いだけなので簡単なのですが、このSSDを再度取り出すためには「引っ張るテープ」がないと困りますから、もしこのSSDが壊れたらちょっと困りそうです。

※Twitter経由で教えて下さった方によると、背面のネジを外せばそこからSSDにアプローチ可能なようなので、たとえSSD自体を横から引っ張り出せなくなっても交換が不可能になるわけではないとのことですが。(ただ、面倒になることに違いはありません。)

▼SSDを限界まで押し込んだら完了

7. SSDを筐体内に押し込む
CF-SX4の内蔵ストレージ空間へSSDを押し込む

ストレージを押さえつけている透明プラスチックカバーが弁のようになっているので、そのまま単純に横から挿入する(押し込む)ことはできません。写真では見えにくいですが、黄色矢印に挟まれた部分に、やや固めのしっかりしたプラスチックカバーがあります。

先のサイトで紹介されていたように、爪楊枝が1本あるととても便利です。
爪楊枝で弁になっているプラスチックカバーを押し上げた状態で、SSDを少しずつ挿していけば、最終的には入りました。
今回の一連の換装作業の中で一番手こずりそうな箇所はここですね。
そこさえ越せば、あとはただ押し込むだけで奥まで入ります。

8. ネジを1本締めて、カバーを取り付けて、完了。
あとは、取り外しておいたネジを使ってストレージのフタを再度取り付けて、バッテリを再装着すれば作業完了です。

Windows10側からもSSDがちゃんと認識されていることを確認

PCの電源を入れると、ちゃんとWindows10が起動しました。
しかも、爆速です。
HDDの頃と比べると、起動にかかる所要時間が全然違います。
Windowsロゴが表示されている待ち時間の秒数が断然短いです。あっという間に画面が切り替わります。
やはり、SSDは早いですねえ……。

私が自宅で使っているメインPC(Win7デスクトップ)も、システムドライブはSSDにしてあるんですが、なぜかそれよりも遙かに起動が速いです。
SSDの世代が異なるからなのか、それともシステムの問題なのか。両方かな。

▼デフラグツールでストレージの種類を確認

Windows10標準のデフラグツールを起動してみると、ちゃんと下図のようにSSD(ソリッドステートドライブ)だと認識されていました。
「ドライブの最適化」はすべて「未実行」になっていましたので、とりあえず1回だけ実行してみました。
SSDですから、トリムコマンドが実行されるだけなのであっという間です。
すぐに完了して、「OK」表示に変わりました。

ドライブの最適化:ソリッドステートドライブ

Windows10では、ストレージがSSDだと認識されていれば、ドライブの最適化処理でも実際の再配置は行わずに、単にトリムコマンドを実行するだけにしてくれるっぽいですね。

そんなわけで、換装から2ヶ月が経ちましたが、高速動作で便利に使えています。

てがろぐCGI Ver 2.2.0を公開。新規機能とか、今後の計画とか、裏話とか

てがろぐ Ver 2.2.0 を公開

うちのサイト内にあるフリーCGIコーナーで配布中の、お手軽マイクロブログ的メモ蓄積フリーCGI「てがろぐ」Ver 2.2.0 を先日に公開しました。(もう「先週」か。) 前のバージョンを公開してから3ヶ月ぶりです。 予定ではもうちょっと早く公開するつもりだったんですけども、いろいろ仕事が忙しくて1ヶ月ほどさっぱり開発できない期間があったりしつつ、ようやく配布に漕ぎ着けました。

ミニブログCGIてがろぐ

もうちょっと機能を増強してから公開する予定だったんですが、あまり新機能を詰め込みすぎると時間だけが過ぎて行ってしまう上に、更新点の案内も大変になりますから、一旦ここで区切って公開することにしました。
現状でもちょっと盛り込みすぎなくらいで、案内ドキュメントを作るのがやや大変でしたが。(^_^;)

以下はそんな「てがろぐ」Ver 2.2.0製作の裏話など。

目次:

手軽にログを蓄積できるツール、お手軽マイクログログで「てがろぐ」

この「てがろぐ」CGIは、複数ユーザ対応のTwitterっぽいCGIなので「マイクログログ的メモ蓄積フリーCGI」と呼称しているわけですけども、なんて言えば一番伝わるんでしょうかねー?

Twitter系のサービスに対しては、ミニブログという表現も耳にしたことがありますが、特に明確な定義ってありませんよね。「小説」に対する「ライトノベル」のような。^^;
表題と本文とコメント機能が別々に存在するような本格「ブログ」ツールと比べると簡素だからということで、「ミニブログ」とか「マイクログログ」とか言われているだけで。(^_^;)

▼てが+ろぐ

てがろぐ(Tegalog)という名前は、手軽(Tegaru)にログ(Log)を蓄積できるツールという意味で付けました。

Twitterで「手書きブログの略かと思っていた」というコメントもありましたが。(笑) 「なるほど、そういうのもあるのか」と思いました。^^; 手書きブログというジャンルがあるんですね? 紙に手書きした文章をスキャンしてUPするんだろうか。ペンタブで書いた文章を画像としてUPするとか? もしかして「手書き」ではなくて「手描き」で要するにお絵かきブログという意味なのかな。

名称は4文字ともひらがなを使って「てがろぐ」としておいて良かったと思いました。
もしアルファベットの「Tegalog」を正式名称をにしていたら、Googleで検索しても強制的にTagalog(タガログ語=フィリピンの主要言語)の検索結果が表示されてしまうので、うまく検索できないところでした。(^_^;)
当初には「ログ」をカタカナにして「てがログ」と表記する案もあったんですが、ひらがな+カタカナだと打ちにくい(変換が面倒くさい)ので表記の統一が困難になりそうなため、全部ひらがなにしました。

▼Ver 2.2.0での追加機能とか

てがろぐVer 2.2.0では、「続きを読む」ボタンの挿入機能、投稿画像のデフォルト挿入位置の指定機能、色の16進数での指定機能、前後の投稿への移動リンクを出力する機能……あたりが最大の更新点です。
そのほか、要望を頂いていた細々した機能を追加したり、一部の仕様を改善・改変したり、不具合を修正したりもしました。
詳しい更新点は、リリースノート(No.16)にも書いていますのでそちらをご参照下さい。

まだまだ追加搭載したい機能は多数あります。
開発モチベーションの維持には、最新版を使って下さる方々がどれくらい居るかが重要なので、ぜひアップグレードをお願いします。(^_^;)

Twitterに似せたスキンだったんだけど

標準添付のスキンは今のところ8種類ありまして、その中では「Twitterっぽいスキン」が一番の人気スキンなんですけども、本家Twitter側がUIを大きく変えてしまったので、今では似ていません。
配布スキンの名称も、「昔のTwitterっぽいスキン」と改名した方が良いかな……。(^_^;;;

昔のTwitterっぽい感じで、自分のウェブサイト内でつぶやきたい方々にもお勧めなCGIですよ!(^_^;)

てがろぐ用Twitterっぽいスキン てがろぐ用Twitterっぽいスキン

Twitterがデフォルトで用意している配色を使って、もっとバリエーションを用意したいな……と思っていたんですが、ブルーとピンクの2色を用意しただけで、本家Twitter側のUIが変わってしまったので用意できなくなってしまいました。^^;(オリジナルの配色がどうだったか調べる手段が消えたので。^^;)

ユーザさんの増加とサードパーティスキンの希望

ここ最近、てがろぐのユーザさんが加速度的に増えてきて、たいへん嬉しいです。
しかも、かなりスキンをカスタマイズして使って下さっている方々も多くて驚きます。自由度の高いスキン仕様にしておいて良かったな、と思いました。(^_^;)
いくつか紹介したいんですけども、検索避けを設定なさっている方々のを紹介するわけにもいかない気もするので、いろいろ迷うところです。
同人サイトでの利用がそこそこ多いような気がします。

▼自作スキンを配布して下さる方々が現れるのが目標

今のところは、自分専用のスキンを作って使っていらっしゃる方々ばかりっぽいので、「独自スキンを一般にも配布をしてくれる方」が現れるのが今の目標ですかね。(^_^;;;
私にデザイン能力が乏しいために、あまり魅力的なスキンを作成できませんから。
標準添付のスキン(今のところ8種類)だけだとやはり寂しいですし。

独自スキンを配布しても良いが、配布場所として自分のウェブサイトは使いたくない事情がある、という場合にはスキン一式を送って下されば、私のサイトで配布させて頂きますので、もしよろしければぜひご連絡下さい。
また、既にご自身のサイトでスキンを配布していらっしゃるようなら、教えて頂ければ公式配布ページからリンクさせて頂くなりしたいと思っています。

▼更新案内用スキンを作って、リリースノートを公開

てがろぐCGIのバージョンアップ版を公開する際に、「どんな機能が増えたのか?」を案内する専用のページが必要だな……と思っていまして、どうせなら「てがろぐ」そのものを使って更新案内ページを作る方がカスタマイズサンプルも兼ねられて望ましいよな、と思ったのでリリースノートを作成しました。

てがろぐCGIリリースノート

基本デザインは、デフォルトの「標準スキン」ですが、「1行目を表題・2行目以降を本文」だとみなすブログタイプスキンと同じ書き方を使って、タイトル付きのブログのような形態で作成しています。(上図の黄色矢印部分が記事タイトルとして見せている部分です。)
機能追加や更新点だけをバージョン別に紹介していますので、バージョンアップ時の参考にして下さい。
既存ユーザさんが更新点を知るには便利だと思います。

RSSフィードの出力機能もありますから、RSSで「てがろぐ」の更新をチェックする用途にもご活用頂けます。

画像投稿の需要が結構高かったんですね

画像の投稿機能を加えたのは Ver.2 からなんですが、そこから一気に訴求力が上がったのかユーザさんが大きく増えたように思います。
従来のVer 1.xでも、外部にUPした画像をURL指定で埋め込む機能はありましたが、やはり別途何らかの方法でUPしないといけないのは面倒ですからね……。

個人的には画像投稿機能にここまでの需要があったとは思っていなかったので驚きました。(だからこそ、当初は画像UP機能を実装しなかったわけで。^^;)

今回のVer 2.2.0では、埋め込んだ画像をリンクにするかどうか、リンクにする場合はLightboxを使うかどうか、などの機能を追加しています。
また、Lightboxで拡大画像を表示するかどうかは「てがろぐに直接投稿した画像」と「URLを書いて埋め込む外部画像」とで別々に設定できるようにもしました。(※下図の緑色矢印と水色矢印部分)

投稿画像関連の設定部分

▼投稿画像のサムネイル画像を自動生成できると望ましいんでしょうね

今は投稿画像をそのまま表示するだけ(標準添付スキンをそのまま使う場合は、CSSを使って横幅の上限は制限して表示する仕様)ですが、イラストや写真などの画像投稿をメインに据える活用方法の場合には、UPされた画像からサムネイル画像を自動生成する仕組みを加える方が望ましいんでしょうね。
解像度が重要な画像を公開する場合、最初からオリジナルの画像を掲載してしまうと、ページ全体のデータサイズが大きくなりすぎてしまうでしょうから。

自動でサムネイルを生成する場合、ウェブサーバ側にその機能を持ったPerlモジュールが存在しないと使えないので、「できるだけ多くの環境で利用できるようにしておきたい」と考えて実装はしていない(そのPerlモジュールの存在を必須扱いにしていない)わけですが。

そこをもうちょっとうまく何か解決できそうなら、サムネイルの自動生成機能も加えたいとは思っています。たぶん、「あれば読んで使うけどなければ使わない」的な分岐ができれば良いんだと思うんですが。詳しくはまだ考えていません。(^_^;)

利用時の手軽さを第一に考える方針ですが、CGI自体の設置要件が軽いこと(緩いこと)も1つの設計思想にしているつもりなので、「これがなければ動かない」的な要素はできるだけ少なく抑えておきたいと思っています。

▼画像へのテキストリンクに、Lightbox用の属性を付加する記法を加えました

Ver 2.2.0では、画像を直接掲載する代わりに「画像へのテキストリンク」を掲載しておいて、そのリンク先画像自体は「Lightboxを使ってその場で表示する」という方法が採れるようになっています。(ユーザさんからご要望頂いたので実装しました。)

従来から任意の文字列でリンクを作る際には [ラベル]URL という記法が使えましたが、[ラベル:LB]URL のように「:LB」を加えるこ
とで、リンクにLightbox用の属性が付加される仕様になっています。
この方法なら、ページ表示時にいきなりサイズの大きな画像を読み込ませてしまうことは避けられます。

「てがろぐ」への機能追加要望もいろいろ届いて嬉しい

事実上のサポート掲示板と化している動作試験版てがろぐ上やメールなどでも、いろいろと機能追加のご要望を頂けて嬉しいです。
ご要望を頂くと、たいていは想像していなかった活用方法に関する機能だったりして、多機能化の要因になってたいへん嬉しいです。(^_^)
「ああ、そんな使い方もあったのね」という驚きは、汎用性の表れでもあって、開発者冥利に尽きる感じです。

▼今回に実装した、ご要望による細かな機能の例

既に頂いているご要望や、ご要望を元に実装した機能については、公式配布ページ内の下部「開発検討中の機能など」に列挙してあります。
頂いたご要望を元に今回のバージョンで実装した機能としては、例えば以下のような機能があります。

  • 本文の投稿と同時に画像をアップロードする際に、画像をどの位置に掲載するかを選択(事前設定)できる機能。
  • 投稿本文に含まれる「1つめの画像」のURLだけを得る記法の追加。
  • 投稿本文をプレーンテキスト化した上で、先頭から指定の文字数だけのテキストを取得できる記法の追加。
  • 画像を表示する際のsrc属性値が相対パスで出力されていて、SSIでの埋め込み時に正しく表示できない問題への対処(=絶対パスでの出力を選択できる機能)。
  • てがろぐの出力結果をSSIで埋め込んで使う場合に、リンクや画像のパスが置き換わってしまって正しく表示できない問題への対処(=CGIが出力する絶対パスを手動で固定設定できる機能)。
  • 最新の記事を表示した場合でも「次の記事へ」のリンクが表示される問題への対処。
  • 画像へのテキストリンクにも、Lightbox用の属性を付加できる記法の追加。

自分一人だけで使っていたら絶対に気付かないような要望もあって嬉しいです。

なお、SSIで既存ページに埋め込んで使う場合は、Powered-by表記は消せる方がデザインしやすくて望ましいと思います。Powered-by表記はスキンから削除しても強制挿入される仕様ですが、消したままで運営できるライセンスも用意していますのでご活用頂ければ幸いです。

ランダム表示機能と結城浩さんメルマガの話

てがろぐに追加する機能は、ユーザさんからご要望を頂いたり、自分で使っていて「欲しいな」と思った機能のほか、全く関係のないところからヒントを得ることもあります。例えば、結城浩さんのメルマガとか。

▼ポータルメモ+ランダムに1個だけを表示する機能

結城浩さんの2019/02/05発行分のメルマガ本文で、ブラウザの起動直後に表示されるよう設定されたローカルのWebページとして、Rubyで書かれた「ポータルページ」を用意している話がありました。(※画面イメージの掲載もあったんですが、転載するわけにもいかないので、もし興味がおありならメルマガをご参照下さい。^^;)
そのページには「ポータルメモ」という機能もあって、「ときどき思い出したいこと」を掲示板的に書いておく用途に使われているそうです。
しかし、ずっと同じ内容を表示していると無意識のうちに(広告のように)次第に読み飛ばすようになってしまうため、それを防ぐためにランダムに1個だけを表示する仕様にしているとのこと。

なるほど、と思いました。

私も自分専用の「てがろぐ」をそのようなメモ蓄積ツールとして使っていますが、メモの分量が増えると過去のメモを読み返す機会が低下しますから、古いメモほど目に入る(思い出す)頻度が低下します。
なので、投稿時期に関係なくランダムに表示する機能を加えると、既に忘却していたネタを思い出しやすくて良さそうです。

▼てがろぐCGIにもランダムに1件を抜き出して表示する機能を追加

というわけで、てがろぐにも ?mode=random というパラメータを加えることで、ランダムに1件の投稿が表示される仕様を加えました。(その機能自体を加えたのは前のVer 2.1.0なんですが、削除したメモを除外するなど、まともに使えるようになったのは今回のVer 2.2.0からです。^^;)

単純に「 ?mode=random 」というパラメータを加えて使うだけでも良いですが、他の既存ページに埋め込む方法だと、より手軽に参照できて良いかもしれません。

例えば、既存ページへの埋め込み専用に作成したシンプルなスキン「umekomi」を用意しておいて ?skin=umekomi&mode=random などとパラメータを指定すれば、ランダムに選ばれた1件だけをスキン「umekomi」を適用した状態で出力できます。
この方法で、既存のページに埋め込むようにしておけば、(「てがろぐ」CGIそのものにアクセスしなくても)時々思い出したいネタを自分の目に付く場所(任意のウェブページ)に表示されるようにすることもできそうです。

▼結城浩さんといえば

ちなみに、結城浩さんと言えば、初めて買った本はC言語の文法本で、高校生だった当時のコマンドラインな環境(MS-DOS)でのプログラミングに激しく役立ちました。
その本をどうやって買ったのかについては、過去に2~3回くらいどこかで語った気もしますが、直近では以下のブログ記事にしています。(^_^;)

→『受験番号を書き忘れたら失格になるかどうか』(2018年9月27日)

私が高校時代に入試のお手伝いをしたときの話です。
タイトルからは全然違う話のように思えますが(実際に違う話なんですけども^^;)、ここで学校から手にした報酬で結城浩さんのC言語文法本を買ったのでした。^^; 最後の「余談」の中にある「さらに余談」の部分に書いてあります。

Perlよ、どうしてこうなった……!

てがろぐCGIのソースは、プログラミング言語のPerl(Perl5)で記述しています。
私の中では、今でもプログラミング言語の使用率No.1はPerlなんですけども、これ、世の中からは相当に乖離しているんですよね。(^_^;;;
Perlがどうしてここまで凋落してしまったのかは分かりませんけども、人気の低迷は事実のようで。技術者が選ぶプログラミング言語ランキングとかでも、Perlの名称が登場することはあまりなく、ランク外になっていることもよくある気がします。

今、初めて「ウェブサーバで動くスクリプトを作ろう」と思い立った人々のうち、最初に使う言語としてPerlを選択する人の割合ってどれくらいなのかな……。(^_^;;;

適当な相づちを自動で打つ機能とかどうだ?(笑)

てがろぐはTwitterっぽい形での呟きツールとしても使えるので、適当な相づちが自動投稿されると面白そうな気がします。(笑)
何かを投稿するたびに、「へぇ~」とか、「ほぉー」とか、適当に返事してくれるような。(笑)

てがろぐは、ユーザIDを複数作成して複数人でも使えるCGIですが、そうは言っても設置者1人だけで使っている方々も多そうです。私もそうですし。せっかく複数人で共用可能な仕組みになっているので、自分の投稿に対して(人工無能が)相づちを打ってくれるような機能があっても良いんじゃないでしょうかね。(笑)

相づちにどんなセリフを使うのかはユーザが事前に登録できると良いでしょう。相づちを打つかどうかの条件も指定できると良さそうですかね?^^;

今後に追加したい機能

公式配布ページの末尾には、ご要望を頂いているリスト「開発検討中の機能など」があります。
だいたいはそこに従って加えていく予定ではいます。

あのリストは、優先順に並んでいるわけではありません。かといって完全な順不同というわけでもなくて、なんとなく実装しやすそうだったり、要望数が多そうだったりするものが上位に来ていたり、既に実装計画に入っているものが上に来ていたりします。また、単に同ジャンルの機能をまとめているだけの場合もあります。(要するに、かなり適当です。)

ものすごく簡単なもの(例えば、Lazy Load用の属性を付加するとか)みたいなのは、できるだけ早めに加えたいと思います。(そういえば、LazyLoadの話はリストに加え忘れているな……。)

▼ご要望はお気軽に

リストに載っていないからといって拒否しているわけではありません。
開発系のファイルを格納しているローカルフォルダにあるToDoリストにはもっと項目がありますので。(^_^;)
とはいえ、ただ忘れているだけの可能性もありますので、さほどニッチな要望ではないにもかかわらず「要望したのに載ってない」という場合はお知らせ頂けるとありがたいです。

その他、ご要望はお気軽にお送り下さい。
公式配布ページの「開発検討中の機能など」リストに載っていないなら、積極的にご要望頂けると実装計画を立てる参考になってありがたいです。
さらに、リストに載っていても「これは何としても欲しい」という機能は何度でもお知らせ頂ける方が、優先度の判断材料にできてありがたいです。(笑)

▼カレンダー機能が欲しい

特にご要望は頂いていないんですが、いくつか作りたい機能があります。
例えば、カレンダー表示機能。
「日記CGI」として利用するケースを考えると、カレンダー形式でリンクできると便利そうですし。
カレンダーは「曜日×週」のボックス型のほか、横一列・縦一列とかを選べるとデザインの幅が広がって良さそうですね。

なんか、そんな感じのを加えたい気がしています。
カレンダーの生成機能は、拙作の「Fumy Teacher's Schedule Board」というスケジュール表示機能フリーCGIで既に実装しているので、それを参考にして作れそうですし。(遙か昔に作って以降、まともに書き換えていないので、かなり古いUIですが。)

てがろぐVer.1系をまだ使っている方を見かけたら

RSSフィード出力機能も画像投稿機能も必要ない方々だと、Ver.1系の「てがろぐ」CGIを今でもお使いの場合もあると思います。
が、Ver.1系CGIは、ただ普通に動作させるだけでもウェブサーバのログに莫大なワーニング(本当に莫大な量)が記録されてしまうので、極力Ver.2以降にアップグレードすることをお勧めします。
もしVer.1系CGIを使い続けているサイトを目撃したら、ちょっくら教えてあげて下さい。^^;;;

では、Ver 2.0.0なら安心か、というとそうでもなく、Ver 2.0.0でも少しワーニングが記録されてしまう問題があったものの、2.1.0ではある程度解消させまして、Ver 2.2.0ではさらに解消しています。
ワーニングが記録されるからといって、動作上の問題があるわけではありませんから、そのまま使い続けたからといって何か不都合があるとは言えませんが。(ログがサーバ容量を圧迫するという問題はありますけども。)

基本的にソフトウェアのアップグレードというのは「望みの機能があるかどうか」で決めるとは思いますが、できるだけ望みの機能がなくてもアップグレードして頂けるとありがたいです。(^_^;)
不具合が修正されているから、という理由もありますし、
何より、最新版が使われることが、私の開発モチベーションの維持に非常に役に立ちますから。(笑)

……というわけで、お手軽マイクログログ的メモ蓄積フリーCGI「てがろぐ」Ver 2.2.0 を公開した話でした。

活用例として公式サイトで紹介しても良いよ、という方がいらっしゃいましたらぜひお知らせ下さい。また、自作の独自スキンを配布している場合もぜひ!

関連日記:
てがろぐVer.3開発とリリースの裏話《2020年10月12日 10:26》
てがろぐCGIが出力した最新の1件を任意の場所にSSIで埋め込む方法《2019年08月30日 14:42》
てがろぐ Ver 1.4.0 を公開。今後の展望とか《2018年11月07日 17:07》
個人用マイクロブログツールっぽいフリーCGI「てがろぐ」をリリース《2017年12月25日 15:33》

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