
「HTMLソース実体参照変換フォーム」をダウンロードいただき、ありがとうございます。
このソフトウェアは、HTMLソースをWeb上に記載したい場合に行う必要のある「HTMLタグの実体参照への変換」処理を一括して行うソフトウェアです。
変換する種類を限定したり、変換後のソースを自動的にクリップボードに転送するなどの機能もあります。
例えば、
<div class="abc">文字列</div>
という内容を、
実体参照を用いて
<div class="abc">文字列</div>
と変換します。
必要であれば、連続する半角スペースやタブも実体参照に変換します。
元のHTMLソースは、直接入力することもできますし、既存のHTMLファイルを読み込んで一気に変換することもできます。
ソフトウェアの画面は、次の通りです。
上半分が元のHTMLソース。下半分が返還後のHTMLソースです。
中央にあるボタンが、変換用のボタンです。左側が変換開始ボタン。右側が変換種類の限定ボタンです。
上下の編集領域は、ウインドウ中央の横線付近をマウスでドラッグすることで、サイズの調整が可能です。
次の手順でご使用下さい。
1. 元のHTMLソースを読み込む
まずは、変換元となるHTMLソースを読み込みます。
既存のファイルを読み込む以外に、上部の編集領域に直接ソースを入力しても構いません。

HTMLファイルを読み込むには、次の3つの方法があります。
- ツールバーの「開く」ボタン(左から2番目)をクリックする
- メニューの「ファイル」→「ソースファイルを開く」をクリックする
- キーボードから、[CTRL]+[O]を押す
これで、ファイルを開くダイアログが表示されますので、読み込みたいHTMLファイルを選択してください。
2. (必要であれば)変換する種類を限定する
ウインドウ中央にある右図のようなボタン群が、変換する種類を限定するためのボタンです。
デフォルトでは全部が選択(押下)されています。

それぞれの意味は、次の通りです。(左から順に)
- 開始タグ(<)を変換
- 終了タグ(>)を変換
- アンパサンド(&)を変換
- ダブルクオーテーション(")を変換
- 空白(スペースとタブ)を変換
右端にある「タブ数」という入力欄は、1つのタブを何個の空白に置き換えるかを指定する欄です。
デフォルトでは「3」になっています。
3. 変換を実行する
上記の手順を終えたら、変換を実行できます。
変換には「一括変換」と「指定変換」の2種類があります。
- 一括変換: 手順2での指定に関係なく全種類の変換を行います。
- 指定変換: 手順2で指定した文字に限定して変換を行います。
どちらかのボタンをクリックすると、変換が実行されます。
なお、一括変換は [CTRL]+[T]キー、指定変換は [CTRL]+[P]キーでも行うことができます。
変換が終了すると、変換結果がウインドウ下部の編集領域に表示されます。
さらに、クリップボードに自動的に転送されます。
従って、変換処理完了後は、そのままテキストエディタなどで「貼り付け」操作を行うだけで、変換結果を貼り付けることができます。
(4.) 保存も可能
変換処理結果は、ファイルに保存することも可能です。

ファイルに保存するには、次の3つの方法があります。
- ツールバーの「保存」ボタン(左から3番目)をクリックする
- メニューの「ファイル」→「変換結果に名前を付けて保存」をクリックする
- キーボードから、[CTRL]+[S]を押す
これで、ファイル保存ダイアログが表示されますので、保存したい場所と名前を指定して保存して下さい。
その他、次のような使用方法もあります。
特定の1種類だけを変換

特定の1種類だけを変換対象にすることもできます。
メニューの「変換」項目内には、各1種類だけを変換するための項目があります。(右図)
これを使用すると、元のHTMLソース内にある指定の1種類だけの文字だけを実体参照に変換できます。
この機能は、ツールバー上のボタンにはありません。
キーボードから、次のキーを押すことで実行することも可能です。
- 開始タグ: [CTRL]+[ALT]+[O]
- 終了タグ: [CTRL]+[ALT]+[C]
- アンパサンド: [CTRL]+[ALT]+[A]
- ダブルクオーテーション: [CTRL]+[ALT]+[Q]
- 空白: [CTRL]+[ALT]+[S]