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Windows98のインストール情報


Windows98の導入には、どの程度のスペックが必要なのでしょうか。 最低環境から快適環境までを紹介しています。
また、Windows95との共存環境の構築についても触れています。
※実際のアップグレードインストール時の注意点、インストール全般に関する注意点は、別ページに解説していますので、そちらもあわせて確認して下さい。


必要スペック:CPUとメモリ
Windows98を使用する場合、簡単にCPUとメモリ量だけを考えれば、次のようになります。
快適度必要スペック
ストレス無しに動作MMX Pentium 200MHz & 64MB Memory
快適に動作Pentium 166MHz & 64MB Memory
快適動作のボーダーPentium 120MHz程度 & 32MB Memory
動作最低レベルi486DX2 66MHz & 16MB Memory
※最低レベルを除いて、全てのデータは製作者の独断によるものです。
アクティブデスクトップを使わなければ、Pentium 133MHzでも十分使えると思います。
基本的に、Windows95が快適に動作している環境であれば、Windows98も問題なく使えるでしょう。
メモリも32MBあれば動作できますが、快適さを求めるなら64MB以上まで増設しておいた方が良いと思います。
●Pentium 166MHzより低くても...
たとえ、上記のレベルに達していないCPUでも、メモリ量を増やせば、実用レベルにまで上げることは可能です。
快適動作は、Pentium 166MHz と書きましたが、例えば、Pentium 133MHz や Pentium 120MHz であってもメモリ量が64MB以上あれば、 十分同じように動作可能であると思います。
●Pentium以下では...
なお、動作最低レベルの i486DX2 では、Windows98自身の起動は可能でも、アプリケーションを実用レベルで使用できるかは かなり疑問です。 残念ですが、Pentium以下(i486DX2や486DX4)のCPUを搭載したタイプでの、Windows98の導入はできないと考えた方が良いでしょう。
●Pentium 75MHzなどの低速Pentiumであれば...
また、Pentium 75MHz などのCPUであれば、OverDriveプロセッサ(ODP/CPUアクセラレータ)を搭載させて、Pentium166MHz程度にまで パワーアップさせれば、十分実用レベルにまで引き上げることが可能です。
もちろん、そこまでしなくても、Windows98の動作は可能ですし、多少重く感じるでしょうがソフトウェアも特に問題なく利用はできると思います。(推測)

必要スペック:ハードディスク
Windows98の導入に必要な最低空き容量は、次の通りです。

インストールタイプ必要空き容量
アップグレード220MB以上
新規(FAT16仕様)300MB以上
新規(FAT32仕様)270MB以上

Windows98のみを入れても仕方がありません。当然、アプリケーションもインストールするわけですから、もし、新たにハードディスクを購入されるのなら、 今占有している容量に加えて、「+2GB」程度のハードディスクを選択しておくのがよいでしょう。

※「FAT32」に関しては、ファイルシステムのページで詳しく説明していますので、そちらを参照して下さい。

Windows95からのアップグレードインストール
Windows95からアップグレードインストールを行う場合、Windows95を使っていた際にインストール・アンインストールを繰り返した分、 本来なら不要である設定やレジストリが数多く存在し、それが原因でWindows98を正しくアップグレードインストールできない可能性があります。
Windows98の安定動作を望むなら、アップグレードではなく新規インストールを行うのがよいでしょう。
自作データや各種設定を記録したファイルを全て別メディアにバックアップコピーしておき、ハードディスクをフォーマットしてから、 新規インストールを実行します。(ハードディスクをフォーマットする前に、起動ディスクを作成しておくのをお忘れなく。)
実際のインストールを行う前にやっておくべきポイント
インストール時に最低限やっておかなければならないことがあります。
別ページに詳しく解説していますので、参考にして下さい。
インストール時にやっておくべきポイント

Windows95との共存インストール
「Windows3.1」から「Windows95」へのアップグレードの時は、Windows3.1を残したまま、Windows95をインストールすることが可能でした。 しかし、「Windows98」へのアップグレードでは、「Windows3.1/95」のどちらからのアップグレードであっても、共存環境の構築はサポートされません。
それでも、Windows95との共存を実現したい場合は、次の方法があります。

●PC-9800シリーズを使っている場合...
NEC PC-9801/9821シリーズであれば、特有の機能である「固定ディスク起動メニュー」を用いて、複数のドライブを起動ドライブにすることが可能であり、 パソコン起動時に、どのドライブから起動するかの選択が可能なので、その機能を用いることで、特に別途ツールを用意することなく、Windows95との共存が 可能です。

●PC-9800シリーズ・PC/AT互換機共通の方法...
店頭で販売されている「SYSTEM COMMANDER4」などの、複数のOSを共存させるためのソフトウェアを利用することで、共存環境の構築は可能です。 「SYSTEM COMMANDER4」は、ソフトボートから販売されています。販売価格は、だいたい1万円程度です。 (このソフトウェアは、わりと専門知識が必要なようなので、初心者は手を出さない方が良いと思います。)


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