11時26分14秒 [コミック]
地底洞穴冒険譚「メイドインアビス」第3巻を読了
異形生物の跋扈する大洞穴の底を目指して、好奇心旺盛な少女と(たぶん)ロボットの少年が2人だけで突き進む(突き下る)物語「メイドインアビス」の最新刊(第3巻)が出たので、早速読了しました。
冒険的な夢のある世界で、キャラクターも可愛いのに、こんなにも死と直結しているストーリーなのがすごいです。
第1巻を読んだときには、ここまでシリアスな展開になるとは想像していませんでした。
シリアス一辺倒というわけではなくて、ものすごく死と隣り合わせの展開でありながら、話の端々にちりばめられた「ちょっとしたところでふっと笑える可愛いシーン」が多数ある点も面白いです。
穴の底を目指して2人だけで降りていくリコとレグを応援したくなります。
アビスの底には何があるのか?
今巻では結構深くまで進んで、「なぜ戻る際(=穴を上昇する際)にだけアビスの呪いが掛かるのか?」という呪いの仕組みが若干明かされましたけども、なんだか自然現象だけではない、何か「人の思惑」がまだ奥の方にありそうですね。謎が尽きません。
設定が詳細で、世界観に魅力がすごくあるんですよね。先々に夢があって、とても楽しみです。
それにしても……、毒に侵されたリコが腕を切断してくれと言ったときには、こんなに可愛い姿なのにもしかしてこの物語は本当にヒロイン(主人公?)を片腕にして進める気なのかと焦りました。(^_^;;;
たいてい、こういう可愛い絵柄のマンガだとそういう展開にはなりそうにありませんから安心して読み進めるんですけども、この「メイドインアビス」の場合は、もしかして本当に……? と焦ってしまうくらい、常に死と隣り合わせな世界を突き進んでいるので、かなり本気で不安になりました。
あまり語るとネタバレになりすぎるので避けますが、あの状態のリコをどうやって回復させるのか? について、超常的な能力には頼らずにちゃんと解決策を用意している点がすごいな……と思いました。
今巻で初登場のナナチですが、モフモフ具合はすごく可愛いのに、抱えている精神的な重さが半端ではありませんね……。最初はもっと、のほほんと暮らしてるのかと想像したんですが。
このまま一緒にリコらとアビスの底へ向けて行けたらいいのに……、とも思うんですが、まあ、そうはならないんでしょうかね。(^_^;)
(何にしてもリコが回復しないことにはどうにもならないわけですけども。)
続刊が待ち遠しいです。
「メイドインアビス」、おすすめです。
つい最近存在を知って読んだんですけども、年1冊くらいのペースでの刊行なのかな。
第4巻は来年ですかね。(^_^;)
続きを楽しみにしています。ぜひ、読んでみて下さい!
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関連日記(追記):
◆ナナチがモフモフ「メイドインアビス」第4巻を読了(2016年5月6日)