13時14分58秒 [ATOK]
広辞苑は、だいたい10年に1回のペースで版が新しくなります。
広辞苑第七版は、先月(2018年1月)に発売されました。
今月(2018年2月)に発売された「一太郎2018」のプレミアム版以上には、付属のATOKに追加できる「広辞苑 第七版 for ATOK」が付属しています。「広辞苑 第七版 for ATOK」の単品販売はないっぽいので、「広辞苑 第七版 for ATOK」を手に入れるためには「一太郎2018」のプレミアム版以上を買う必要があります。(^_^;)
※ATOKの月額課金タイプ「ATOK Passport」を契約していれば、ネット経由で「広辞苑 第七版 for ATOK」などの辞典も使えるようですが。
というわけで、「一太郎2018」プレミアム版を買いました。
先月に予約購入していたので、それが先週末に届きました。
DVD2枚組で、1枚目には「一太郎」と「ATOK」が、2枚目には「連携辞典(広辞苑第七版とか駅名電子辞典とか)」や「花子」・「JUST PDF3」などの付属ソフトが入っていました。
「一太郎2018」のプレミアム版は、そこそこのお値段がしますけども、そもそも紙の「広辞苑」自体が9千円するわけですから、それでATOKも一太郎も最新になるならお得です。
ついでにグラフィックソフトの「花子」や、合成音声読み上げソフトの「詠太」、PDF編集ソフトやフォントなども付いてきますし。
まあ読み上げソフトはめったに使いませんけど。PDF作成・編集ソフトの「JUST PDF3」はMicrosoft Officeにもアドインできて、そこそこ便利です。
ちなみに、「一太郎2018プレミアム版」のアップグレード版だと約1.4万円です。
私の場合は、ジャストシステムの公式通販で3千ポイント行使できたので約1.1万円で買えました。
紙の広辞苑が9千円することを考えると、約2千円でATOKや一太郎をアップグレードできたとも言えるわけで、かなりお得でした。(それ以前に、同梱されているPDF編集ソフトの「JUST PDF3」も普通に買えば4千円近くしますし、「花子2018」も単品では9千円くらいするので、それらも考えれば相当にお得なパッケージなんですけども。^^;)
※通常版はもっと高いですが、もし他のジャストシステム製品を何か持っているなら、通常版よりは安い優待版を買えます。また、アカデミック版を買える立場なら、アカデミック版はほぼアップグレード版と同じくらいの価格です。
→一太郎2018 スーパープレミアム バージョンアップ版@ジャストシステム公式通販(Just MyShop)
→一太郎2018 各パッケージ版群@Amazon.co.jp
というわけで、「広辞苑 第七版 for ATOK」をインストールしました。
いや、それ以外のソフトもほぼ全部(メーラのShuriken以外)入れましたけども。(^_^;)
ATOKの連携電子辞典リストに「広辞苑 第七版」も加わりました。
これまで私の環境にインストールされていた広辞苑は第五版だったんですけども、第七版を入れると第五版は自動的に上書きされて消えるようでした。
まあ、困ることわけではないんですけども。
昔はどう説明されていたのかな? と比較したいと思うこともたまにはあるんですけどもね。^^;
「広辞苑 第七版 for ATOK」は、ATOKでの漢字変換中に呼び出して使えるほか、調べたい単語を範囲選択した上で[Ctrl]キー2回押しで意味を出すこともできます。
ATOKを使わずに辞書引きすることも可能でしょうが、まあ、基本的にはATOKユーザ向けの機能ですね。
※広辞苑のデジタル版としては、単独で動作するWindows/Mac版の「広辞苑 第七版 電子辞典」もロゴヴィスタから出てはいます。
ATOKに入れてある電子辞典の一覧とCopyright表記を眺めていて気づいたんですが、そういえば「広辞苑」も「岩波国語辞典」もどちらも岩波書店が出している辞典ですね。
でも、辞書引きして内容を比較してみると、書いてあることは結構異なっていました。
図は左側が広辞苑(第七版)、右側が岩波国語辞典で引いた結果です。
まあ、同じことが書いてあったら別々の辞書にしている意味がありませんけども。(^_^;)
辞典によって説明分量が全然異なる単語も多々あります。と言っても、「常にこの辞書の方が解説分量が多い」ということはなく、ある単語では辞典Aの方が詳しく、別の単語では辞典Bの方が詳しい、みたいに様々です。だからこそ、辞典は複数インストールしている方が役に立ちます。用例とかも辞典によって異なりますしね。
さすがに、2018年1月出版なので、「トランプ」を引くと第45代アメリカ大統領「ドナルド・トランプ」も出てきました。^^;
サブカル用語に強いのは、三省堂の「大辞林」なんですよね。
私のATOKにも、かなり昔(2011年)に「スーパー大辞林 for ATOK」をインストールしてあります。
「メガネっ娘」とか「腐女子」とかそのまま変換できる上にそのまま意味が出てくるのは「大辞林」のおかげです。(笑)
しかし、広辞苑第七版では、IT系やサブカル用語も多少追加されたのか、「ツイッター」や「萌え」なども掲載されていました。
以下は、大辞林と比較した図です。^^;
上図は、左側が広辞苑、右側が大辞林。上が「ツイッター」で、下が「ツイート」の辞書引き結果です。
大辞林・広辞苑の双方に掲載がありますが、さらに単語「リツイート」まで掲載していたのは大辞林だけでした。(^_^;)
上図は「萌え」・「萌える」の辞書引き結果。
なるほど、広辞苑の中の人は、制服と子猫がお好きですか。(違)
「萌える」って「利息がつく」って意味もあったんですね!?(※図の右上②)
私のATOKに入れてある辞典では、広辞苑の他、大辞林・日本国語大辞典・岩波国語辞典・明鏡国語辞典に「萌える」の項目がありましたが、「利息が付く」という説明を加えているのは広辞苑だけでした。
そんなわけで、「広辞苑 第七版 for ATOK」をインストールしたという話でした。
ATOK用の電子辞典は過去にたくさんリリースされていますが、単品で購入できるものは多くありません。例えば、私が導入を見送ったバージョンには小学館の「大辞泉 for ATOK」が搭載されているパッケージがありました。それ以後、何にも搭載されておらず、単品販売もされていないので、今のところ手に入れられていません。(^_^;)
月額課金タイプの「ATOK Passport」ではネット経由でそれらの辞典を利用できるようですが、月額課金タイプだと契約を終了すれば使えなくなりますからね……。物理メディアで電子辞典のインストールパッケージを持っておきたい場合は、やはり今手に入れておくしかないのかな、と思います。(^_^;;;
辞書みたいに「何度も繰り返し使う」上に「内容を検索して使う」物こそ、紙よりもデジタル版が遙かに有用です。
手間が全然違いますからね。
日本語入力(漢字変換)と同時に辞書引きができる「広辞苑 for ATOK」とかのATOK用辞典がいかに便利かという話は、以前にブログに書いています。
→『ググるよりも早く意味を調べられるATOKで、ググらなくなる』(2015/3/28)
関連日記:
◆『「三省堂スーパー大辞林 for ATOK」を入れた』(2011年2月13日)
◆『変換だけが日本語入力ではない』(2009年12月4日)
◆『ATOK2007と広辞苑・角川類語新辞典をセットアップ』(2007年3月25日)
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