15時09分01秒 [コミック]
「アルテ」第1巻・第2巻を読了しました。
今まで存在を知らなかったんですが、「乙嫁語り」の新刊情報を検索していたらたまたま関連書籍として並んでいたのが目に入りました。
16世紀フィレンツェの背景がしっかり細かく描き込まれた表紙で、現時点で2巻まで出ているらしい……ということで興味を持ったので、早速入手して読んでみました。
おもしろいです!
職業画家になりたくて仕方がない(没落しそうな貴族の?)お嬢様アルテが、家を飛び出して単身努力して工房の徒弟になって頑張る話。
今まで弟子を持つことがなく、1人だけで工房をやっている偏屈な(?)画家青年のところにアルテが徒弟として転がり込むところから話が始まります。
背景も含めてすごく丁寧に描き込まれた絵、女の子が頑張る話、常に前向きに生きていこうとする姿勢、が良い感じです。
「エマ」・「乙嫁語り」・「シャーリー」など、森薫さんのマンガが好きなら、この「アルテ」も読んどきな……!とお勧めしたくなります。
アルテがたまに見せる「へ」の字口がなんか可愛いです。(^_^;)
てっきりこれもエンターブレインの雑誌「ハルタ」で連載しているのかな? と思ったら違いました。徳間書店の「コミックゼノン」という月刊誌で連載しているようです。
背表紙のバーコードで隠れた部分にも実は絵はちゃんと描かれているんですかね……?
消えてしまっているのがもったいない。
あとがきが2ページほどあるんですが、このあとがきの雰囲気も森薫さんのマンガのあとがきに似ている気がします。「あとがきちゃんちゃらマンガ」と「あとがきたぬきまんが」。
おもしろいです。(^_^;)
第1巻では、作者が女性なのか男性なのか分かんなかったんですが(なんとなく女性だろうなとは思っていましたけども)、第2巻のあとがきに明確に女性だと書かれていました。^^;
1巻5話収録で、第1巻は2014年4月発売、第2巻は2014年11月発売。
両方とも先日ほぼ同時に入手したんですが、売れているのか、第2巻の方は第2刷でした。帯がない……!
巻末によると、第3巻は2015年6月20日(土)発売予定だそうです。
楽しみです。
■アルテ(大久保圭/ゼノンコミックス)(@Amazon.co.jp)
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