にしし ふぁくとりー:西村文宏 個人サイト

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Sakura Scope (2022年04月)

ちょっと倒錯気味な、ただの日記です。(^^;)
これはやばいと思われた場合は、お早めに閲覧を中止されることをお勧め致します。

Newsweekの定期購読で「継続特別割引」がいつの間にか終了していた

Newsweek公式の定期購読から継続特別割引が消滅

Newsweekの定期購読継続の案内封書が届いたのですけども、継続料金を見て衝撃を受けました(下記写真)。

Newsweek定期購読3年180冊63900円の案内封書

3年150冊で 63,900円。
ろくまんえん!?Σ( ̄ロ ̄lll)
なんでや……。

1冊あたり426円もします。定価から1割くらいしか安くなっていません。(今の定価は480円)
定期購読の前回更新時(3年前)は、3年150冊で 43,200円(1冊あたり288円)でしたから、2万円も高くなっています。
この3年間で本誌の定価は高くなってはいますが、せいせい数十円くらいです。140円弱も高くなるほどの差はありません。

3年前のNewsweek定期購読には「ご継続特別割引」が適用されていた

上記の写真は、3年前の定期購読更新時の書類です。
今回届いた書面と前回の書面とをよくよく比較すると、3年前には印字されていた「ご継続特別割引適用」の文字が今回の書面にはありません。

継続購読の特典がなくなったのでしょうか。
……と思ったのでNewsweek読者センターにWebから問い合わせてみたところ、速攻で返事が返ってきました。曰く、

「継続特別割引」は、2020年で終了させていただきました。長年ご契約いただいているお客様には心苦しい限りでございますが、購読をご検討いただけましたら幸いでございます。

……とのことでした。┌(:3」└)┐
ええー......。
割引率を下げるとかではなくて、いきなり全廃なのか……。orz

世界の出来事を知るのにNewsweekは読みたいのですけども、今まで毎週(1冊)288円で済んでいたのが426円(1.48倍)になるとなると、なんとなく納得しがたい気がして仕方がないのですが……。(^_^;;;
いや、その料金には送料も含まれているわけで、たぶん80円くらいは送料でしょうから、本誌の代金としては200円くらいしか払っていないわけで、格安だったとは思うのですけども。

Newsweekには電子版もあるのだけど

Newsweek日本語版には電子版もありまして、電子版の定期購読だと(紙版の定価と比較すると)42%OFFの1冊あたり280円(3年150冊で42,000円)で購読できます。
そろそろ電子版にすべきかな……とも思いました。
(本国アメリカ版のNewsweekは、数年前に紙版は廃止されて、今では電子版しかなかったのだったと思います。そのニュースを聞いた当時、日本でもそのうちにそうなるのかな、と思ったのですが、今のところそうはなっていません。)

Newsweekは発売後2~3週間くらい経つとKindle Unlimitedでも読めるようになります。この場合は、Kindle Unlimitedの月額980円で済むので一番安く済みますね。12ヶ月で11,760円で50冊なので、Newsweekを読むことだけにしか使わなかったとしても1冊あたり235円で読めることになります(もちろん、他のUnlimitedな本も読めばもっと割安になります)。2~3週間遅れて読むのでも構わないなら、その手もあります。

▼本誌の物理サイズはそこそこ大きい

ただ、Newsweek本誌は、横20.6cm×縦27cmで、対角線は34cmくらいなので約13インチです。
PCのディスプレイだと余裕で大きいので全然大丈夫なのですが、私はNewsweekを食事中に読みたいので、電子版を読もうとすると大型タブレットが必要なのですよね……。

多少は紙のサイズより小さくても読めると考えても、10インチだと(画面がNewsweek本誌の縦横比と一致しているわけではないので余計に)おそらく小さすぎて拡大操作なしには読めない気がします。たぶん12インチくらいの画面が必要なのではないでしょうかね……。
でも、12インチとなると、もはやタブレットというよりほとんど小型PCですよね。画面は高精細でないと読みにくいでしょうから、価格も安くはありませんし。

あと、紙と違ってタブレットを食事中のテーブルに載せるのはちょっと取り回しにくい気もします。見開きを一気には見れず、1ページずつしか読めない点もやや不便な気もしますし。(食事中は両手を食事のために使うので、ページをめくる回数は少ない方が望ましいですから、2ページずつ見れるならその方が楽です。^^;)

そう考えると、やっぱり紙が良い気がしてきました……。(^_^;;;

Fujisan.co.jp経由で紙版を購読してみることに

電子版Newsweekの定期購読は、Newsweek日本語版を発行するCCCメディアハウスが提供するiOS版アプリか、(多数の雑誌の電子版を取り扱っている)Fujisan.co.jp経由での購読の2択です。公式アプリはiOS版しかないので、AndroidユーザならFujisan一択ですが。(※iOS版アプリだと少し高いので、iOSユーザでもiOS版を選択する理由はあまりなさそうですけども。ただ、iOS版アプリだと年間購読ではなく、半年購読・3ヶ月購読が選べますから「読み続けるかどうか分からない」段階の人々には良いかもしれません。)

で、このFujisan.co.jpでは、電子版だけでなく紙版の定期購読も受け付けられていて、その購読料金はNewsweek公式の定期購読料金よりも安くなっていました。
Newsweek公式の定期購読(年間一括前払い)とは違って、月払いのコースがあり(前月の購入分を翌月に支払い)、それだと19%OFFの1冊あたり388円くらいで購読できるようでした。

公式定期購読で「継続特別割引」が適用されていた頃と比較すると1冊あたり100円ほど高いですが(つまり年間で5千円くらい高くなりますが)、公式の定期購読料金よりは安いです。
とりあえずそれでしばらく購読してみることにしました。
月払いなら、やめるのはいつでも簡単ですし。最低契約期間のようなものはないようでしたから。

FujisanでのNewsweek定期購読

狙ったわけではないのですが、たまたま最初の6号は半額で読めるキャンペーンが行われていましたので(キャンペーンは5月末まで)、最初の6冊は240~245円くらいで読めるようです。(定価は480円ですが、ときどき特別定価490円になる週があります。)

定期購読の契約先が違っても、配送は同じ

で、先々週でNewsweek公式の定期購読期間が終了し、先週からはFujisan.co.jp経由での定期購読が始まりました。
とはいえ、物理的な配送に変化はないようで、いつものようにCCCメディアハウスからNewsweekの赤白封筒で届きました。

最近のNewsweek本誌と定期購読袋
▲いつもの封筒/ここ最近のNewsweek本誌

Newsweek公式の定期購読よりも安いので、何か配送も別形態になるのかと思ったのですがそんなことはなく、いつもと同じ配送形態でした。
Fujisan.co.jpからは、配送先の情報だけがCCCメディアハウスに伝えられて、配送はCCCメディアハウスによってなされるのでしょうね。

だとすると、CCCメディアハウス側のメリットがどこにあるのかがよく分かりませんが。
CCCメディアハウスは、私(顧客)が払っている額よりもさらに安い価格でFujisan.co.jpへ卸しているわけですよね。
それなら、自前で1冊当たり380円くらいになる定期購読(の継続特典)メニューを作っておけば、私はその条件で継続した可能性もあり、その場合、CCCメディアハウス側の収益率は(他社を経由するよりも)高くなったと思うのですけども。
その辺がちょっと謎です。自前での決済が面倒くさいとか?(^_^;)

というわけで、Newsweek公式の定期購読から「継続特別割引」が消滅していて驚いたものの、購入ルートを変更して紙版の定期購読を継続した話でした。

ウェブサイトを閉鎖するときはSEO的価値を消滅させてから

独自ドメインでも、レンタルサーバ会社のサブドメインでも、第三者が後から再取得可能なドメインを使ってウェブサイトを運営している場合で、そのウェブサイトを閉鎖してドメインの権利を破棄しようとする際には、事前にSEO価値を消滅させておいた方が望ましいのではないか、という話です。
まあ、閉鎖しないのが一番なんですが。維持費も掛かりますから、閉鎖するしかないこともあるでしょうからね。

SEO価値のあるドメインは、第三者に再取得されて別サイトの運営に使われやすい

長くウェブサイトを運営していると、過去に書いたページからリンクしているウェブサイトがとっくに閉鎖されていた事実を後になってから知ることがよくあります。閉鎖されているだけならまだ良いのですが、そのドメインが第三者に取得されていて、まったく異なるウェブサイトに変化していることもよくあります。無害なサイト(個人サイトや別企業のサイトなど)になっているならまだマシなのですが、怪しい広告サイト(というかアダルトサイト)になっていることもあってちょっと困ります。

長く運営されてきたサイトや人気のあったサイトは、他のサイトからリンクをたくさん獲得している可能性が高いので、検索サイトからの評価値も高くなります。検索サイトからの評価値はドメインに対して付与されるので、評価値の高いドメインは、破棄されるとすぐに第三者に再取得されて再活用されてしまいやすいのです。

実際に再取得されて別サイトの運営に使われているケースは枚挙に暇がないほど日常的に多々あります。
例えば、映画の広報サイトも独自ドメインで展開されることがよくありますが、上映やキャンペーンの終了後にドメインが破棄されて、全く別のサイトになっていることも頻繁にあります。過去のブログ記事を見直すと、元々は映画公式サイト(広報サイト)にリンクしていたのに、リンク先を確認してみると全く別のサイトに変貌していた……ということも1度や2度どころではありませんでした。(映画の広報には、独自ドメインを使わずに「映画会社のサイト内」で公開するとか、映画会社サイトのサブドメインを使うとかに留めておく方が望ましいと思うのですけどもね。既にそうしている映画会社もありますが。)

たくさんありすぎていちいちメモはしていないのですが、例えばつい最近発見したところでは、2011年公開の劇場版アニメ「魔法先生ネギま!」・「ハヤテのごとく!」の同時上映特設サイト www.negihaya.com が、今では借金関連サイト(よくは見ていないので詳しくは分かりませんが)になっていました。(^_^;;;

そのほか、過去の記事「放棄した独自ドメインが広告サイト化してしまうダメージに注意」等にもちょっと書きましたが、国政選挙の特設サイトに使われたドメインや、立候補者の個人サイト(落選後に閉鎖)で使われたドメイン等が全く無関係なサイトに再活用されているケースもありました。

で、選挙キャンペーンサイトでも映画サイトでも何でも、全く異なるサイトに変貌していたときに「ああ、これはドメインの破棄後に第三者が再取得して別サイトの運営に使われているのだな」と簡単に分かる場合は、そんなに問題はないかもしれません(だからあっさり破棄されるんでしょうけども)。
しかし、個人や企業で使っていたドメインの場合、再活用される内容によっては、元の運営者にダメージが及ぶケースもありそうで注意が必要だと思います。

▼個人サイトが、いかがわしい広告サイトやアダルトサイトに変貌した場合のダメージ

個人サイトや小規模企業サイトの場合、「○○さんのサイト」みたいな個人名でリンクされている状況はよくありますよね。で、そこをクリックするとアダルトサイトに繋がってしまったら、元々所有していた人や企業のイメージに傷が付いてしまう気がします。

必ずしも皆が「これは○○さんの運営サイトではない」と気付いてくれるとは限りませんし。まあ、外国語のアダルトサイトになっていたらさすがに気付いてくれる可能性は高いかもしれませんが。たとえば、怪しい除霊グッズの販売サイトとか「あってもおかしくない」みたいな微妙な内容になっていたら、「あれ、○○さん、今はこんな販売に手を染めているの……?」みたいな誤解を受けそうです。それは結構なダメージではないでしょうか。

▼元のサイトのデザインそのままに、別の個人サイトに変貌した場合のダメージ

もう1点、最近「こんなリスクもあるのだな」と気付いたのが、「元のサイトのデザインそのままに、別の個人サイトに変貌しているケース」です。

とあるライトノベル作家さんのブログサイトでは、独自ドメインが使われていたものの、ブログツール側の公式テンプレートそのままのデザインでブログが運営されていました。ブログの場合、そういう運営形態もよくありますよね。

しかし、ずいぶん前にその作家さんはブログの更新をやめ、最終的にはドメインを破棄されたようでした。
で、その後に第三者がそのドメインを再取得したようなのですが、その際に元のサイトと全く同じブログテンプレートを使って、異なるブログの運営を始めたようでした。
この場合、従来から時々通っていた閲覧者からすると、「作者さんがブログの更新を再開したのかな?」というように見えてしまうと思います。

内容は別に特に悪質なものではなかったのですけども、私が最初に見たときは「へえ、あの作家さん、こんなことも言うのか」とその内容を意外に感じました。しかし、よくよく見ると運営者名が別人になっていたので、「ああ、これは破棄されたドメインが第三者に再取得されて、なおかつ、デザインを前サイトと同じにして運営しているのか」と気がついたのですけども。

もっとも、その作家さん本人が別人を装って運営を再開した可能性もあるわけですが。
……というか、そういう疑問を閲覧者に感じさせる時点で、元の運営者のイメージにダメージがありそうな気がします。

上記の「第三者が取得したのだろう」という点は全部推測なのですけども。
そう思ったのは、Wayback Machineで当該ドメインの更新内容を確認すると、Ⓐ「数年間の無更新状態」→Ⓑ「1年ちょっとくらい一切キャッシュのないブランク期間」→Ⓒ「更新再開」という変遷があったからです。Ⓑのタイミングでドメインが破棄されたのだろうなと思いました。(ドメインのWHOISも見れば再取得日時を確認できると思うのですけども、そのときはそこまで深く興味は持たなかったので確認しませんでした。)

▼元のコンテンツまで引き継がれてしまったら、計り知れないダメージがありそう

昔々に運営されていた人気サイトが、今では全く別の怪しげなサイト(日本語ではないこともよくある)に変貌しているケースも時々見かけますが、それらは『昔のサイトとは全く異なるサイト』になっているから、「ああ、このドメインは一度破棄されて、第三者に取得されたのだな」と推測できるわけです。元々あったサイト(ドメイン破棄前のサイト)のデザインをそのまま流用して全く別のサイトを作られてしまったら(もしくは勝手にコンテンツを引き継いで偽サイトが運営されてしまったら)元の運営者へのダメージは比較にならないほど大きくなりそうな気がします。

破棄ドメインを再取得する目的がSEO(検索対策)なら、ドメインだけでなく元々存在したコンテンツ(ページ)自体も丸ごとコピーして運営を続ける方がSEO効果を維持しやすいでしょう。
ドメインを再取得しても(サーバ契約は別なので)元のコンテンツがそのまま手に入れられるわけではありませんが、破棄されてからあまり期間が経っていなければGoogleのキャッシュ等に(ある程度の)ページデータは残っているでしょうから、そこからサルベージすることは容易にできそうです。

完全なコピーではなかったとしても、例えば元のサイトに「運営者のプロフィールページ」があったとして、そこを元の状態に復活させた上で、デザインも元のサイトのままで、メインコンテンツだけアダルトアフィリエイトサイトとかに変えて運営される……というようなことがあると、かなり(元の所有者の)イメージに傷が付くのではないでしょうか。

▼co.jpのような取得可能対象が限られている場合でも安心はできない

日本のccTLD(国別ドメイン名)である「.jp」ドメインには、取得対象者が限られている属性ドメインがいくつかあります。
そのうちの1つである「co.jp」ドメインは、日本国内で登記されている会社しか取得できず、しかも原則として1社1ドメインに限定されているので、そこそこ信用度のあるドメインです。が、このco.jpドメインも、破棄されたドメイン名を第三者(第三企業)が再取得することは可能です。
で、実際にそういうケースを目撃しました。

毎日新聞という有名な全国紙がありますよね。2022年現在では、会社サイトは www.mainichi.co.jp で運営されており、ニュースサイトは mainichi.jp で運営されています。個人的にはWall Street Journal(日本語版)を読むのに毎日新聞のデジタル版を契約する方が安いので利用していまして、ついでに毎日新聞社の記事もほぼ毎日読んでいます。
その毎日新聞社は、昔々2004年~2007年の間だけ、毎日新聞社とMSN(=Microsoftのポータルサイト)が共同で作った「MSN毎日インタラクティブ」という会社経由でニュースを配信していまして、そのサイトは mainichi-msn.co.jp ドメインで提供されていました。
(➡INTERNET Watchによる2004年の紹介記事

このドメインが、今は両社に無関係の他社に再取得されているようで、まったく別のサイトになっています(作りかけなのか、もしくは運営終了で荒れているのかよく分からない状態になっていますが、Webサイト自体は存在します)。
co.jpドメインは日本国内で登記した会社しか取得できない制約があるので、ドメインを破棄しても他社(他者)に再取得される可能性は低そうに思っていたのですが、再取得できないわけではないので、こういう事例もあるのですね。
思いっきり元の所有会社の固有名詞が2つも含まれたドメイン mainichi-msn.co.jp ですけども、SEO価値を考えればドメイン名などどうでも良いのでしょう。(^_^;) 何せ、毎日新聞社とMSNがニュース配信に使っていたドメインですからね……。

▼閉鎖から8年間はMicrosoftがドメインを維持していたようだけど

このドメインは、2008年頃までは「毎日新聞社の新サイト(毎日jp)」と「MSN産経ニュース」の両サイトへ移動を促すページが公開されていました。
2009年頃からは、Microsoftの検索サイトBingのトップページへリダイレクトされるように設定されていましたので、この mainichi-msn.co.jp ドメインは毎日新聞社ではなくMicrosoftが権利を引き継いだっぽいです。
しかし、2015年頃に破棄されたようで、2016年に今の所有者が再取得したようでした。(JPRSのWHOISで調べると、2016年7月31日にとある株式会社が取得したことになっていましたので。)

Microsoftとしては、サイト閉鎖から8年間ほどドメインを維持してきたので充分だと考えたのでしょうね。取得者が「日本国内で登記している会社」に限られているco.jpドメインですから、再取得される可能性は低そうですし、たとえ再取得されても元の所有者にダメージがあるようないかがわしい使われ方をする可能性はもっと低そうですから、「8年間も維持しておけば充分だろう」と考えるのも無理はないとは思います。(^_^;)

実際、Googleも「1年間くらいリダイレクトし続けておけば、そのサイトに与えられていた評価値はリダイレクト先に移る」みたいなことを言っていた気がします。なので、かつて mainichi-msn.co.jp が獲得していた評価値はとっくに(リダイレクト先である)Bingサイトに移っていたとは思います。

ただ、有名企業のニュースサイトだったわけですから、いろんなサイトから多数リンクされていたでしょうし、そのリンクは今現在も消されずに残っている可能性があります。(私のサイトもリンクを消さずに残していたサイトの1つです。^^;)その場合、ドメインを再取得した後でSEO価値を(ある程度)復活させるのはあまり難しくないのではないかという気もします。例えば、アクセス解析結果から自サイトへのリンクに使われているURLを調べて、そのURLの位置にコンテンツを置くようにするとか。

Microsoftの財力ならco.jpドメイン1つを維持する費用くらい大した問題ではないでしょうから、ずっと維持しておいて欲しかったなと思います。

なお、この「MSN毎日インタラクティブ」という会社は、売上30億円まで成長したものの社内政治抗争の余波で2007年に協業解消したとWikipediaに書いてありました(Wikipediaに書いてあることが正しいとは限りませんけども)。そういう喧嘩別れみたいな終わり方の場合で、両社がドメインのSEO価値に気付いていれば、ドメインをどちらの会社が引き取るかという点でも揉めそうですね。(^_^;)

▼対策は?

co.jpドメインの場合、法人を解散したらドメインも破棄せざるを得ないでしょうね。
子会社を解散させただけで、引き継ぐ親会社があるという場合には、先の mainichi-msn.co.jp のように「1社1ドメイン」の原則に縛られずに所有できるのかも知れませんが。(JPRSサイトには、『合併、組織名変更、事業譲渡などの場合は、「1組織について2以上の属性型地域型JPドメイン名の登録をすることができる」』というようなルールがあるように書かれていました。)

しかし、単独で存在していた会社が廃業すると、そのco.jpドメインはそのまま破棄するほかないでしょうね。
ただ、廃業した事実が自動的にJPRSに通知されるわけではないでしょうから、会社のドメインを管理していた人が、個人的にドメイン維持を続けることはもしかしたら可能なのかもしれませんけども。
とはいえ、廃業に至るような状況では、ドメイン名のその後のことなどを考えている余裕はないかも知れませんが……。(^_^;)

先日のブログ記事で、20年前~15年前頃に書いたコミケレポートコーナーをリニューアルしたという話をしました。そのコンテンツには既に閉鎖されたサイトへのリンクが多数あり、その中にはいかがわしいサイトへのリンクになってしまっているものもあったのでリンクを見直したのです。そのまま放置し続けてしまうと、閲覧者をいかがわしいサイトへ誘導してしまうだけでなく、いかがわしいサイトのSEO価値向上に一役買ってしまうことにもなって望ましくありません。
外部サイトへのリンクを含むコンテンツを長く放置するのも望ましくないのですね……。(だからといって消した方が良いとは思いませんが。)

自サイト内のリンクを一括抽出して、リンク先が意図通りかどうかを自動チェックできる何らかの仕組みがあると望ましいのですけども。
リンク先の「Not Found」を検出するような支援ソフトは昔からあると思いますが、ドメインが再取得された結果として全く別のサイトに変貌している場合、それを自動で検出するのは困難でしょうね。ドメインが破棄されると一定期間はどこにも繋がらない状態になります。これは「元の所有者が誤って権利更新を忘れてしまった場合」等に対応するための猶予期間です。なので、リンク先が繋がるかどうかを頻繁にチェックしていれば、その猶予期間中に繋がらないことが分かるので、ドメインが破棄された可能性に気付くことはできそうですけども。(ただ、本当に所有者が更新を忘れて一時的に見えなくなっただけで、その後に元の所有者が元のサイトを復活させる可能性もないとは言えないわけですが。)

ドメイン名のWHOISで、そのドメインが新規取得(=過去に誰も所有したことのないドメイン名)なのか再取得(=過去に破棄されたことのあるドメイン名)なのかの情報も提供されるようになると、自動判断に使えて望ましいのですけどもね。
まあ、「最初にそのサイトへリンクした日」を記憶しておいて、ドメインのWHOISで「ドメイン名の取得日」と比較することで、所有者の変化を自動検出する方法はありそうな気もしますが。
とはいえ、その方法はあくまでも「運営者が独自ドメインを使っている場合」にだけ有効なので、「レンタルサーバ会社が所有しているドメインのサブドメイン」とかで運営されていて、そのサブドメインが破棄された後に第三者が再取得したケースとかは、自動検出しようがなさそうですけども。

山ほどブログ記事を書いている場合、外部サイトへのリンクも山ほど書いている可能性があるので、なかなか人力で全部チェックするのは現実的ではない可能性もあって悩ましいです。
とりあえず、「リンク先が意図しないサイトに変貌している可能性がある」と認識だけでもしておいた方が良い気はします。

SEO的な価値をできるだけ下げてからドメインを破棄するために私が使った手段の話

長く運営してきたサイトを閉鎖してドメインを破棄しようとするときには、1年間くらいは「閉鎖しました」的なメッセージだけを残しておいて、しっかりそれを方々にキャッシュさせておいて、サーバを解約した後も数年くらいはドメインだけは権利を保持して「どこにも接続できないドメイン」みたいな感じにしておいた方が良さそうな気がします。そうしておけば、破棄ドメインが再取得されて、しかも同じデザインで別サイトを運営されてしまったとしても、「別人が運営している」と気付いてくれる人の割合を増やせそうですから。一番良いのは破棄しないことですけどね。^^;

さて、以下は私がとあるウェブサイトを閉鎖して、そこで使っていた独自ドメインを破棄しようとする過程で、ドメインのSEO価値をできるだけ下げておくために採った手段の話です。
まだ破棄していないので、この方法がどれくらい望ましいのかは分からないのですけども。(機会があれば追記します。^^;)

▼2000年代から所有している .com ドメインを破棄するために採用した手順

2000年代から所有している.comドメインを1つ破棄する計画を数年前から持っていました。
ただ、いきなりドメインを破棄すると(それなりに長く所有しているドメインな上にそこそこのページ数があったサイトなので)SEO目的で広告会社等に再取得されてしまう可能性があるでしょうから、SEO的な価値を充分に下げてから破棄する計画を立てました。

  • まず、ウェブサイトは2年前くらいに完全閉鎖しました。
  • 他サイトに移した一部のコンテンツだけは個別にリダイレクトさせ、
  • 残りは(移したコンテンツ群を統括する他サイトのHOMEへ)一括リダイレクトするようにしました。

その状態で1年間放置したところ、検索結果には完全に出てこなくなりました。

  • そこで1年ちょっと前からはリダイレクト処理も終了させ、
  • アクセスしてもサイト全体で「410 Gone」のエラーを返すだけの状態にしてあります。

ブラウザでアクセスすると、下図のようにシンプルなエラーメッセージが見えます。

シンプルなエラーメッセージ「410 Gone:The requested resource is no longer available on this server and there is no forwarding address. Please remove all references to this resource.」

ここまですればSEO的な価値はゼロに等しいくらいに下がっているのではないかと期待していました(過去形)。
で、ドメインの期限が迫ってきた頃に、予定通りに権利を放棄しよう、……と思っていたのですけども......

▼自サイト内からのリンクが結構あったので、それを削除し終わるまでドメインの権利だけは延長

ふと、自サイトの古いブログ記事からわりとたくさん当該サイトへリンクしていたことに気付いたのですよね……。
当該サイトを運営していた頃は、そのサイトへのトラフィックを増やしたい意図もあり、そのサイトが便利だったこともあって、よくリンクしていました。

他所のサイトからリンクされている場合にはどうしようもありませんけども(※成功度合いから考えて、あまり外部からのリンクは獲得できなかったのではないかと思ってはいますが)、せめて自サイトからのリンクくらいは消しておく方が、よりドメインの価値を下げられて望ましいでしょう。なので、ちょくちょく削除作業を進めていたのですけども、予想以上に多くて手間が掛かってしまいまして、ドメイン期限までに作業は完了しなさそうでした。

なので、ドメインの破棄は1年先送りして、もう1年だけ所有しておくことにしました。
破棄すると決めているドメインに、さらに1年分の維持費(1,728円)をかけるのもどうかと思わなくもないのですが、失効直後に広告サイトに変貌しても嫌な気分になるでしょうから、精神安定のための保険と考えました。
完全閉鎖から2年も経っている上に、ただの個人運営サイトだったわけですから、既にその心配はないとは思うのですけどもね。まあ、念には念を入れて。

そのドメインの維持に使っているムームードメインからは、「同じドメインを取り戻すことは非常に困難よ」という警告が何度かメールで届いていました。
こういうのを見るとポジショントークではないのかと思ってしまいそうですけども、本当にそういうケースがあるのは上で説明した通りです。

ドメインの有効期限2日前のお知らせ

当初の予定では今は既にそのドメインを破棄してから2ヶ月が経っている頃だったので、具体的にそのドメインがどうなっているか(再取得されないまま済んでいるか)ここで報告できたのですけども。^^;
その辺は来年あたりに追記しようかと思います。(もし覚えていたら。^^;)

そろばんはデジタル

デジタルが苦手?

デジタル庁という行政組織ができたり、「デジタルが苦手な高齢者」みたいな表現が使われたり、何かとPC・タブレット・スマートフォンのようなコンピュータ(情報通信機器)を指して「デジタル」と言われる世の中ですけども、デジタルというのは電子機器のことだけを指すわけではないんですよね。「そろばん」もデジタルですし、「指を折って数える」のもデジタルです。

コンピュータを使っておらず、電気すら使っていなくても、デジタルなものはあるのです。

▼デジタル

そろばんの珠は、例えば一珠を1つ上に動かすと「1」を表します。この珠1個分の移動距離を100%としたとき、ほんの少しだけ微妙に足りない97%ぶんだけしか珠を動かさなかったからといって「0.97」という値を表すわけではありませんよね。一珠を使って表されるのは「0」か「1」のどちらかだけです。こういうのをデジタルと言います。

物の総数を数え上げるときに、両手の指を折って数えることがあります。たいていは親指から順に折って数えると思いますけども。これも、親指の曲げ方がほんの少しだけ足りなかったからといって「0.9」を表したりはしませんよね。1本の指で表されるのは「0」か「1」のどちらかだけです。指を曲げてさえいれば、その曲げ方が足りていても足りていなくても「1」は「1」です。こういうのをデジタルと言います。

そろばんも指も、どちらも電力は使っていませんが「デジタル」です。

なお、そもそも「デジタル(digital)」という言葉の語源は「指で数えること」なのだそうです。「digit(ディジット)」が「指」のことなのだとか。

▼アナログ

アナログは、例えば自動車の運転席にある速度計を思えば分かりやすい気がします(最近はデジタル表示なのもありますが、針があるタイプを思い浮かべて下さい。^^;)。
例えば速度を示す針が 50km/h と 51km/h のちょうど中間を指しているなら、それは 50.5km/h を表していますよね。その位置からさらに半分ほど 51km/h の方へ針が移動したなら、それは 50.75km/h を表します。

時針・分針・秒針のある時計(アナログ時計)では、秒針がコチコチ言わずに連続的に動く『連続秒針』タイプの製品があります。秒針がうるさくないメリットがあるので、アナログ時計を買うならお勧めです。この連続秒針タイプの時計を考えるのも分かりやすいでしょうね。
例えば、秒針が「0秒」と「1秒」の間を90%ほど移動したとき、それは「0.9秒」を表しています。92%だけ移動したときなら「0.92秒」ですね。

体温計とか温度計とかは最近はデジタル表示なものが多い気がしますが、ガラス管に赤色の液体が入った温度計もありましたよね。液体の端が36度と37度の中間にあれば、それはもちろん「36.5度」を表しますよね。

このような、連続的に変化する量で表現されるもののことをアナログと言います。

デジタルとアナログの違いに、コンピュータとか電力とかは関係ない

というわけで、そろばんはアナログではなくデジタルなのです。
そろばんで計算できたり、指を折って物を数えることができるなら、デジタルを使えているわけです。(笑)

したがって、「デジタルが苦手」と言ってしまったら、偏屈な人からは「指を折って物を数えることもできないのかな?」と思われてしまうかもしれませんので、気をつけましょう。
逆に、「デジタルが得意」と言ったところで、偏屈な人からは「指を折って物を数えるくらい皆得意でしょうね」くらいにしか思われない可能性もありますので、もう少し具体的に何が得意なのか主張した方が良いと思います。(笑)

▼余談

なお、個人的にはデジタル庁は「IT庁」ではないのかな、と思っています。
IT(Information Technology)を使って行政の効率化を図ろうということなんじゃないんですかね。
ただ、「コンピュータで処理可能なようにする」という意味で「デジタル化(Digitization)」という言葉もあるので、そのデジタル化を図る組織という意味で「デジタル庁」でも良いのかもしれませんが。^^;

まあ名称は何でも良いので、あらゆる行政手続きが自宅でネット経由で済むようになって欲しいです。
あと、マイナンバーカードの有効期限が10年なのに、そのICに載せる公的個人認証の有効期限が5年しかないのもどうにかなりませんかね……?(来年の確定申告までに更新が必要なので今年中に市役所へ行かねばならぬ。)

コミケレポートコーナーをリニューアルした理由

モバイル対応よりも重要だったのは、閉鎖サイトへの放置リンク

昨日、20年前~15年前頃に書いたコミケレポートコーナーをリニューアルしました。
コンテンツに変わりはないので、何かレポートが増えたわけではありませんし、写真サイズも昔のままの「極小サイズ」なのですけども。ただ、モバイル対応に作り直しましたから、スマートフォン等の極小端末でも正しく閲覧できるようになりました。文字コードを(以前のSHIFT-JISから)UTF-8に変更したので文字化けの可能性も減ったでしょうし、ページのヘッダやフッタを現在のデザイン(と言ってももう10年以上使ってきたデザインですけども)に合わせてサイト内の一貫性も出たと思います。

コミケレポートコーナー(左が旧デザイン、右が新デザイン)

ただ、モバイル対応は「ついで」であって、リニューアルした理由は、モバイル対応がしたかったからではありません。
それよりももっと重要な理由は、既に閉鎖されたサイトにリンクしていたからです。

ただ閉鎖されただけならリンク切れになるだけなのでまだ良いのですが(いや、良くはありませんけども^^;)、サイト閉鎖後に「破棄されたドメイン」を第三者が再取得して、まったく異なるサイトの運営に使われているケースが多々あることに気付きました。その結果、私が意図しないサイトへ(コミケレポートから)リンクを張っている形になっていて、とても望ましくない状態になっていました。
なので、リンクを見直して修正する必要があるなと強く思ったのです。

▼閉鎖されてドメインが破棄された人気同人サイトは、すぐにドメインが再取得されて別サイトになるっぽい

長く運営されてきたウェブサイトで使われているドメインには、SEO的な価値があります。元々のコンテンツが検索サイトから評価されていた点もありますが、外部サイトから多数リンクされていることもあって、サイトが閉鎖されてもすぐにはSEO価値は下がりません。
ドメイン名の権利は、元の所有者が破棄したら(一定期間後には)誰でも再取得可能になりますから、最近ではドメインを破棄すると(SEO価値のありそうなドメインなら)あっという間に第三者に再取得されてしまいます。

それは同人サイトも例外ではありません。
というか、オタク業界は元々ネットと親和性が高いので、同人サイトは様々な他サイトから多数のリンクを獲得してきたでしょうから、むしろ「2000年代から運営されていたものの閉鎖されてドメインが破棄された元同人サイトのドメイン」というのは、SEO的にはとても美味しいドメインなのではないかと思います。

▼広告サイトだったらまだマシなのだけど

私のコミケレポートからも多数の同人サイトにリンクしていたのですが、だいたい半分くらいのサイトが既に閉鎖されていたように思います。さすがに15~20年も経っていますから、ある程度は仕方ないですね。

で、プロバイダ提供スペースで、そのプロバイダ自体がウェブサイトの公開サービスをやめてしまった場合には「単なるリンク切れ」で済みます。
しかし、独自ドメインを使って運営されていた同人サイトも結構あるのですよね。
そういうサイトのドメインが(第三者に再取得された結果)まったく別のサイトの運営に使われてしまって、私のコミケレポートからは「リンク切れ」にはならずに「意図しないサイトへのリンク」になってしまっているケースもいくつかありました。

まだ広告サイト(単に広告キーワードのリンクが並んでいるだけのページ)だったらマシなのですけども、特に人気サークルが使っていたドメインは、怪しげなサイトとか海外アダルトサイトとかに変貌していることもありました。
「このサイトはまだあるかな……?」と思ってアクセスしたら、外国語が書かれたアニメーションGIFのアダルト写真がビカビカ光りまくって目が痛いアダルトサイトが表示されて驚く、みたいなことも数回ありました。(^_^;;;

さすがにそんなサイトにリンクし続けると、『コミケレポートで言及しているサークルの情報があるだろうと思ってリンクをクリックしたのにアダルトサイトに繋がった!』みたいな事態になって望ましくありませんし、何よりそんなサイトにSEO的価値を提供し続けることになってしまいます。ですから、それらを修正する必要性を強く感じました。
なので、コミケレポートとしてのコンテンツには何も変化も追加もないままでも、全面リニューアルしたのです。

直接リンクには閉鎖リスクがあるので、それをできるだけ最小限にするための施策

長くウェブサイトを運営していると、直接相手サイトにリンクを張ってしまうのもリスクがあるのだな……と思いました。
少々面倒ですが、他サイトへリンクする際には何らかのクッションを挟んでおく方がメンテナンスしやすくて望ましそうです。

というわけで、私のコミケレポートでは「サークル&人物リンク集ページ」を別途設けておいて、各レポートに掲載しているサークルバナー画像からは、(直接相手サイトにリンクするのではなく)この「サークル&人物リンク集ページ」の当該箇所にリンクするように変更しました。

リンク先に直接リンクはせず、リンク集ページを経由してリンクする。

こうすると、次のメリットがあります。

  • 閉鎖した事実を示しておける。(リンク先に繋がらなかったり、全く別のサイトに変貌したりしている場合でも、それを見せることなく「閉鎖された」という事実だけを示せる。)
  • リンク先サイトが今後に閉鎖されてしまった場合のメンテナンス作業が楽になる。(修正するのは1ページだけで済む。)

▼リスクが高そうなサイトには、さらに

ドメインが再取得されてアダルトサイトとかの怪しげなサイトに利用されていたのは、主に(私が確認した範囲では)年齢制限コンテンツを掲載していた同人サイトでした。
なので、「リンク先が閉鎖された上に、そのドメインが第三者に再取得されて、全く異なるサイトの運営に使われている」という事実に気付くのが遅れたとしても、渡してしまうSEO的価値を抑えられるようにする施策として、年齢制限ありサイトへのリンクには rel="nofollow" の属性を加えておきました。

その方法が常に良いとは思わないのですけども、このコミケレポートコーナーに関しては少なくとも15年間は(リンクジュースを渡す形で)リンクし続けてきたわけですから、今から rel="nofollow" を加えてリンクジュースを渡さなくなっても、敬意は充分示せたのではないかと考えました。(なので、もし新しくリンクすることがあれば、そのリンク先にこの方法は使わないと思います。)

▼外部サイトリンク用のCGIを作りたい(気もする)

私が過去に作ったフリーCGIの1つに、短縮URLを生成するCGIがあります。(今でも配布しています。)

昔は長いURLを掲示板にそのまま書くとデザインが崩れて迷惑になることがありましたし、初期のTwitterはURLを構成する文字もすべて1文字は1文字とカウントされていたので長いURLを書くと本文を書ける分量が大幅に減ってしまう仕様でした(今ではTwitter側が短縮URLを自動生成するので、URLの長さは無関係になりましたが)。なので、『長いURLを短くする』という需要がそこそこありまして、短縮URL提供サービスもいくつかありました。

しかし、外部サービスはいつか閉鎖してしまう可能性があり、閉鎖されるとリンク切れになってしまいます(Googleも短縮URL生成サービスを提供していましたが閉鎖してしまいました)。外部サービスに頼らずに、自分のサイトに『自分専用の短縮URL生成サービスを設置』しておけば、自分のサイトを閉鎖するまではリンク切れになることがありません。そういう用途のために作ったCGIです。

現状では単なる転送機能しかないのですけども、例えば「転送先がNot Foundになった場合」には管理者にメールで通知が届くような機能を加えておけば、外部サイトへのリンクには必ずこのCGIを経由することにしておくことで、外部サイトの閉鎖に気付きやすくなるメリットがありそうな気がします。それに、(同一URLに対しては必ず同じ短縮文字列が生成される仕組みにしておけば)自サイト内の様々な場所にリンクが散らばっていたとしても、CGIのデータ1つを修正するだけでリンク先を変更できるメリットもあります。

外部サイトにリンクしようとする度にCGIで短縮URLを生成しないといけない手間はあるものの、使えばそれなりに便利そうなので、なんとなく作りたい気もしてきました。(^_^;)

コミケレポートを自分で読み返すとちょっと面白い(笑)

コミケレポートはたった8本しかないのですけども、読み返すとなかなか面白いです。記録しておいて良かったなと思いました。^^;
力尽きて書けなかったときもありましたし、そもそも書こうと思わなかった頃もありましたので、全参加回のレポートがあるわけではないのですけども。

レポート初回のコミケ60では、掲載している写真がすべてフィルムカメラで撮影したもの(を現像したものをスキャナで取り込んで画像化したもの)です。当時はそんな時代でしたねえ……。次のコミケ61からはデジカメで撮影しているのですが。
たぶん、コミケ65くらいからは、胸ポケットに収まるサイズのデジカメ(CASIO EXILIM)を使って大量に撮影していた気がします。胸ポケットに入るサイズだと取り出すのも一瞬ですから本当に気軽に撮影できるので、1回のコミケで200枚以上くらい撮影していました。今ならデジカメを用意しなくてもスマートフォンで同じことができますけども。^^; 当時はまだスマートフォンなる物体は世の中にありませんでした。カメラ付きの携帯電話(ガラケー)は存在したものの、たぶん解像度が低すぎて役に立ちにくかったのではないかと思います。

20年の歳月を経て閉鎖されてしまったお台場ヴィーナスフォートでのオフ会の様子がコミケ66(2004年の夏コミ)レポートにあります。
ヴィーナスフォートへ行ったのは後にも先にもこの1回だけでした。
東京タワーへ行ったのもコミケのオフ会で行った1度きりです。ただ、東京タワーはまだ今でも存在するので、今後に足を踏み入れる可能性がないとは言えませんが。^^;

ほとんど記憶にはなかったのですが、レポートを読み返して「そういえばそんなこともあったな……」とおぼろげに思い出しました。
今はもうコミケ会場で煩悩の赴くままに同人誌を探すのは体力的にしんどいです。(笑) まず東京に行くのがしんどい。^^;
コミケレポートに登場する人々とは今でも付き合いがありますが、コミケ会場で休憩がてら挨拶に行けるようなスペースがないという点もちょっと大きい気がします。

そんなわけで、コミケレポートコーナーを15年ぶりにリニューアルした話でした。

関連日記:
ウェブサイトを閉鎖するときはSEO的価値を消滅させてから(@2022年4月22日)
放棄した独自ドメインが広告サイト化してしまうダメージに注意(@2016年10月1日)

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